ご相談タイトル:抜歯後の疼痛 



●もう一度脳神経外科・神経内科相談
掲載掲示板記事一覧に戻る●


書き込み欄へ この脳神経外科・神経内科相談掲示板の「書き込み欄」へとぶ ヘルプ

☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。
これはお大変なことと存じます。

多くの事例で
「おやしらず抜歯」後の「持続性」の
「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」領域
の疼痛が「持続」する「病態」として。

患者さんが
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
を元来もたれている事例が大変多いものです。

このような場合「「おやしらず激痛」から
「頭痛系の「病態」」へと「話」がとぶようですが。

「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
「治療戦略」を開始することにより
「抜歯後疼痛」が一気に寛解することが多いものです。


下記順を追って御回答致します。






#1
##1
「はじめまして。ご相談させていただきたく、お願い致します。
43歳、女性、主婦です。
1ヶ月半前に歯科医院にて親知らずを抜歯しました。
抜歯後の激痛は1週間程度で消失したものの、その後も
痛みが続き、心身ともに苦しい状態にあります。
痛みはビリビリした感じで、痛む場所は歯全体であったり、
特定の歯であったり、頬であったりします。
1日に4−5回、持続時間は2−3時間で、ほぼ1日中痛みが
気になります。痛みが移動する感じもあります。
また、これに伴い、食事困難、睡眠障害もあります。
特に食事は痛みが増すため、苦痛でもあります。
歯科医院にて口腔外科を紹介され受診しました。
CTを何枚か撮りましたところ、神経の断裂等は認められない、
との事でした。しかし抜歯により末梢神経が損傷した可能性がある、
との事でした。とりあえず経過観察となりました。
薬は抗うつ剤とビタミン剤です。
ご質問申し上げたい点は、末梢神経の損傷ならば、この痛みは根治する
ことができるのか、もしくは難治性の疼痛に移行してしまう可能性が
あるのかどうかです。
神経内科、もしくはペインクリニックを受診すべきでしょうか。
ご意見お伺いできれば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。」
との事です。




#2
##1
「歯科医院にて口腔外科を紹介され受診しました。
CTを何枚か撮りましたところ、神経の断裂等は認められない、
との事でした。しかし抜歯により末梢神経が損傷した可能性がある、
との事でした。とりあえず経過観察となりました。
薬は抗うつ剤とビタミン剤です。」
との事です。

##2
御相談者の御相談の御記載内容からは
疼痛領域は「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」
ということになります。

##3
「神経の断裂等は認められない、
との事でした。しかし抜歯により末梢神経が損傷した可能性がある、
との事でした。」
との「お受けもちの先生」の「御診断」であるようです。


##4
「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」が
「断裂」していれば「無感覚」になり「疼痛」は発生しませんし
「断裂」などあらば大変なことですから「臨床神経診断学」からも
「断裂」は考えられません。

##4
「しかし抜歯により末梢神経が損傷した可能性がある、
との事でした。とりあえず経過観察となりました。」との事です。

##5
「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」の
「おやしらず」近くに「分布」する神経は当然「おやしらず」の抜糸
により「なんらかの影響」を受けた可能性は御座います。






#3
##1
ご周知のことと存じますが「おやしらず」を「おやしらず」と呼称
されるかといえば。

##2
「おやしらず」を抜歯する技術の乏しかった「その昔」に
「おやしらず」が「炎症」=「虫歯:カリエス」を起こすと
「親をもわすれる」激烈な痛みがあるから「おやしらず」と
いわれます。

##3
そして「おやしらず」の抜糸も「おやしらず」が「おやしらず」の
劇症の炎症性疼痛を起こす可能性があるから
未然に「抜糸」の「適応」となるもので御座います。







#4
##1
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##2
けれども
「抜歯後の激痛は1週間程度で消失したものの、その後も
痛みが続き、心身ともに苦しい状態にあります。
痛みはビリビリした感じで、痛む場所は歯全体であったり、
特定の歯であったり、頬であったりします。
1日に4−5回、持続時間は2−3時間で、ほぼ1日中痛みが
気になります。痛みが移動する感じもあります。
また、これに伴い、食事困難、睡眠障害もあります。
特に食事は痛みが増すため、苦痛でもあります。」
との事です。

##3
「おやしらず」の「おやしらず激痛」を未然に防ぐための
「お受けもちの先生」のご好意の「おやしらず抜歯」が
「おやしらず激痛」を発生させてしまわれたとはなんとも
皮肉なことですし。

##4
また御相談者の御苦悩も「いたいほど」よくわかります。





#5
##1
「ご質問申し上げたい点は、末梢神経の損傷ならば、この痛みは根治する
ことができるのか、もしくは難治性の疼痛に移行してしまう可能性が
あるのかどうかです。
神経内科、もしくはペインクリニックを受診すべきでしょうか。
ご意見お伺いできれば幸いです。」との事です。

##2
「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」の
損傷がある可能性との「お受けもちの先生」の「御診断」の
この御相談者と同様の「症状・症候」の事例は稀ならず御座います。

##3
多くの方が「ある日」突然に疼痛が消失してしむということも
なくはないのですが御相談者の御相談の御記載内容からは
本腰をいれての「治療戦略」が必要と今の私は考えます。

##4
「もしくは難治性の疼痛に移行してしまう可能性があるのかどうかです。」
との事です。

##5
「難治性の疼痛」に移行する可能性は少ないと今の私は考えます。

##6
但しこの「疼痛」に対して「鎮痛剤」は一切無効で御座います。

##7
御相談者の御相談の御記載内容からは
本腰をいれての「治療戦略」が必要と今の私は考えます。

##8
下記順を追って御回答致します。






#6
##1
「薬は抗うつ剤とビタミン剤です。」との事です。

##2
「抗うつ剤」と「真っ赤な包装」のビタミンB12を内服されていらっしゃる
ものと考えます。

##3
##2にて御相談者の「現在の疼痛」は軽減されてはいないように
今の私は考えます。
如何でしょうか。

##4
もしも「全く無効」であれば新たなる「治療戦略」をしっかりと
立てねばなりません。

##5
「1ヶ月半前」であれば「8月初頭」の抜歯ということになります。

##6
まだ抜歯周辺組織が「安定」した状態ではないので
なんともいえませんが。

##7
「抜歯後の激痛は1週間程度で消失したものの、その後も
痛みが続き、心身ともに苦しい状態にあります。
痛みはビリビリした感じで、痛む場所は歯全体であったり、
特定の歯であったり、頬であったりします。
1日に4−5回、持続時間は2−3時間で、ほぼ1日中痛みが
気になります。」
との「症状・症候」からは。

##8
「おやしらず抜歯」の際の「局所麻酔」の際の
「なにがしら」の機転での「腰痛発生」の方が
「高い」ように今の私は考えます。

##9
また話しが急にとびますが
御相談者の御相談の御記載内容からは。

##10
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
という「機能性頭痛」をおもちの患者さんの「おやしらず抜歯」後
の「症状・症候」に酷似いたします。

##11
##10のような場合
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服や
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたすことにより
急速に疼痛が寛解することが御座います。

##12
もしも御相談者には「頭痛・肩こり・頸こり・背中こり」
がお強いようであれば。
これは「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
を御持ちであると考えます。

##13
このような「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の患者さんが「おやしらず抜歯」をされると
とんでもない疼痛が発生・持続することが御座います。

##14
「難治性の疼痛」というよりは「うっとうしい思い」感じの
「ピリピリ感」で「症状・症候」がきます。

##15
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の患者さんの特徴を「補足1」に御記載致します。
御参照いただければ幸いです。









#7結論:
##1
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の
患者さんが「おやしらず抜歯」をされますと
とんでもない「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」
領域の「疼痛」となって残存されることが御座います。

##2
もしも御相談者には「頭痛・肩こり・頸こり・背中こり」がお強いようであれば。

##3
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」を
元来御持ちであると考えます。

##4
この場合御相談者の御相談の御記載内容のような「抜歯後疼痛」が
発生することが稀ならず御座います。

##5
この場合
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
に対する「治療戦略」をとらないと。
「三叉神経」の「第3枝」=「下顎神経;かがくしんけい」領域
の疼痛で患者さんは苦しまれます。

##6
もしも御相談者には「頭痛・肩こり・頸こり・背中こり」
がお強いようであれば。

##7
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
を御持ちであると考えますから。

##8
「頭痛系の疾患」がお得意な「脳神経外科専門医」
の先生を御受診されて
まずは「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
に対する「治療戦略」を取っていただくと宜しいと今の私は考えます。

##9
但し「脳神経外科専門医」の先生の中にも
「頭痛系の疾患」が苦手な先生のいらっしゃいます。
このことは何卒覚えておかれ手術下さいませ。

##10
「神経内科、もしくはペインクリニックを受診すべきでしょうか。」
との事です。
この「「症状・症候」は「神経内科専門医先生」の「分野」では
御座いません。

##11
また「ペインクリニック」の「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのも宜しいのですが。

「星状神経ブロック(SGB)」による「治療」になり
結果論として「症状・症候」は改善されないようにも今の私は考えます。








上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。




++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 
さて「緊張型」には特徴がございます。


##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1−2月)そして梅雨のころ胃や下腹部が痛かったことは
(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。



##25
咳をすると痛みませんか。
もしくは虫歯もないのに奥歯が痛みませんか。



##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
あるいは洗髪で頚部前屈されて「症状・症候」がでませんでしょうか。

(バーバーズ・サインBarBer's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」は
「上気道」や「呼吸器」の「症状・症候」が併発しますので。
##31
「ウイルスによる風邪症候群」と間違われて「風邪症候群」
あるいは気管支炎からの熱発と頭痛というように包括されてしまうことが
少なからず御座います。
##32
「反復性上気道感染」のため「リンパ節腫大」と「緊張型」による
頚部・顔面の「しこり」か区別されていないことも御座います。
##33
そのため「リンパ節腫大」とか「頚部のしこり」とか「緊張型」の患者さん
は「表現」されるため「「悪性リンパ腫」などとんでもない疾患の
検査をされることが御座います。
##34
左側のほうが「症状・症候」お強く御座いませんでしょうか。



以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 

何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。
[2004年9月16日 9時32分1秒]

お名前: よしこ   
はじめまして。ご相談させていただきたく、お願い致します。
43歳、女性、主婦です。
1ヶ月半前に歯科医院にて親知らずを抜歯しました。
抜歯後の激痛は1週間程度で消失したものの、その後も
痛みが続き、心身ともに苦しい状態にあります。
痛みはビリビリした感じで、痛む場所は歯全体であったり、
特定の歯であったり、頬であったりします。
1日に4−5回、持続時間は2−3時間で、ほぼ1日中痛みが
気になります。痛みが移動する感じもあります。
また、これに伴い、食事困難、睡眠障害もあります。
特に食事は痛みが増すため、苦痛でもあります。
歯科医院にて口腔外科を紹介され受診しました。
CTを何枚か撮りましたところ、神経の断裂等は認められない、
との事でした。しかし抜歯により末梢神経が損傷した可能性がある、
との事でした。とりあえず経過観察となりました。
薬は抗うつ剤とビタミン剤です。
ご質問申し上げたい点は、末梢神経の損傷ならば、この痛みは根治する
ことができるのか、もしくは難治性の疼痛に移行してしまう可能性が
あるのかどうかです。
神経内科、もしくはペインクリニックを受診すべきでしょうか。
ご意見お伺いできれば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
[2004年9月15日 22時20分29秒]

●脳神経外科・神経内科相談掲示板記事一覧に戻る●
御注意  ここは回答者の回答記入欄です。

御相談者の御相談の記入欄ではございません。
御相談をかきこむためには。
<方法1>
「脳神経外科・神経内科相談掲示板タイトル」直下の「書き込み」をクリックされて下さい。
<方法2>
或は「下記の「書き込みへとぶ」をクリックされて下さい。

山本クリニックの脳神経外科・神経内科相談掲示板御相談「書き込み」へとぶ

●脳神経外科・神経内科相談掲示板記事一覧に戻る●

御注意  ここは回答者の回答記入欄です。
御相談者の御相談の記入欄ではございません。
御相談者の御相談の記入欄ではございません。



氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
●脳神経外科・神経内科相談掲示板記事一覧に戻る●<

山本クリニックの脳神経外科・神経内科相談掲示板御相談「書き込み」へとぶ
山本クリニックの相談掲示板入室ページへ戻る
▲ 山本クリニックのホームページへ ▲