ご相談タイトル:痙攣発作重積で昏睡状態 3 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 0 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。



#1
##1
「ウイルス性脳炎の男子高校生の父です。

山本先生いつも早速のご返事有難うございます。

大変参考になります。

前回の先生からのメール内容を、確認しましたところ、

抗痙攣剤としてエクセグランと
フェノバールを服用している。(口から胃に直接チューブで入れている状態です。)

3日に一度血中濃度を確認していると言う事でした。

筋弛緩剤は使用していない。と言う事でした。

今現在、アイオナールを点滴静注中、呼吸も止まり人工呼吸器中です。

脳波をディスプレイに持続で出してバーストandフラット状態です。

前回アイオナールからの離脱の失敗は、

3日目(アイノナールを半分にした時)に痙攣が起きそうな

バースト波が出たので中止したと言う事でした。(先の尖った波だそうです。)

それで先生に御聞きしたいのですが、
脳波以外にアイオナールからの離脱状況をどのように確認するのですか。

今回は1週間に1CCずつ脳波(波形)を見ながら減量して行くそうです。
(現在、毎時10CC注入中)

目覚めるのに2ヶ月以上かかります。

適正な減量スピードはないのですか。

教えて下さい。よろしくお願い致します。」
との事です。



#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
「抗痙攣剤としてエクセグランと 
フェノバールを服用している。(口から胃に直接チューブで入れている状態です。)

3日に一度血中濃度を確認していると言う事でした。」

との事です。

 

##3

お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

 

##4

けれども何故に

抗痙攣剤を「有効「血中濃度」」を確実に維持する確実性の低い

「胃チューブ:Magen Sonde:マーゲンゾンデ」から注入

していらっしゃるのか。=>##5

 

##5

判断が困難なところです。

抗痙攣剤は経静脈的に通常は御投与されることが

多いのではと今の私は考えます。

もしくは筋肉注射。

 

##6

##5に関しては「お受けもちの先生」の深い

御考えがあるものと存じます

 
 
 
 
#3
##1
「脳波をディスプレイに持続で出してバーストandフラット状態です。」
=>
申し訳ございません。
意味がよく判りません。
 
##2
前回アイオナールからの離脱の失敗は、

3日目(アイノナールを半分にした時)に

痙攣が起きそうなバースト波が出たので中止したと言う事でした。

(先の尖った波だそうです。)

=>

###1

てんかん発作の特有な「突発的波形:sporadic wave」として

「棘波:Spike:スパイク」と

「鋭波:wave:ウエーブ」の「2種類」があります。

###2

てんかん発作の特有な「脳波検査所見」として

「異常背景律動:abnormal back-ground:ABG」があります。

「背景律動:back-groun:BG」に「α波」が極端に乏しくなり

「θ波(シータ波)」或は「θ波(シータ波)」よりも

遅い「δ波:デルタ波」が混入してきます。

 

##3

御子息様は「痙攣発作重積」「状態」ですから

##2・###2の

「背景律動:back-groun:BG」の「異常所見」は常に

モニターされているはずです。

 

##4

「脳波検査所見」においては

「鋭波:wave:ウエーブ」或は「棘波:Spike:スパイク」

などは「突発的波形:sporadic wave」ですから。

 

##5

「突発的波形:sporadic wave」である

「棘波:Spike:スパイク」或は「鋭波:wave:ウエーブ」

が「burst:バースト」=「突発出現」したからといって

「てんかん原性」が強まったとは

判断しがたいと今の私は考えます。=>##5

 

##6

なぜならば

「棘波:Spike:スパイク」や「鋭波:wave:ウエーブ」

などの「突発的波形:sporadic wave」は「脳波検査所見」

の上では「突発」的に現れるから

「突発的波形:sporadic wave」といわれるのである。

 

 

#3結論:

##1

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

 

##2

「脳波以外にアイオナールからの離脱状況をどのように確認するのですか。」

=>

すべからくの「臨床神経学」或はその他の「症状・症候」の

「総合判断」です。

とりわけ「痙攣発作」が起きているか否かの

「「臨床神経学」の判断が大変重要です。

 

##3

「脳波検査所見」自体は「神経細胞」の放電の「交流成分」のみを

「平坦」に描出したものですから「直流成分」を

ひろっているわけではありません。

=>

勿論「直流脳波検査:DC-EEG」という「脳波検査」はありますが

よほどの「脳波検査」のプロの「脳神経外科専門医先生」でないと

読めません。

=>

だから「脳波検査」所見から離脱を図るのに

「脳波検査」が絶対的なものであはありえないと今の私は考えます。

 

##4

「適正な減量スピードはないのですか。

教えて下さい。よろしくお願い致します。」

=>

「アイオナール・ナトリウム:

セコバルビタールナトリウム:secobarbital sodium」

は抗痙攣剤ではありません。

=>

そのかたそのかたによって

「アイオナール・ナトリウム:

セコバルビタールナトリウム:secobarbital sodium」

への反応は異なり

適正投与速度も異なるものと考えます。

 

##5

一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・

一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

 

##6

「脳波検査」に関してはまた波形にかんしては

御相談者の御相談内容とはことなりますが

@ドクターナビ 山本クリニック 脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題

の「過去の御相談と御回答」

http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/bbs1/840511386123584.html

[752] シンクロエナジャイザーについて - 相談者: 相談日:2002/05/19(日) 01:22  [東京都] 

から(コピー致します=>++「御参考にされてて下さい」++)

 

 

 

 

 

 

 

++「御参考にされてください」++++++++++++++++++++++

記事タイトル:
ドクターナビ 山本クリニック 脳神経外科・神経内科相談掲示板最近の話題13 
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/bbs1/840511386123584.html
[752] シンクロエナジャイザーについて - 相談者: 相談日:2002/05/19(日) 01:22  [東京都] 
シンクロエナジャイザーという機器が欝に対して効果があると聞きました。
薬物治療によるセロトニン受容体のコントロールこそが最善の対処療法と
考えていた自分には、目新しい情報に思えたのですが。
ベータ波からアルファ波に脳波を変え、
それが欝抑止につながる、あるいはそのものを治すという論理はありえるのでしょうか?
 眠くなるという話もあります。
もし、それが効果的なら医師の方々の間でも噂になってはいませんか? 
38万円するのですが真剣に購入を考えています。
  


「ベータ波からアルファ波に脳波を変え、それが欝抑止につながる、
あるいはそのものを治すという論理はありえるのでしょうか? 」
との事です。
脳波が「理論」であればうまくご説明できるとよろしいが。


まず「脳波」の「基礎律動」波形では
中間速波(14−17Hz)+ベータ波(18−30Hz)+γ波(30Hz以上)
=速波ということしっかり留意。

1)開眼時はα波(8−13Hz)は絶対出現しない。
眼をつぶれば正常脳基礎律動では「後頭葉優位」に必ずα波が出現。

閉眼時に「α波の成分」が「適切な脳波測定で少なければ」
これは「うつ」ではなく「てんかん脳波」。

2)「(機械で)ベータ波からアルファ波に脳波を変え」とあるがおかしい。
人間は意図的に「簡単に開眼・閉眼」のみで「脳波基礎律動」は変化させられます。

3)上記「速波」の周波数で述べたように、
中枢神経系専門医のみ知る「落とし穴」があるのです。

これは脳波基礎律動には
α、β、γ、δ、θ波とあるが、α波の次に「速い=周波数が高い」のはβでは
なく「中間速波intermediate fast wave IFW」であるということ。

この取り決めはSchwabという脳波学者によって1951年に「設定」。

Schwabという脳波学者が中間速波intermediate fast wave 
IFWという概念をいれた理由は今も昔も同じ。

「α波をふやすと「脳」によい」という「偽機械」に悩んだ当時の
「国際脳波学会」が、αの2倍の周波数までβを飛ばせ
「中間速波intermediate fast wave IFW」
という周波数をαとβの中間におき「αの次はβ」とわざと
考えさせ「脳波理論を装った偽物」を「おとしいれようとしたもの」
(意地悪ですが徹底している)。

よって
「脳波理論を装った偽物」は「「βを減らしα波をふやす」という
「言葉」を使う。

「ベータ波からアルファ波に脳波を変え、それが欝抑止につながる、
あるいはそのものを治すという論理はありえるのでしょうか? 」
論理として成立せず理論でも「大間違い」。

御相談者が「おっしゃっている」機器については全く知りません。

ただ、この「御回答」は「機器の購入」に関して何らの支持・もしくは阻止
をするものではない。


「よくなるのであればよい」と私は考える。

 
「御参考にされてくださいおわり」
++++++++++++++++++++++++++++++++++

 

 

 

 

 

 

 

上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。

 

 

 

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

 

 

 

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

 

 

 

取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、

誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。
[2005年7月26日 7時37分20秒]

お名前: 匿名希望   

ウイルス性脳炎の男子高校生の父です。

山本先生いつも早速のご返事有難うございます。

大変参考になります。

前回の先生からのメール内容を、確認しましたところ、

抗痙攣剤としてエクセグランと
フェノバールを服用している。(口から胃に直接チューブで入れている状態です。)

3日に一度血中濃度を確認していると言う事でした。

筋弛緩剤は使用していない。と言う事でした。

今現在、アイオナールを点滴静注中、呼吸も止まり人工呼吸器中です。

脳波をディスプレイに持続で出してバーストandフラット状態です。

前回アイオナールからの離脱の失敗は、

3日目(アイノナールを半分にした時)に痙攣が起きそうな

バースト波が出たので中止したと言う事でした。(先の尖った波だそうです。)

それで先生に御聞きしたいのですが、
脳波以外にアイオナールからの離脱状況をどのように確認するのですか。

今回は1週間に1CCずつ脳波(波形)を見ながら減量して行くそうです。
(現在、毎時10CC注入中)

目覚めるのに2ヶ月以上かかります。

適正な減量スピードはないのですか。

教えて下さい。よろしくお願い致します。
[2005年7月25日 11時29分57秒]

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