ご相談タイトル:長時間の歩行、立っているのも困難です。 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。




#1
##1
「30才、男。歩く、立つ、座る、しゃがむと右の骨盤の廻りが痛く、
長時間の歩行、立っているのも困難です。仰向けが特にひどく痛み、
右の太ももの外側、ひざ、すねにビリビリとした
電気が走るような痛みがあり足首から下はもっと痛く針の靴下で
締め付けられていると思うグらいの痛みです。

たまに親指の爪がはがされるのではと思うような痛みもあります。
左の足はまだ我慢できる痛みですが同じところがいたみます。

腰骨髄神経根にのう胞が出来ているといわれて、薬(テぐれトール・
ノイロトロピン・ロキソニン)を飲んでいます。痛みはとれません。

夜も眠れず、これからの事も不安です。
くすりの成分もよく解りません。


原因はあるのでしょうか?これからの治療方法はなにかありますか?
よろしくお願い致します。」
との事です。







#2結論:
 
##1
この「症状・症候」は
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
のようです。
 
##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)=
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」=
Roth−Bernhartd症候群:ロス・ベルンハルト症候群」
とも呼称されます。
本邦ではまず通用しません。
 
##3
よく「変形性股関節症」とか「腰椎椎間板ヘルニア」とか「坐骨神経痛」
と稀ならず間違われます。
 
##4
「補足1」に
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の御相談者への御解答の「部分」をご参考までにコピーいたしました。
 
 
##5
「神経ブロック」で「治療戦略」が必要です。
「鎮痛剤」は奏功致しません。

##6
「腰痛・下肢痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」のお得意な
「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると宜しいと考えます。
 
##7
但し「ペインクリニック専門医先生」でも「「上背部痛」とりわけ
「機能性末梢神経障害」」が苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒にお大事にされてくださいませ。
 
##8
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
 
##9
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。






上記下記あくまでもご参考にまで
お留めおきご無事にされて下さいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。









何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
 
 
 
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
 
++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
#2
##1
「脳のCT、頚椎のMRI共に調べましたが
少し髄液が少ない程度とのことです。」
との事ですが宜しかったですね。
 
##1
御相談者のこの「症状・症候」はよく
「椎間板ヘルニア」との事で間違われます。
この点は本当に宜しかったです。
 
##2
因みに
この「病態」は「腰椎椎間板ヘルニア」と間違えられ手術されても
治らないためによく話題になる「病態」で御座います。
 
##3
近年「腰椎椎間板ヘルニア」の「レーザー外科」が
台頭してその結果内視鏡下に「ヘルニアがない」ことが明確に
「「異常所見」がない」と「断言でき」るようになりました。
 
##4
脊椎MRI等ので画像診断にて如何様に
「御診断」されようが「内視鏡で見て」「治すヘルニアがない」
ということで
患者さんには「大変よいことで」御座います。
 
##5
再度御記載申し上げますが「腰椎椎間板ヘルニア」とて
「御診断」されなくて
本当にこれは宜しかったです。
 
 
 

#3
##1
「頚椎のMRI共に調べましたが
少し髄液が少ない程度とのことです。
」との事です。
 
##2
これは御相談者の「腰痛・下肢痛或いは「しびれ感」」とは
「関係」が少ないものとひとたび忘れられていただけたほうが
宜しいです。
 
##3
但し「少し髄液が少ない程度とのことです。」と「お受けもちの先生」
からMRIにて御指摘されたことからは
「おみず」=「水分摂取」が少ないことはいえるかもしれません。
 
##4
「ドライサイド・ドライブ:dry -side drive」=
「脱水ぎみに全身管理をすること」
は御相談者の「病態」には好ましく御座いません。
 

#4
##1
この御相談者の
「疼痛」+「しびれ感」の「症状・症候」は
特徴があるはずで御座います。
 
##2
例えば「坐骨」の「部分」が痛い・或いは
「御婦人」では正中が痛くなるので
「「お尻」をくいにぶつけた」等と
「恥ずかしいからつい正直にいってくれない」
ことも御座います。
 

##2
この「疼痛」は
###1
腰痛もさながら
###2
「背部全体の重感」が存在し
###3
足指の「第1指親指・人差し指」の付け根と「第5指」の付け根が痛くなり
###4
[踝(くるぶし)]が疼痛
###4
それから下腿外側の疼痛・「疼痛」+「しびれ感」
###5
大腿の外側の「「疼痛」+「しびれ感」
###6
場合により大腿付け根の「疼痛」+「しびれ感」
###7
坐骨正中の「疼痛」+「しびれ感」
###8
その他
が「疼痛」+「しびれ感」
 
##3
上記##1・##2で構成される疼痛「デルマトーム」で構成されるはずで
御座います。
##4
「デルマトーム」とは「神経支配に基づく分布図」を
「デルマトーム」といいます。
 
##5
おそらく御相談者の御相談内容からは
仮に「腰椎椎間板ヘルニア」と画像診断でかつてご指摘されたと
仮定しても。
 
##6
腰椎MRI或いはその他の画像診断と「臨床神経診断学」の
「デルマトーム」と合致してはいなかったと考えます。
 
##7
即ち脊椎X線撮影などの所見が即ち
「デルマトーム」と全く「綺麗に合致」すれば
「脊椎の疾患」=「腰椎椎間板ヘルニア」で宜しいはすで御座います。
 
##8
けれどもこの「デルマトーム」は画像診断とは「合致していないはず」
で御座います。
 
##9
##8は「いろは」の「い」。
 

##10
ヨーロッパ・合衆国では「おこりえないが」「臨床神経診断学」は
難解なので本邦では95%の患者さんには御相談者の「症状・症候」
は「御診断」がたてられないことが御座います。
 
 
 
#5
##1
御相談者の御相談内容からは
この「症状・症候」は。
 
##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
と呼称される「症状・症候」。
 
##3
「腰痛・腰「しびれ感」」を伴う「下肢大腿外側痛」の
「しびれ感」の「症状・症候」が基本で御座います。
 
##4
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ)」或いは 
「Roth−Bernhartd(ロス・ベルンハルト)症候群」などと呼称されます。
 
##5
この病態は大変に有名で
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名され
Bernhardtにより
「外側大腿皮神経パレステジア」と記載されたもので御座います。
 
##6
大変残念なことに御相談者の「症状・症候」=
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
はまず通用致しません。
 
 
##7
大変正診断率の大変低い「症状・症候」であり「疾患」で御座います。
 
##8
因みに「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではない)
は「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
の患者さんに多いものです。
 
##9
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」の
患者さん特有の
「胃ばけ(あだ名です)」という「症状・症候」もきます。
 
 
 
 

#6
この「腰痛・下肢痛」には特徴が御座います。
 
##1
「腰痛」を伴い疼痛或は「しびれ感」は
まずは
「大腿外側」から発症するものです。
##2
「膝関節痛」或いは
「更には下肢外側痛或は脹脛痛」として広がります。
 
##3
この「しびれ感」はある朝突如として出現することが多いものです。
##4
けれども「運動神経麻痺」は全く伴いません。
 
##5
「しびれ感」の特徴は
「弱い電気を感じられているビリビリする様な御自覚症状」と考えます。
##6
「下肢足」の「親指付け根」・「薬指の付け根」・
「踝の上」・「大腿」外側に「しびれ感」「症状・症候」が
あることが多いものです。
 
##7
下肢「しびれ感」の場合「体重」をかけていると
消失或は著明に軽減致します。
そうでないこともあるが。
##8
「入浴にて浮力で体重負荷が無く」なると
「症状・症候」は軽減致します。
 
##7
けれども「浴槽」からでた後に」急激に
「症状・症候」が増悪することが多いものです。
ご注意下さい。
 
##8
「いすに座ったり」して「体重負荷」が減じると「症状・症候」
は増悪して「足指先端」の「冷痛感」で「痛み」にばけることも
御座います。
 
##9
この「症状・症候」は辛く「御診断」がつかないと
「1年間」歩けない患者さんもいらっしゃいます。
 
 
 

#7
##1
さて
下肢のみでなく上枝にもしびれのあることが多いものです。
如何でしょうか。
 
##2
上枝の「しびれ感」の場合
「手指の親指・人指指(第1・第2指)か
小指・薬指(第4・第5指)」に
絵に書いたような「しびれ」が御座います。
 
##3
更に上肢の場合
男性が腕時計を眺める上肢の部位にしびれ感があるのが
特徴で御座います
 
##4
「腰痛・下肢痛」で「御診断」が付かず苦労される患者さん
が「知覚異常性大腿神経神経痛」では後をたちません。
 
##5
時として「疼痛性歩行障害」にすら至ります。
 
##6
「機能性末梢神経障害」であり画像診断には「異常所見」
が得られないため正診断率の大変低い
「疼痛系の「症状・症候」」でございます。
 
 
 
#8
##1
「Roth−Bernhartd(ロス・ベルンハルト)症候群」
或いは
「meralgia paraesthetica(メラルギア・パレステチカ」
或いは
「知覚異常性大腿神経神経痛」
(本当は神経痛ではない)
の治療法で御座います。
 
##2
治療法ですが筋肉を柔らかくする即効性・持続性のお薬を内服や
外用薬も用いて場合により神経ブロックを施行いたします。
 
##3
「神経ブロック」の場合
「神経ブロック」或は「神経根ブロック」
或は「硬膜外ブロック」が著効致します。
 
##3
「症状・症候」のレベルを間違えられて
「おしり=臀部直上」の「ブロック」を施行されることが
稀ならず御座います。
 
##4
これらの
「経仙骨孔ブロック」或は
「硬膜外ブロック」の「仙骨ブロック」を施行されても
一向に良くなりません。
 
##5
適切な表現が思い浮かばないのですが
「ペインクリニック」の専門家或いは「脳神経外科専門医」の専門家
でもこの病態が極めて苦手な先生がいらっしゃいます。
このことは肝に銘じられて下さい。
 
 
 
 
#9
##1
御相談者の御相談内容からは。
 
##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
の「軽症」の「症状・症候」で御座います。
 
##3
主役は外側大腿皮神経という有名神経であり
「第2,3腰神経前枝の後部」から発生する
「有名な神経」で御座います。
 
##4
「末梢神経名称」でいけば
「外側大腿皮神経」が病態の主役であることが多いものです。
##5
「外側大腿皮神経」はl1l2l3から枝が出ます。
 
##6
因みに
L2神経根といえば
###1
陰部大腿神経
###2
外側大腿皮神経
###3
大腿神経
###4
閉鎖神経の源流です。
 
##7
「症状・症候」が御強い様であれば
「神経ブロック」では
「外側大腿皮神経ブロック」
 
##8
或は
「症状・症候」が御強い様であれば
「神経根ブロック」では
「L2神経根神経根ブロック」が著効致します。
 
##9
上記の「神経ブロック」或は「神経根ブロック」による
治療は「ペインクリニック専門医先生」が専門と致します。
 
 
 
 
#5結論:
##1
御相談者の御相談内容からは
「腰椎椎間板ヘルニア」と御診断されなくて誠に宜しかったです。
 
##2
「知覚異常性大腿神経神経痛」(本当は神経痛ではないのですが)
或は
1895年Rothにより「meralgia paraesthetica」と命名されて
Bernhardtにより「外側大腿皮神経パレステジア」と記載された
病態なので御座います。
 
##3
「CT・MRIやX線撮影などの画像診断」では「異常所見」
が得られません。
 

##4
「機能性末梢神経障害」による
「症状・症候」と呼称される範疇の「疼痛概念」で御座います。
 
##5
画像診断が主体の本邦では
「機能性末梢神経障害」による「症状・症候」と呼称される範疇の「疼痛概念」
は本邦ではまず通用しないので「御診断がつかないこと」が多いものです。
 
##5
「腰痛・下肢痛」とりわけ「機能性末梢神経障害」の
お得意な「脳神経外科専門医先生」或いは
「ペインクリニック専門医先生」を御受診されると
宜しいと考えます。
 
##5
但し「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」でも
「知覚異常性大腿神経神経痛」に苦手な先生もいらっしゃいます。
このことは何卒に覚えておかれて下さいませ。
 

##6
「神経系の問題か血液、血管の問題かもわかりません。」
との事です。
=>
「機能性末梢神経障害」で「外側大腿皮神経」という神経が
主役でありこの「神経」が水分のたりない皮下軟部組織を
はしっているうちに「症状・症候」がでます。
 

##7
「緊張型頭痛」或いは「「緊張型」及びその「複合病態」」
を合併して「胃ばけ(あだ名です)」
をおこされることが御座います。
御留意下さい。
 
 
 

 
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2004年9月2日 16時5分20秒]

お名前: 匿名希望   
*相談掲示板がメンテナンス中のため
電子メールにて頂いた御相談を参考のため相談掲示板に移動致します。*



30才、男。歩く、立つ、座る、しゃがむと右の骨盤の廻りが痛く、
長時間の歩行、立っているのも困難です。仰向けが特にひどく痛み、
右の太ももの外側、ひざ、すねにビリビリとした
電気が走るような痛みがあり足首から下はもっと痛く針の靴下で
締め付けられていると思うグらいの痛みです。

たまに親指の爪がはがされるのではと思うような痛みもあります。
左の足はまだ我慢できる痛みですが同じところがいたみます。

腰骨髄神経根にのう胞が出来ているといわれて、薬(テぐれトール・
ノイロトロピン・ロキソニン)を飲んでいます。痛みはとれません。

夜も眠れず、これからの事も不安です。
くすりの成分もよく解りません。


原因はあるのでしょうか?これからの治療方法はなにかありますか?
よろしくお願い致します。
[2004年9月2日 16時1分29秒]

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