ご相談タイトル:脳震盪への対処の仕方 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。



++++++++++++++++++++++++++++++++
統計的には「接触スポーツ」とは異なる「サッカー」で
「重篤な脳損傷」を受けることはその「人数」からすれば稀である。

しかしサッカーをプレイする頑強な若者が
「脳挫傷」或いは「頚髄脳挫傷」で死亡ないしは「不具者」となることは
稀ながら報告はあり
断腸の思いが致します。

けれども「脳震盪」とはいえども
軽症の「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」
が蓄積すれば「パンチ酔いボクサー:punch-drunk boxer」と同じく
「蓄積効果」が現れるわけであるから。

過去に例えば「2度以上」「脳震盪」の「履歴」のある
「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」選手には
「大事」をとることが「審判員」としては重要なことと
今の私は考えます。

御相談者の御自身については
過去に「脳震盪:commotio cerebri cerebral concussion:CC」の
御経験があるのであれば「脳神経外科専門医」を御受診されることを
勧めます。

++++++++++++++++++++++++++++++++





#1
##1
「1.年齢・性別 48歳 男性

2.症状の経過と部位 1月22日サッカーの練習試合中に
相手の選手と衝突しました。
数秒間の意識障害があり、気がつくとピッチに倒れており選手たちが
「大丈夫か?」と言いながら覗き込んでいるのがぼんやりと
見えてきました。
1〜2分ではっきり見えるようになったので、
独力でピッチの外に出て横になっていました。
2〜3分で起き上がる気になったので座ってゲームを見ていました。
衝突してから計10分ほど様子を見ましたが問題はないようなので、
その後15分ほどプレイしました。

他の選手からは、頭と頭がぶつかったと聞きましたが
どのような状況で衝突したのか覚えていません。

右頭頂部に腫脹・圧痛がありましたが軽減してきています。
食欲、睡眠も問題ありませんが、ちょっと元気がないように感じています。
今日も試合がありますが、出場は止め様子を見ようと思います。

3.相談のポイント この場合、脳神経外科を受診すべきでしょうか? 
また、昨年サッカー審判資格を取得したので、
審判としてこのような場合に遭遇することもあるかと思います。
スポーツで発生する脳震盪への対応をご教示いただければ幸いです。」
との事です。




#2
##1
この御相談の中で御相談者は「2つ」の「質問」をされていることになります。

##2
即ち
###1
2004 01・22の御自身の経験された
「頭部外傷」=「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」
について。
###2
「審判員」として「選手」に
「脳震盪:commotio cerebri :cerebral concussion:CC」が発生したときの
判断義務。
です。

##3
「脳震盪:commotio cerebri :cerebral concussion:CC」は
極めて簡単に言えば
「中枢神経系」の「器質的損傷」を伴わない「意識障害」のみの
「頭部外傷」である。

##4
だから少なくとも「受傷時」後「意識障害」はあるも
脳CT・MRIなどの「画像診断」では全く「異常所見無し」の「頭部外傷」を
「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」と考えるのが
「脳神経外科専門医」にとっては
現実的な「病態」の「診断戦略」になります。





#3
##1
「神経病理学的」な解釈からすれば。

##2
「脳震盪:commotio cerebri :cerebral concussion:CC」であっても
実際には「神経病理学的」には
大抵の「頭部外傷」患者さんは
「「脳震盪」と「脳挫傷」を組み合わせて持っている」と解釈されています。

##3
だから「臨床神経診断学」では「脳震盪」であっても
実際は「白質の神経線維」或いは「脳表」には「損傷」があると現在では
考えられています。

##4
このようにして「パンチ酔いボクサー:punch-drunk boxer」で有名な
「何回も繰り返された軽症「脳震盪」」の「蓄積効果」の「病態」は
解釈されています。





#4
##1
「ボクシング」のような「接触スポーツ」とは異なるサッカーの場合も
「時」と「場合」と「選手の個性」によっては
「接触スポーツ」に類似した「動き」をされる場合もあるでしょう。

##2
また「神経病理学的」どころか「臨床神経診断学」の「レベル」ですら
「プロサッカー」の場合でなければ。

##3
「サッカーの選手」は「脳震盪」と思われる場合には
「受傷時」に「脳神経外科専門医」の診療を受けられることは
困難であろうと思われる。

##4
御相談者も「受傷時」直後に「脳神経外科専門医」を受診され
脳CT・MRIの検査をただちにうけられたらば
「脳震盪」ではなく「脳挫傷」或いは「外傷性クモ膜下出血」=「脳挫傷」
と「御診断」された「可能性」はあります。

##5
けれども御相談者の御相談の御記載内容からは
「今現在」「脳神経外科専門医」を御受診されても「脳震盪」で
おわってしまうでしょう。





#5結論:
##1
統計的には「接触スポーツ」とは異なる「サッカー」で
「重篤な脳損傷」を受けることはその「人数」からすれば稀である。

##2
しかしサッカーをプレイする頑強な若者が
「脳挫傷」或いは「頚髄脳挫傷」で死亡ないしは「不具者」となることは
稀ながら報告はあり
断腸の思いが致します。

##3
「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」は
極めて簡単に言えば
「中枢神経系」の「器質的損傷」を伴わない「意識障害」のみの
「頭部外傷」である。

##4
けれども軽症の「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」
が蓄積すれば「パンチ酔いボクサー:punch-drunk boxer」と同じく
「蓄積効果」が現れるわけであるから。

##5
「ボクシング」のような「接触スポーツ」とは異なるサッカーの場合も
「時」と「場合」と「選手の個性」によっては
「接触スポーツ」に類似した「動き」をされる場合が発生しうること。

##6
「とりわけ選手の個性」その他の理由・状況により
によって##5のような場合。
もしも「頻々と「脳震盪」の「御既往」のある「選手」」が探知可能であれば。

##7
具体的には過去に例えば「2度以上」「脳震盪」の「履歴」のある
「脳震盪:commotio cerebri: cerebral concussion:CC」ような選手には
「大事」をとることが「審判員」としては重要なことと
今の私は考えます。

##8
御相談者の御自身については。
過去に「脳震盪:commotio cerebri :cerebral concussion:CC」の
御経験があるのであれば「脳神経外科専門医」を御受診されることを
勧めます。











上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。









何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。








何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。
[2005年1月23日 12時41分57秒]

お名前: サッカー審判員   
1.年齢・性別 48歳 男性

2.症状の経過と部位 1月22日サッカーの練習試合中に
相手の選手と衝突しました。
数秒間の意識障害があり、気がつくとピッチに倒れており選手たちが
「大丈夫か?」と言いながら覗き込んでいるのがぼんやりと
見えてきました。
1〜2分ではっきり見えるようになったので、
独力でピッチの外に出て横になっていました。
2〜3分で起き上がる気になったので座ってゲームを見ていました。
衝突してから計10分ほど様子を見ましたが問題はないようなので、
その後15分ほどプレイしました。

他の選手からは、頭と頭がぶつかったと聞きましたが
どのような状況で衝突したのか覚えていません。

右頭頂部に腫脹・圧痛がありましたが軽減してきています。
食欲、睡眠も問題ありませんが、ちょっと元気がないように感じています。
今日も試合がありますが、出場は止め様子を見ようと思います。

3.相談のポイント この場合、脳神経外科を受診すべきでしょうか? 
また、昨年サッカー審判資格を取得したので、
審判としてこのような場合に遭遇することもあるかと思います。
スポーツで発生する脳震盪への対応をご教示いただければ幸いです。


[2005年1月23日 11時5分0秒]

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