ご相談タイトル:び慢性軸策損傷とヒルトニン 2 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆
ここをおして 0 1 2 3 4 5




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
ご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。





#1
##1
「び慢性軸策損傷とヒルトニン [2] [2005年 6月30日 15時 9分52秒] 
の相談をさせて頂いたものです。

とても分かりやすいご説明と、親切な対応、とても感謝しています。
ありがとうございました。
もう少し質問させてもらってもよろしいですか?
 
慢性硬膜下液貯留
と言うのはどんな病状で体・頭にどんな影響が出るのでしょう?

父は最近血液検査をしたところ、
頭にたまっている水の量は変わっていない
(増えも減りもしていないようです)

本人は頭がぼんやりしたり、
額の上の辺の感覚がなくてへんな感じがする・
すごく痛かったりするのですが、そればそのせいでしょうか?

このままひかなくてもそのままでも問題ないのですか?
(これ以上増えるようなら手術といわれました)
もし増えて手術をしてまたたまることはあるのでしょうか?
 
不安ばかりで毎日看病する人間が少し疲れています。
でも一番不安に思っているのは本人だと思いますので、
安心させつつ元気ずけています。
前向きに頑張りたいです。
 
よろしくお願い致します。」
との事です。



#2結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
前回の御相談で「お受けもちの先生」からの
御話しで「MRIで見たところ、水が少したまっているようですが、
それがひくのかひかないのかは今時点では分かりません。」
との事です。
 
##3
「水が溜まっている」は「血液が溜まっている」では
ありませんから。
「血腫」ではない。
 
##4
「お受けもちの先生」は
頭蓋内に「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF」が
溜まっているという「意味」で用いられたと考えます。
 
##5
##4の場合「たまっている場所」が問題です。
「脳室」に溜まっているのであれば
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」とはっきり
おっしゃられると考えます。
 
##6
「重傷頭部外傷」のあとで「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」
が発生する場合「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
の発生が有名です。
因みに「正常圧水頭症(noramal pressure hydrocephalus NPH)」
が進行する場合
「脳室腹腔短絡手術:VPシャント」が必要になります。
 
##7
けれども総じて
「それがひくのかひかないのかは今時点では分かりません。」
との「お受けもちの先生」のお言葉からは。
 
##8
通称「外水頭症」とも呼称される
「硬膜下腔:こうまかくう」に「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF」
の貯留した「慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」
が考えられる。
 
##9
通常「重傷頭部外傷」で60歳で
6月14日から御相談を頂いた6月30日では
まだ「2週間」しか経過しておらず
「び慢性軸策損傷:diffuse axonal injury:DAI」+「脳挫傷」
の場合
脳浮腫が強く脳圧亢進があるから「水」の溜まる
「隙間」がありようがないのですが。
 
##10
「「MRIで見たところ、水が少したまっているようですが、
それがひくのかひかないのかは今時点では分かりません。」」
との事であれば
「もう脳浮腫もひけて「頭蓋内圧亢進」もないのである」と
考えざるをえません。
 
##11
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が御相談者の
「御父様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
に到っていると考える。
 
##12
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
 
##13
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。
 
 
 
 
山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci 
 







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。








何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





補足:
前回の御相談と御回答は下記の通りでございました(一部)(+++以下)。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++
これはご心配なことと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
お大変でしたね。



#1
##1
「6/14日に父親(60歳)が交通事故で
脳挫傷、びまん性軸索損傷と診断されました。
両前頭葉も打ったみたいです。

記憶障害・見当識障害が見られます。
記憶の方は過去・現在の事がぐちゃぐちゃに
混ざって混乱している感じです。

忘れてしまったこともたくさんあります。
話は出来ますが言ったことをすぐに(1分ぐらいで)忘れます。
見当識のほうはひどいです。

MRIで見たところ、水が少したまっているようですが、
それがひくのかひかないのかは今時点では分かりません。

事故から2週間経って
主治医からヒルトニン投与の検討を
家族にも判断してもらいということなのですが、
副作用の事とか、効果などを知りたいです。

父親のような場合、ヒルトニン投与は有効でしょうか。
ヒルトニンは時期的にもう少し遅くてもいいでしょうか?
と言うのは他県で事故をしたため、
自宅の近くのリハビリセンターに転院を考えているので
それからでもいいのでしょうか。
 
よろしくお願い致します。」
との事です。






#2結論:
#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。
 
##2
「御父様」が頭部外傷にて
「び慢性軸策損傷:diffuse axonal injury:DAI」+
「脳挫傷」との「診断」との事です。
 
##3
##2に加えて「慢性硬膜下液貯留」も御ありのようです。
 
##4
「重傷頭部外傷」であることは間違いありません。
 
##5
「ヒルトニン:Hirtonin:酒石酸プロチレリン」=「TSH分泌ホルモン」
は何十年も前から「重傷頭部外傷」の患者さんに
藁をもすがるつもりで用いられる「定番」の注射薬で御座います。
 
##6
「「効果」があるのか「効果」がないのか」を
論じられる「脳神経外科専門医」は誰一人いないでしょう。
 
##7
「一種」の「ホルモン補充療法」と考えられます。
「重傷頭部外傷」の患者さんに藁をもすがる思いで
用いるものだから。
 
##8
適切な表現が思い浮かばないのですが
「「副作用」があるのかないのか」」を考え・或は論じるのは
「心臓マッサージ」の「副作用」=「肋骨骨折」「他臓器損傷」を
考えて「心臓マッサージ」をするのか否かを考えるようなものです。
 
 
##9
非常にあまりにも「高額」なお薬ですから
「使わない」という「脳神経外科専門医先生」もいます。
 
##10
「御家族」が「使用を遅らせたい」
という意思が理由の如何を問わずおありであれば=
「「重傷頭部外傷に限る」という保険適応の意味がなくなる」
のと。
「自宅の近くのリハビリセンターに転院を考えているので」
との「リハビリ」が可能な患者さんに用いられる「お薬」では
ないように思いますから。
 
##11
「藁をもすがる思いではない」状況と想定され
「ヒルトニン:Hirtonin:酒石酸プロチレリン」の使用適応自体が
疑問視されます。
 
##12
「ヒルトニン:Hirtonin:酒石酸プロチレリン」の「使用」
に関してですが。
ここはひとつ
「お受けもちの先生」にお任せになられては如何でしょうか。

##13
ちなみに御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「び慢性軸策損傷:diffuse axonal injury:DAI」
としては
「御父様」の「症状・症候」は「信じがたい程超軽症」と
しかいいようがありません。

##14
「病態概念」からは
「び慢性軸策損傷:diffuse axonal injury:DAI」
という頭部外傷は「極めて重傷」な「頭部外傷病態」
で御座います。

##15
的外れなことを申し上げたかもしれません。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。
 
##16
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。
 
##17
取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。
 
 







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2005年6月30日 15時9分52秒]


--------------------------------------------------------------------------------
お名前: 匿名希望    




6/14日に父親(60歳)が交通事故で
脳挫傷、びまん性軸索損傷と診断されました。
両前頭葉も打ったみたいです。

記憶障害・見当識障害が見られます。
記憶の方は過去・現在の事がぐちゃぐちゃに
混ざって混乱している感じです。

忘れてしまったこともたくさんあります。
話は出来ますが言ったことをすぐに(1分ぐらいで)忘れます。
見当識のほうはひどいです。

MRIで見たところ、水が少したまっているようですが、
それがひくのかひかないのかは今時点では分かりません。

事故から2週間経って
主治医からヒルトニン投与の検討を
家族にも判断してもらいということなのですが、
副作用の事とか、効果などを知りたいです。

父親のような場合、ヒルトニン投与は有効でしょうか。
ヒルトニンは時期的にもう少し遅くてもいいでしょうか?
と言うのは他県で事故をしたため、
自宅の近くのリハビリセンターに転院を考えているので
それからでもいいのでしょうか。
 
よろしくお願い致します。

[2005年6月30日 15時3分41秒]



++++++++++++++++++++++++++++++++++++




何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2005年7月3日 13時50分45秒]

お名前: 匿名希望   


び慢性軸策損傷とヒルトニン [2] [2005年 6月30日 15時 9分52秒] 
の相談をさせて頂いたものです。

とても分かりやすいご説明と、親切な対応、とても感謝しています。
ありがとうございました。
もう少し質問させてもらってもよろしいですか?
 
慢性硬膜下液貯留
と言うのはどんな病状で体・頭にどんな影響が出るのでしょう?

父は最近血液検査をしたところ、
頭にたまっている水の量は変わっていない
(増えも減りもしていないようです)

本人は頭がぼんやりしたり、
額の上の辺の感覚がなくてへんな感じがする・
すごく痛かったりするのですが、そればそのせいでしょうか?

このままひかなくてもそのままでも問題ないのですか?
(これ以上増えるようなら手術といわれました)
もし増えて手術をしてまたたまることはあるのでしょうか?
 
不安ばかりで毎日看病する人間が少し疲れています。
でも一番不安に思っているのは本人だと思いますので、
安心させつつ元気ずけています。
前向きに頑張りたいです。
 
よろしくお願い致します。
[2005年7月3日 13時47分36秒]

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