ご相談タイトル:ヘルペス髄膜炎で入院。退院後の酷い体調不良感に風邪薬のみ? 



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お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医)    URL
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。
「「全体的な免疫力がおちているからではないか」
との事で風邪薬をもらい飲み続けていますが、」
との事です。
これは困りましたね。



++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。


「髄膜炎」の
「3徴候:trias:トリアス」である
「頭痛・悪心・嘔吐・項部硬直」は。

「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の患者さんに多い「反復性上気道感染」の合併時
の「症状・症候」と酷似致します。

「ヘルペス脳炎」という「怖い「病態」」は
存在致します。
けれども
「ヘルペス脊髄炎」という「病態」も
存在致します。

「ヘルペス「髄膜炎」」という「病態」は
難しいことを省略すれば「存在し得ない「病態」」
でもあるのですね。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++





#1
##1
「男 30才 
先月髄膜炎(ヘルペス)で入院し、
今から2週間程前に退院したのですが、
退院後ずっと風邪の症状(寒気や熱)が続いており、
入院していた病院の担当医に相談した所
「全体的な免疫力がおちているからではないか」
との事で風邪薬をもらい飲み続けていますが、
ほぼ変わりなく体調がよくなりません。
頭もまだ少し重かったり、だるかったりします。

このような状況の場合どうしたらよいのでしょうか。
時間を置けばよくなっていくのでしょうか。
それとも他の疑いを考えた方がいいですか?

大変お忙しい所申し訳ございませんが、
自分としてはいつもでも体調がよくならず
困り、悩んでおります。
よろしくお願い致します。」
との事です。









#2
##1
「単純疱疹」=「単純ヘルペス」にしても。
「帯状疱疹」=「帯状ヘルペス」にしても。

##2
「中枢神経系」である「脳」或は「脊髄」の
「神経細胞」にヘルペスが生息するために「発生」致します。

##3
漠然とした末梢神経或は皮膚或は
「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]の中で
ヘルペスは生息は不可能。

##4
「ヘルペス脳炎」は怖い「病態」です。
「診断戦略」が大変困難で「熱発」「意識障害」できます。
「診断戦略」より先に誰かが「ヘルペス脳炎」といったらば
「ヘルペス脳炎」の「治療戦略」に移行しなければ助かりません。

##5
「ヘルペス脳炎」は実在する「中枢神経系」の
ウイルス感染では最も「怖い「病態」」。

##6
「ヘルペス髄膜炎」という「病態」には疑問が
残ります。不思議です。





#3
##1
「髄膜炎(ヘルペス)で入院し」とありますが
「ヘルペス性髄膜炎」はヘルペスが細菌や他のウイルスとは
異なり「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]の中では
生息できないため「病態」としては通常ありえません。

##2
一方
「髄膜炎」ではなく「脳炎」で「ヘルペス脳炎」という
「病態」は御座います。
=>

##3
この
「ヘルペス脳炎」という「病態」は極めて重篤である。

##4
また「診断戦略」も難しく「臨床神経診断学」のみの
診断で「治療戦略」を開始しなければ。

##5
「ヘルペス脳炎」は
「生死の「危険=リスク」」を伴う極めて「怖い「病態」」
です。





#4
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「臨床神経診断学」的に「病態」を考える。
=>
総合的に見ても何かおかしい気が致します。

##2
御相談者は「肩こり・頸こり・背中こり」」を元来御持ではないでしょうか。

##3
もしも御相談者に「肩こり・頸こり・背中こり」」或いは
「ふわふわ感」「くらくら感」が元来よりお強い様であれば。

##4
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
であり。
「緊張型」の患者さん特有の「反復性上気道感染」を
併発されている可能性がある。

##5
当初「腰椎穿刺」で「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]
で入院された時点での「症状・症候」
そのものが見直される必要があるいかもしれません。

##6
私も何例か経験していますが
「緊張型」であるのに「ウイルス性髄膜炎」として
救急「担送」された患者さん事例は稀ならず御座います。






#5
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
を御持ちであり
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の患者さんは。

##2
口腔内細菌感染・或いは
「上気道感染」(「咽頭炎」・「喉頭炎」・「副鼻腔炎」など)」 
を反復=「反復性上気道感染」
致します。

##3
「くも膜下出血(SAH)」や「髄膜炎」のときの
「髄膜刺激症状;meningeal irritation sign:MIS」
は「頭痛・悪心・嘔吐・項部硬直」が「3徴候:trias:トリアス」です。

##4
因みに
(「脳腫瘍」の「3徴候:trias:トリアス」は
「頭痛・悪心・嘔吐・「うっ血乳頭:papilledema:パピルエデーマ」」

##5
だから「緊張型」の患者さんが「反復性上気道感染」を
起されると。
「頭痛・悪心・嘔吐・項部硬直」と「症状・症候」を
とられて。

##6
おかわいそうにも
よく
「無菌性髄膜炎」=「ウイルス性「髄膜炎」」のこと・
と間違われます








#6
##1
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の特徴につき「補足1」に。
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
の「症状・症候」発生の時間依存性につき「補足2」に。
御記載致します。

##2
御参考になれば何よりです。








#7結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「このような状況の場合どうしたらよいのでしょうか。
時間を置けばよくなっていくのでしょうか。
それとも他の疑いを考えた方がいいですか?」
との事です。
=>
  ##3
(これは私の考えです。だから間違っているかもしれません。)

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
今現在の「症状・症候」は
「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
+
「反復性上気道感染」
である可能性があるのです。

##4
だから
しっかり治されるためには「頭痛」「機能性末梢神経障害」にお強い
「脳神経外科専門医先生」「ペインクリニック専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
但し「脳神経外科専門医先生」或は「ペインクリニック専門医先生」でも
「頭痛」「機能性末梢神経障害」に苦手な先生もいらっいます。
このことは肝に銘じて何卒に御銘記下さいませ。
全く「病態名称」すらちんぷんかんぷんなこともあります。


##6
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。














上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。









何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
(せたがやく みなみからすやま)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp



++「補足1」++++++++++++++++++++++++++++++++++++

#4
さて「緊張型頭痛」或は「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には特徴がございます。

##1
「残像」が「強く」光が嫌いでは
##2
「肩こり頸こり背中凝り」ひどくないですか。
##3
視覚に写るものの「影が薄く」(印象が乏しく)ありませんか。
##4
忘れ物が多くなっていませんか。
##5
土・日曜日には決まって頭痛あり月曜日体調不良では。
##6
お水を飲むとお化粧室直行の「ミルクのみ人形現象(あだ名です)は。
##7
アレルギーもしくは「呼吸器感染」の反復は
##8
光・音に過敏になられていませんか。
##9
就眠時にお布団を抱え込むようにして右下でお休みになられていませんか。
##10
就眠中夜中午前1時、4時にぴたりと目の覚める「睡眠障害」は。
##11
目の奥がチクチク痛んだり眼球が乾いた感じがしませんか。
##12
眼球結膜が赤くなって慌てられたことはありませんか
おおくは片側です。
##13
低い枕でないとお休みになれないのでは
##14
節分(1−2月)そして梅雨のころ胃が痛かったことは(胃ばけ(あだ名です)
##15
物が飲み込みにくく腹部が張った感じがされませんか。
##16
休日が窮日になり上手に「休息」を取れない特徴は如何でしょう。
##17
終末に具合が悪くなりませんか。
##18
いつも眠気が取れず思考力が低下している感じがしませんか。
##19
「腕、肩、背中一面」の重さや指先の「重さ」=「しびれ感」
はありませんか。
##20
俗に言う「貧血」で「ふわふわ感」や「くらくら感]
がくることはありませんか。
##21
「耳鼻の奥の「閉塞感」」はありませんか。
##22
水分が足りずお顔や特に手掌が赤くなってはいませんか。
##23
喉の乾きによる「喉の痛み・違和感」がおありではないですか。
##24
口腔内に唾液分泌は少ないのだけれども唾液が溜まっている
感じはありませんか。
##25
咳をすると痛みませんか。
##26
「下をむくと」辛い感じがされませんか。
(バーバーズ・サイン:Barber's sign:理髪店症候)
##27
他のかたと視線を合わせるのに臆病になられていませんか。
##28
急に体がフワフワと鋭角的にシフトするような感じがしませんか。
##29
お布団の上でお休みになるとき枕の上に頭をのせると
天井がゆれませんか。「めまい感」がされませんか。
##30
肋骨や腹部が「痛くは」有りませんか。
「「肩こり背中凝り」の前への押し寄せ」の「症状・症候」
で御座います。
##31
「甲状腺機能」の「異常所見」を指摘されたことが
おありではないでしょうか。
##32
「左側」のほうが痛くはありませんか。
##33
後頭部や後頚部に「しこり」のようなものがあり
さわると痛くないでしょうか。





以上の項目は「緊張型」の不思議だじが重用な特徴です。


「補足1おわり」

++「補足2」++++++++++++++++++++++++++++++++++++

#5
「緊張型頭痛」或は「緊張型頭痛」或は
「「緊張型」及び「緊張型に伴う複合病態」」
には「症状・症候」発現に時間・曜日・月などの
時間帯依存性が御座います。
これらを下記に記載いたします。

##1
2月・6−7月、9月・11月に症状が悪化・発症
(feb/june/fall crisis)することが多いです。

##2
(月)(木)に症候悪化がくることが多いものです。

##3
(土)(日)が休日ではなく窮日になり
「週末頭痛・週末症候群」の状態になります。

##4
よく土日に「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」でたまりかねて
「救急車騒ぎ」をおこさることが御座います。

##5
早朝もしくは朝の起床時に30分以内に
「症状・症候」の増悪することが多いものです。
##6
よく「めまい感」+「胃痛」+「悪心・嘔吐」
でたまりかねて「救急車騒ぎ」をおこされます。

##7
午後「眠くて致し方がない」「症状・症候」できます。

##8
11月ー12月に「しびれ感」が
上肢或は下肢におきたり「ふわふわ感」が起きたり致します。

##9
皮肉なことに俗に言う風邪をひかれた後に「症状・症候」
が発現して「診断」がつかないことが御座います。

##10
「細菌性気管支炎
或は「反復性上気道感染」をおこされ
「無菌性髄膜炎」と診断されることが稀ならずあります。

##11
##10ならずとも「耳鼻の奥の「閉塞感」」の
「症状・症候」が発生することもあり
「耳鼻科専門医先生」で「御診断」が付かないことが
多いものです。

上記は「緊張型」の不思議だが
重用な「時間・曜日・月依存性傾向」の特徴です。
1


「補足2おわり」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2006年10月8日 14時8分21秒]

お名前: 匿名希望   
男 30才 
先月髄膜炎(ヘルペス)で入院し、
今から2週間程前に退院したのですが、
退院後ずっと風邪の症状(寒気や熱)が続いており、
入院していた病院の担当医に相談した所
「全体的な免疫力がおちているからではないか」
との事で風邪薬をもらい飲み続けていますが、
ほぼ変わりなく体調がよくなりません。
頭もまだ少し重かったり、だるかったりします。

このような状況の場合どうしたらよいのでしょうか。
時間を置けばよくなっていくのでしょうか。
それとも他の疑いを考えた方がいいですか?

大変お忙しい所申し訳ございませんが、
自分としてはいつもでも体調がよくならず
困り、悩んでおります。
よろしくお願い致します。
Sunday, October 08, 2006 2:20 AM
[2006年10月8日 02時20分29秒]

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