御相談タイトル:大田母斑について 



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☆山本クリニック相談掲示板のこれまでの御相談と回答総集編☆




お名前: 東京都 世田谷区 山本クリニック 山本博昭(脳神経外科専門医・外科認定医)    URL
ご心配なことと存じます。


無理からずも母斑に関して
御持ちでいらっしゃいます「太田母斑」の
「症状・症候」の詳細な御記載がございません。

「太田母斑」の「御診断」が正しいとして以下
御回答致します。


#1
##1
「53歳の男性です。
青年期から、右目の下に大田母斑があります。
私がかかっている病院では、
アレキサンドライトレザーで治療するといわれましたが、
治療後4、5日は腫れが残るといわれました。
ヤグ・レーザーでも同じように腫れが残るのでしょうか。
営業の関係上、何とか跡が残らないような治療はないのでしょうか。」
との事です。



#2
##1
「太田母斑:nevus of  Ota」は
「naevus fuscocaeruleus ophthlmomaxilaris」
という「長い文字数の病名」で呼称されます。

「ネーヴス・フスコセルレウス・オフタルモマキシラーリス」
と「大変長い医学病名」で御座います。

##2
「太田母斑」は
###1
「表皮基底層」の「メラニン沈着」と
###2
「真皮メラノサイト」の増加
が「色調」の本体を形成する「病態」で御座います。

##3
###1
生後まもなく発症する「早発型」と
###2
思春期以後に発症する「遅発型」の
「2種類」に分類されます。

##4
20歳以後に発症する「太田母斑」も稀ならずあります。



#3
##1
「早発型」の場合半数に思春期前後に皮疹の増悪が認められます。

##2
「遅発型」の場合「肝斑(かんぱん)」と間違われることが御座います。
「鑑別診断」が重用で御座います。

##3
「早発型」「遅発型」いずれも褐色が強いと「扁平母斑」と間違われます。
「鑑別診断」が重用で御座います。

##4
またいずれも両側性に点状の「色素斑」が多発すると「
雀卵斑」(「そばかす」)
と間違われます。
「鑑別診断」が重用で御座います。

##5
このようにして「太田母斑」と思われていて
その実は「太田母斑」でなく
「肝斑(かんぱん)」であったというようなことが
稀ならず御座います。

##6
「太田母斑」の「症状・症候」の患者さんを考えるときは。

##7
改めて
さまざまな「雀卵斑」(「そばかす」)・「肝斑(かんぱん)」
「扁平母斑」などの難物の「レーザー外科」疾患の
「鑑別診断」が極めて重用なので御座います。



#3
##1
御相談者の御相談内容からは
「53歳の男性です。
青年期から、右目の下に大田母斑があります。」
との事です。

##2
以下「太田母斑」と仮定して御回答を続けます。

##3
御相談者の御相談内容からは
「遅発型」の「太田母斑」ということになります。

##4
「太田母斑」の「治療戦略」は「Qスイッチレーザー」
を用いる「治療」
であることが特徴で御座います。

##5
「太田母斑」の「治療戦略」は
「Qスイッチレーザー治療」の独壇場で御座います。


#4
##1
「Qスイッチレーザー」には
###1
「Qスイッチ・ルビーレーザー」
###2
「Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー」
###3
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
の「3種類」が御座います。

##2
###1
「Qスイッチ・ルビーレーザー」は「パワー」は出せます。
###2
「Q(キュー)スイッチ」も「1億分の40秒」で御座います。
###3
けれども
「2秒に一発」という「低速」である点がマイナスの
特徴で御座います。


##3
###1
「Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー」
は「Q(キュー)スイッチ」が「1億分の200秒」と
「Qスイッチレーザー」の中では「最も時間経過が長い」
特徴が御座います。
###2
これは「不利」で御座います。
###3
その分痛い=「反応が強い」という弱点であることになります。


##4
###1
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
は「Q(キュー)スイッチ」が「1億分の10秒」の「高エネルギー」
で「高速」という利点が御座います。
###2
「痛くなく」=「反応が少なく」=「腫れがなく」
ということになります。
###3
上記の「Qスイッチレーザー」の中では
「最も深部」まで到達するという利点が御座います。



#5
##1
「Qスイッチレーザー外科あるいはQスイッチレーザー治療」
は
「Qスイッチレーザー光線」をかけてしまったらもう
次の種類には変えがたいというところがあるかもしれません。

##2
「Qスイッチ・ルビーレーザー」が「あと」は一番残ります。
いずれは「消えますが」。

##3
「Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー」は
「Qスイッチ・ルビーレーザー」よりは「あと」は残りません。

##4
「「Qスイッチレーザー」の中で最も「あと」が残らないのは
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
で御座います。



#6
##1
けれども「太田母斑」の「治療戦略」で一番大事なことは
上記の
###1
「表皮深層」のメラニン沈着と
###2
真皮の「メラノサイト」の増加
の「量」で御座います。

##2
「量」が多い「太田母斑」場合」は
時間がかかっても「あと(いずれきえる)」がのこっても
「「メラニン色素」を飛ばすのには
「Qスイッチ・ルビーレーザー」が最良であると今の私は考えます。
但し「メラニン色素」が多い場合で御座います。

##3
「メラニン色素」の量が少ないのであれば
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
が一番宜しいということになります。

##3
「メラニン色素」は表皮深層にあり
そして真皮に「メラニン含有細胞(メラノサイト)」があるわけですから。

##4
「メラニン色素」或いは「メラニン含有細胞(メラノサイト)」
の数が少ないのであれば
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
が「深部まで届き」「「Q(キュー)スイッチ」が
「早く」=「痕が残らず」からは最良ということになります。



#7結論:
##1
「太田母斑」の場合は表皮深層の「メラニン色素」沈着の「量」と
真皮の「メラニン含有細胞(メラノサイト)」増加の「量」により
「Qスイッチレーザー」を選択しなければなりません。

##2
##1の「メラニン色素」沈着或いは
「メラニン含有細胞(メラノサイト)」増加
のそれぞれの「量」が少ないのであれば。

##3
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
が「最適」な「Qスイッチレーザー」であると
今の私は考えます。

##4
「レーザー外科」の原則として
「あと」を残さないようにする「できばえ」と
「「レーザー光照射」の回数」は
反比例いたします。

##5
「あと」をのこさないようにしようとするのであれば
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)」
を用いて「回数」は多ければば多いほど宜しいと今の私は考えます。



#8結論−2:
##1
最終結論として
「太田母斑」は面積が「広い」もので御座います。
だから一度に「「太田母斑」の全体に照射をするのは
困難なことが多いものです。

##2
「お受けもちの先生方」も一生懸命で
いらっしゃることよく分かります。

##3
「太田母斑」の場合
「治療後4、5日は腫れが残るといわれました。」ので
あれば「大変にお上手な先生なのであろう」と
今の私は考えます。







上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。






何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。





何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2004年3月7日 14時21分58秒]

お名前: 石橋   
53歳の男性です。
青年期から、右目の下に大田母斑があります。
私がかかっている病院では、
アレキサンドライトレザーで治療するといわれましたが、
治療後4、5日は腫れが残るといわれました。
ヤグ・レーザーでも同じように腫れが残るのでしょうか。
営業の関係上、何とか跡が残らないような治療はないのでしょうか。
[2004年3月7日 12時34分44秒]

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