ご心配なことと存じます。
1年齢 2・性別 の御記載が御座いません。
「詳細な所見」不明で「何色のほくろか正確なおおきさと部位」が
不明で御座います。
御回答限界でもあるのです。
けれども「可能な範囲内で」御回答を試みます。
「御回答の精度」は低下します。
#1
##1
「ほくろ除去について質問させてください。
顔に平らなほくろが5個ぐらいあります。
大きさは、1センチもありません。
色々インターネットで調べたところ、
一回で取る方法と、何回かに分けて、取る方法があると、
わかりました。どちらのほうが、傷跡が残らずきれいにとれますか?
また、先生はどうほくろ除去されますか?」
#2
##1
御相談者の御相談内容からは
「ほくろ」が「平らで」「1cmより小さいこと」はわかりました。
「5mm」よりは「大きいのでしょうか。
##2
そして「顔に平らなほくろが5個ぐらいあります。」
というこよなのですが「いずれもおおきさは何mmくらいの何色」
のほくろなのでしょうか。
##3
まず「直径3mm」であれば「大きさは1cmはありません」とは
御記載されないとは思います。
だから「直径5mmくらいあるいはそれ以上」と
仮定いたします。
##4
色調は「黒色」である=「「メラニン含有細胞(メラノサイト)」
と仮定させていただきます。
#3
##1
「一回で取る方法と、何回かに分けて、取る方法があると、
わかりました。どちらのほうが、傷跡が残らずきれいにとれますか?」
との事です。
##2
これは「1回(日)」でほくろをとるのは
「出血しないメス」=メスレーザーでとると思われて下さい。
##3
「CO2(炭酸ガス)レーザー」が代表で御座います。
##4
「出血しないメス」であれば「CO2(炭酸ガス)レーザー」
は「焼きあと」が黒く凝固されます。
##5
「サージトロン(「ラジオ波メス」)(レーザーではありません)」
のほうが「白くバターが溶けるように凝固」されますから
「CO2(炭酸ガス)レーザー」よりは綺麗にほくろは「1回(日)」
でとれます。
##6
けれども「とった後縫わない」ので「CO2(炭酸ガス)レーザー」
の場合は「白くてかてか光る「水疱瘡の痕」 」のようになります。
##7
だから私のところでははほくろは「CO2(炭酸ガス)レーザー」も
「サージトロン(「ラジオ波メス」)(レーザーではありません)」
も御座いますが
ほくろ摘出には使いません。
#4
##1
「何回かに分けて、取る方法があると、
わかりました。どちらのほうが、傷跡が残らずきれいにとれますか?」
の「続き」なのですが。
##2
「QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置」
による「レーザー光照射」のように。
##3
「「メラニン含有細胞(メラノサイト)」の「メラニン蒸散」を
10回かけて週一回のペースで行っていく方法が御座います。
##3
Qスイッチレーザー外科あるいはQスイッチレーザー治療
では
「「メラニン含有細胞(メラノサイト)」の「メラニン蒸散」
が可能で御座います。
##4
「メラニン蒸散」の「蒸散」とは「固体を気体にかえる」ことであり
ご周知のように「蒸発」とは「液体を気体にかえること」です。
「メラニン色素」は「液体」ではないから「蒸散」という言葉を
用います。
##5
正確には「レーザー光照射」による
「メラニンに対する「特異的選択的光温蒸散」
(selective photothermolysisi(SPT))」呼称いたします。
#5
##1
「また、先生はどうほくろ除去されますか」
との事です。
##2
ほくろであればまず「病理組織診断」が問題ないものであれば
「レーザー治療」で
###1
スーパーパルス・ウルトラパルスCO2ガスレーザー装置
###2
Qスイッチルビーレーザー装置
###3
QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
###4
QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
###5
半波長QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
###6
その他「レーザー治療」
##3
上記で「「メラニン含有細胞(メラノサイト)」の「メラニン蒸散」
を「レーザー治療」で施行致します。
##4
施術前に「透過型真皮顕微鏡」及び「表皮角質顕微鏡」
にて入念に診察させていただきます。
##5
ほくろでは「6mm」をこえれば「怖いほくろ」も
ありますから。
このような場合は大学病院の「形成外科」外来先生を
御紹介いたすことになります。
#7結論:
##1
上記で御回答限界でもあるのですが
「御回答の精度」は低下しますが一応御回答させていただきました。
##2
おかおのほくろをはじめ
「おかおの外科」「おかおの「レーザー治療」」は
極めて慎重に進路をおとりくださいますように。
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
補足:
ほくろ治療で「一般論」につき下記は「ある御相談者への御回答」
なのですが
一部コピーして補足いたしておきます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
「黒いほくろが2mm−2,5mmくらいの平らなもので額・ほほ・顎
にかけて50個くらいあるのでレーザー治療を受けたいのですが。
レーザー治療で友人がほくろ1つ白くテカテカ
になり心配。・略」
#1
##1
御相談者の場合「お顔の多発ほくろ」ですね。
##2
一般論ですが
顔面外科で「ほくろ」をとるとき6つの方法あります。
###1
メスでとり縫合。メスできる糸で縫合する「外科」の基礎
糸が取れるまで洗顔不能で包帯要。
###2
CO2(炭酸ガス)レーザー(レーザーメスと考えて)
(1)のメスのかわりにレーザー光を用いる)
###3
ヤグレーザーメラニン蒸散(メラニンを気体として飛ばす)で
ヤグレーザー外科でとる。
メラニンだけ飛ばしてしまう。傷跡は一切残らない。
その日からお化粧ができる。
###4
バイポーラー高周波メスを用いる。
ぬわないが、傷跡は残ります。
###5
サージトロンというラジオ波メスを用いる。
縫わない。「大変きれいな白いきずあと」はのこる。
###6
クリオサージェリー(液体窒素)でとる
の6種類があります。
#2
##1
ほくろを「とる」医療施設は概ね上記全て完備しているように
考えます
##2
あくまでも「一般論」でございます。
#3
##1
ほくろの診断ですが。
まず表皮・真皮透過の皮膚顕微鏡2台で診断いたします。
#4
##1
御相談者の場合はヤグレーザー治療が宜しいと考えます。
##2
多発ほくろですからQスイッチルビーか
QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)
装置で治療が宜しいかと考えます。
##3
ここで
「ほくろ」+「レーザー治療・レーザー外科」で
大切な「キーワード」を##4に記載いたします。
##4
レーザー治療・レーザー外科に用いるレーザー光には
###1
メスの性格を持つレーザー光
###2
メラニン(黒色)を蒸発させるレーザー光
の2種類があるということなのですね。
#5
##1
特に多発ほくろの場合同時に10個-数10単位のほくろに
同時にレーザー光照射が
可能でないと時間がかかります。
##2
同時とはいっても一つ一つのほくろにレーザー光照射をして参る
わけなのですが。
##3
このようにしようとすると
###1
QスイッチNd・YAGレーザー
(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
による
「「Qスイッチヤグレーザー光」がレーザー光として必要です。
###2
そして何よりも直径1mm弱の目に見えない光線をほくろに
照射するわけですから
「ねらい(ターゲッテイングといいます)」の技術が必要ですね。
##4
多発ほくろの治療には
「####1+####2」の技術が必要ということになりますね。
このことは是非覚えておかれて下さいませ。
#6
##1
「レーザー光照射メス」と「ヤグレーザー」について
##2
ご友人が行なわれた「ほくろのレーザー治療」は多分に
CO2(炭酸ガス)レーザーであろうと考えます。
##3
CO2(炭酸ガス)レーザーは「メスレーザー」ですから
「メス」の「切除」と同様に「巾着縫合」(糸で縫う)が必要です。
けれども最近は「行なわなくなりました」。
##4
これを行なわないと
白くてかてか光ることがあります。
「水疱瘡の痕」 と類似した状態に化けることがあります。
##5
勿論大変お上手にCO2レーザーを「使いこなされる」
先生もいらっしゃいます。
#7
##1
Nd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)は
メラニン蒸散(固体を気体にかえること)を
させますから「当日」からお化粧ができるものです。
#8
##1
「ヤグレーザーの照射頻度と回数」
##2
1レーザー光照射は週1回で行います。
##3
直径2−3mmのほくろが30−40個であれば全てに
各回(日)ごとに照射して回数を重ねます。
##4
回数には「6-10-16回の法則」がありますが10回以上照射で
多発ほくろのほとんど全ては消すことが可能です。
#8結論:
##1
QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
によるレーザー外科で多発ほくろは治療されると大変きれいです。
##2
週一回のペースで10回の照射で消します。
##3
直したいですね。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++
上記
ほくろ治療で「一般論」につき「ある御相談者への御回答」を
一部コピーして補足致しました。
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。
[2003年12月25日 10時9分18秒]