これはさぞかしにご心配なことと存じます。
御相談者の御気持が大変によく判る御相談です。
++++++++++++++++++++++++++++++++
御相談者の御相談の御記載内容を熟読させて頂きました。
「にきびについてなんでもよいのですが
お時間のあるときに教えて下さいますか。
(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)」
との事からは。
御相談者が「にきび」の「レーザー治療」で混乱されていることが
とてもよく判ります。
幾つか御相談者の御相談の御記載内容からは「気になる」ことが
御座います。
「気になる」とは「正しくない」ということなのです。
因みに御相談者の御相談の御記載内容からは
御相談者の「症状・症候」は
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
ではなく「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」
という「病態」です。
まず「症状・症候」から「病態」につき#2には御記載致します。
また御相談者が受けられた「レーザー治療?」について
#3に御記載致します。
下記順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++++++++++++++
#1
##1
「32才・女性です。
中学生のころから
にきびとにきびあとがひどくて悩んでいます。
32才のいまでもにきび+にきびあとがありますが
何か中学のときとは違うようにも思えます。
今年の2月に都内にあるにきび専門だというクリニックで
レーザー治療を1ヶ月間で4回うけました。
一向に改善しないどころか決まったように
毎回3日後くらいからヒリヒリいたくて
さもなくてもあから顔なのに結局強いあかみが1ヶ月くらい残ってしまい
とれないのでやめました。
そのときのレーザーはフォトフェイシャルアクネスという機械です。
にきびについてなんでもよいのですが
お時間のあるときに教えて下さいますか。
(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)
お忙しいところすみません。
お時間のあるときにごかいとういただけたら嬉しいです。
すみません。」
との事です。
##2
幾つか御相談者の御相談の御記載内容からは「気になる」ことが
御座います。
##3
「気になる」とは「正しくない」ということなのです。
##4
まず「症状・症候」から「病態」につき#2には御記載致します。
##5
また御相談者が受けられた「レーザー治療?」について
#3に御記載致します。
##6
「にきびについてなんでもよいのですが
お時間のあるときに教えて下さいますか。
(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)
お忙しいところすみません。」
とに関しては#4以後にお御記載致します。
#2
##1
御相談者の「にきび」は
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」ではないと
考えます。
##2
御相談者の御相談の御記載内容からは
「32才・女性です。
中学生のころから
にきびとにきびあとがひどくて悩んでいます。
32才のいまでもにきび+にきびあとがありますが
何か中学のときとは違うようにも思えます。」
と御相談者御自身が「違い」に気づかれている。
=>##3
##3
「32才のいまでもにきび+にきびあとがありますが
何か中学のときとは違うようにも思えます。」
という「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」+
「にきび痕」=「にきび引っ掻き痕」は
これは「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」という「病態」。
##4
「一向に改善しないどころか決まったように
毎回3日後くらいからヒリヒリいたくて
さもなくてもあから顔なのに結局強いあかみが1ヶ月くらい残ってしまい
とれないのでやめました。」
との御相談者の御相談の御記載内容から「赤み」=「赤ら顔」を
「御持ち」であることが判ります。
=>##5
##5
###1
「赤み」=「赤ら顔」=
「酒さ第1度」=「紅斑性酒さ」(rosacea erythematosa)
と考えられます。
###2
「32才のいまでもにきび+にきびあとがありますが
何か中学のときとは違うようにも思えます。」=
「酒さ第2度」=「酒さ性痊瘡(ざそう)」(acne rosacea)
であると考えます。
##6
よりまして御相談者は「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」
という「病態」を「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」
と間違って・或いは・間違われて・
なにがしかの「治療」を受けられた可能性が御座います。
##7
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」の「酒さ」の「さ」
には「査」+「皮」をそれぞれ「へん」と「つくり」に持ってきた
「漢字」を用いるのです。
「日本人のだれかが勝手に作った」「漢字」です。
結局「あまりにも難解な漢字」なので
「酒さ:しゅさ」と「さ」は「ひらがな」でかきます。
因みに「酒」=「アルコール」とは何ら「関連」も「関係」も
ありません。
##8
御婦人にも男性にも発症致します。
けれども
御婦人が90%を占め主に成人女性の疾患で御座います。
##9
「好発年齢」は「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」に
比較すると10-20歳高いです。
##10
再度御記載致しますが
御相談者の「症状・症候」からは
「酒さ:しゅさ」であり
「酒さ第1度」=「紅斑性酒さ」(rosacea erythematosa)+
「酒さ第2度」=「酒さ性痊瘡(ざそう)」(acne rosacea)
が「病態」で御座います。
##11
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」ではありません。
#3
##1
「今年の2月に都内にあるにきび専門だというクリニックで
レーザー治療を1ヶ月間で4回うけました。
一向に改善しないどころか決まったように
毎回3日後くらいからヒリヒリいたくて
さもなくてもあから顔なのに結局強いあかみが1ヶ月くらい残ってしまい
とれないのでやめました。
そのときのレーザーはフォトフェイシャルアクネスという機械です。」
との事です。
##2
まず大変重要なことは御相談者の「病態」につき
「お受けもちの先生」がいかなる「診断戦略」をたてられたかは
さておきます。
##3
「今年の2月に都内にあるにきび専門だというクリニックで
レーザー治療を1ヶ月間で4回うけました。・略・
そのときのレーザーはフォトフェイシャルアクネスという機械です。」
が不思議なことだが「大変な間違い」。
##4
「photofacal Acnes:フォトフェイシャル・アクネス」という
「医療機器」は全く存在致しません。
国際美容外科機器の一覧(2005年版)にも収録されていません。
=>
但しこれは英語+ラテン語で
「photo-facial:フオト・フエイシアル」という「治療用語」に
「acnes]=「acnne の」=「にきびの」という「形容詞」
であり
「にきびのフオトフエイシアル」という「意味」を持ちます。
##4
「レーザー外科・レーザー治療」にて「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」
を治療するのであれば「レーザー・アクネス:laser acnes」
という「用語」は実在します。またたまたまよく用いられます。
##5
「「今年の2月に都内にあるにきび専門だというクリニックで
レーザー治療を1ヶ月間で4回うけました。・略・
そのときのレーザーはフォトフェイシャルアクネスという機械です。」
との事ですが。
御相談者は「レーザー外科・レーザー治療」を受けられた訳では
ないのです。
##6
「photo-facial:フオト・フエイシアル」という「光線治療」=「物療」
を受けられたことになります。
##7
「photo-facial:フオト・フエイシアル」は
「IPL(Intense Pulsed Light);インテンス・パルスド・ライト」=
「強力なパルス光」を用いて行えあれるものです。
##8
けれども
「日本皮膚科学会」では
「IPL(Intense Pulsed Light);インテンス・パルスド・ライト」=
「強力なパルス光」は「なんら「効果」をもたない」という
結論がでております。
##9
「IPL(Intense Pulsed Light);インテンス・パルスド・ライト」=
「強力なパルス光」を
「用いられていた先生方」も「騙されて買ってしまった」と
おっしゃられていました。
##10
「1ヶ月間で4回うけました。
一向に改善しないどころか決まったように
毎回3日後くらいからヒリヒリいたくて
さもなくてもあから顔なのに結局強いあかみが1ヶ月くらい残ってしまい
とれないのでやめました。」
は
「IPL(Intense Pulsed Light);インテンス・パルスド・ライト」=
「強力なパルス光」による「熱傷」=「やけど」=「バーン:burn」
の「症状・症候」です。
##11
御気をつけられ何卒に御留意下さい。
##12
これらの「レーザーもどき」の機器は時として「家電製品」として
「製造許可」をとりますし・取らざるを得ないので。
「家電製品」の「掃除機」に類似
したような「形態」を「とらざるをえません」。
##13
「ハードレーザー光照射装置」は「メインテナンス」費用も
含めれば「日本円」ではいずれも「億」単位の価格です。
##14
「IPL(Intense Pulsed Light);インテンス・パルスド・ライト」=
「強力なパルス光」
は「数十万円」の単位です。
「家電製品」の「掃除機」に類似
したような「形態」を「とらざるをえません」ので「「一種」独特」な
形になります。
##15
何卒御留意下さい。
#4
「「にきびについてなんでもよいのですが
お時間のあるときに教えて下さいますか。
(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)」との事です。
上記#2と#3をご理解いただいた上で
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」について御記載致します。
##1
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
は「酒さ:しゅさ」とことなり基本的には
男女差はありません。
##2
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
の発生には「様々な因子」が関与いたします。
中でも重要なのは「3つ」です。
=>##3
##3
###1
「毛孔:もうこう」が「「角化」した皮膚の異常」で閉塞してしまうこと。
###2
「男性ホルモン」である「アンドロゲン」増加による「皮脂量:ひしりょう」
の増加。
###3
「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」に対する「反応」。
#5
##1
「「毛孔:もうこう」が「「角化」した皮膚の異常」で閉塞してしまうこと。」
について御記載致します。
##2
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」は
「眼嶮を除く顔面」+「背部上方」+「上腕「伸側」=「外側」」
の「「脂腺毛包:しせんもうほう」に発生致します。
##3
「脂腺」の「導管」付近のもともと狭い「毛孔:もうこう」が
「「角化」した皮膚の異常」が「更なる「閉塞傾向」
=>
「「角化」した皮膚の異常」の「接着傾向」から「角栓:かくせん」
ができる。
=>
「「脂腺毛包:しせんもうほう」が拡大した状態」=
「面皰:めんぽう:comedo:コメド」が発生する
=>
(
###1
「症状・症候」として中心に「黒点」のあるものは
開放「面皰:めんぽう:comedo:コメド」と呼称。
###2
「症状・症候」として「黒点」のない
閉鎖「面皰:めんぽう:comedo:コメド」の「2「病態」」があります)
##4
##3の「面皰:めんぽう:comedo:コメド」以前に肉眼では
不可能で「表皮角質顕微鏡」「透過型真皮顕微鏡」でないと
確認できない
「微小面皰:びしょうめんぽう:micro-comedo:マイクロコメド」
という「病態」が発生致します。
##5
よく「面皰:めんぽう:comedo:コメド」が
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
の「炎症」が「発生部位」といわれますが間違い。
##6
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
で「炎症性「病態」」の「基盤」となるのは
「面皰:めんぽう:comedo:コメド」ではなく
目に見えないほどの
「微小面皰:びしょうめんぽう:micro-comedo:マイクロコメド」
です。
##7
いずれにしても
「面皰:めんぽう:comedo:コメド」或いは
「微小面皰:びしょうめんぽう:micro-comedo:マイクロコメド」
が発生する原因としては。
##8
ちょっと難しいのですが
「linoleate:ライノリエート」という「必須脂肪酸欠乏」が
原因として
「面皰:めんぽう:comedo:コメド」が発生すると考えられています。
#6
##1
「「男性ホルモン」である「アンドロゲン」増加による「皮脂量:ひしりょう」
の増加。」について御記載致します。
##2
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」を
発生する「皮膚部位」の「脂腺」は「有名な」
「アンドロゲン」依存性で御座います。
##3
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」を
発生する「皮膚部位」の「脂腺」は男女差を問わず
「思春期」に「アンドロゲン血中濃度」の増加とともに
増大致します。
##4
ここで重要なことは
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」の重傷度
と「アンドロゲン血中濃度」とは「正比例」致しません。
##5
極めて判りやすく言えば
「アンドロゲン血中濃度」に「脂腺」がどれだけ増大するかは
「個人差」があるということです。
#7
##1
「「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」に対する「反応」。」について
御記載致します。
##2
「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」は
グラム陽性(説明省略)の「嫌気性細菌」であり「桿菌:かんきん」です。
##3
実は「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
の中には
「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」
以外にも
「ピチロスポルム」や「球菌」も常在細菌として存在します。
##4
ところがこれらの「「ピチロスポルム」や「球菌:きゅうきん」等の常在細菌」
は「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
とは全く関係がありません。
##5
だから
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」特有の
「炎症性「病態」」は
そのかたの
「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」への「免疫反応」であるのです。
##6
「にきび桿菌:P. acnes:propionibacterium acnes:
プロピオニバクテリウム・アクネス」に対して
###1
「過敏であるか」
###2
「過敏性をもっていないか」
で。
##7
根本的に
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」の
「治療戦略」は「2種類」に分かれます。
#8
##1
上記
#2#3にて
御相談者の「赤み」=「赤ら顔」を伴う
にきびは「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
ではないこと。
そして
「今現在」まで受けられた「治療戦略」に「間違い」「間違われた」
があること。
を御記載致しました。
##2
#4にて
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」の
「病態概念」の重用な「点」「3つ」につき
御記載し
これら「3つ」につき#5+#6+#7で御記載致しました。
##3
「にきびについてなんでもよいのですが
お時間のあるときに教えて下さいますか。
(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)
お忙しいところすみません。」
につき御相談者の御相談の御記載内容からは
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
ではないのですが。
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」につき
御参考までに御記載いたしました。
##4
御相談者の御相談の御記載内容からは
上述の如く
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」であり。
「酒さ第1度」=「紅斑性酒さ」(rosacea erythematosa)+
「酒さ第2度」=「酒さ性痊瘡(ざそう)」(acne rosacea)
でいらっしゃいます。
##5
「(またにきびのレーザー治療についても教えて下さい。)
お忙しいところすみません。)」
につきましては
山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/index.html
の過去の「御相談と御回答」
で
「不妊治療中の酒さのレーザー [2] [2005年10月20日 11時56分17秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/715251112663285.html
「不妊と酒さ 先生ありがとうございます・・。 [2] [2005年10月20日 11時57分55秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/581682056960748.html
を「御参照」頂ければと存じます。
#9結論:
##1
御相談者の御相談の御記載内容を熟読させて頂きました。
##2
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
の「年齢」を一回り上回った方の場合に
「尋常性痊瘡(ざそう)」=「にきび」=「acne vulgaris」
と
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」
は本邦では極めてよく間違われます。
##3
また
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」なのに
「毛細血管拡張症:tele-angiectasia」といった
「血管腫」と間違われることがある。
##4
「酒さ:しゅさ:rosacea:ロザケア」は
「Qスイッチレーザー光照射装置」とりわけ
「QスイッチNd・YAGレーザー:Qスイッチネオジミウム・ヤグ・レーザー」
による「レーザー光照射」
の独壇場で御座います。
##5
山本クリニック美容外科・形成外科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/index.html
の過去の「御相談と御回答」
で
「不妊治療中の酒さのレーザー [2] [2005年10月20日 11時56分17秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/715251112663285.html
「不妊と酒さ 先生ありがとうございます・・。 [2] [2005年10月20日 11時57分55秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/biyo/581682056960748.html
を「御参照」頂ければと存じます。
##6
上記の御回答が御参考になればなによりです。
##7
一刻も早い御相談者の「症状・症候」の寛解の得られること・
一刻も早い「症状・症候」のご回復を心より御祈り申し上げます。
##8
綺麗に治したいですね。
上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にお大事にされて下さいませ。
何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。
何卒にお大事にされてお健やかにされてくださいませ。
[2005年11月17日 15時26分50秒]