ご心配なことと存じます。
御相談者の場合「お顔の多発ほくろ」です。
#1
一般論ですが
顔面外科で「ほくろ」をとるとき7つの方法あります。
##1
メスでとり縫合。メスできる糸で縫合する「外科」の基礎
糸が取れるまで洗顔不能で包帯要。
##2
CO2(炭酸ガス)レーザー(レーザーメスと考えて)
(1)のメスのかわりにレーザー光を用いる)
##3
ヤグレーザーメラニン蒸散(メラニンを気体として飛ばす)で
ヤグレーザー外科でとる。
メラニンだけ飛ばしてしまう。傷跡は一切残らない。
その日からお化粧ができる。
##5
バイポーラー高周波メスを用いる。
ぬわないが、傷跡は残ります。
##6
サージトロンというラジオ波メスを用いる。
縫わない。「大変きれいな白いきずあと」はのこる。
##7
クリオサージェリー(液体窒素)でとる
けれども今ほくろは「液体窒素」でとるべきものではありません。
の7種類があります。
#2
ほくろを「とる」医療施設は概ね上記全て完備しているように
考えます。
#3
##
ほくろの診断です1なのですが大変重要です。
##2
通常「ほくろ」とは「単純黒子」或は母斑細胞母斑といわれるものです。
##3
まず表皮・真皮透過の皮膚顕微鏡2台で診断いたします。
##4
そして「メラニン含量分布」を計測いたします。
##5
これを「メラニンインデックス」の計測といいますが
ほくろのレーザー治療の「治療戦略」には極めて
重要です。
#4
##1
御相談者の場合はヤグレーザー治療が宜しいと考えます。
##2
多発ほくろですからQスイッチルビーか
QスイッチNd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)
装置で治療が宜しいかと考えます。
#5
##1
ここで
「ほくろ」+「レーザー治療・レーザー外科」で
大切な「キーワード」は
##2
レーザー治療・レーザー外科に用いるレーザー光には
###1
メスの性格を持つレーザー光
###2
メラニン(黒色)を蒸発させるレーザー光
の2種類があるということなのですね。
#6
##1
特に多発ほくろの場合同時に10個-数10単位のほくろに
同時にレーザー光照射が
可能でないと時間がかかります。
##2
同時とはいっても一つ一つのほくろにレーザー光照射をして参ります。
##3
このようにしようとすると
###1
QスイッチNd・YAGレーザー
(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)装置
による
「「Qスイッチヤグレーザー光」がレーザー光として必要です。
###2
そして何よりも直径1mm弱の目に見えない光線をほくろに
照射するわけですから
「ねらい(ターゲッテイングといいます)」の技術が必要ですね。
##4
多発ほくろの治療には
##3の
###1と###2
の技術が必要ということになります。
##4
このことは是非覚えておかれて下さいませ。
#7
「レーザー光照射メス」と「ヤグレーザー」
##1
ご友人が行なわれた「ほくろのレーザー治療」は多分に
CO2(炭酸ガス)レーザーであろうと考えます。
##2
CO2(炭酸ガス)レーザーは「メスレーザー」ですから
「メス」の「切除」と同様に「巾着縫合」(糸で縫う)が必要です。
けれども最近は「行なわなくなりました」。
##3
これを行なわないと
白くてかてか光ることがあります。
「水疱瘡の痕」 と類似した状態に化けることがあります。
#8結論:
##1
Nd・YAGレーザー(ネオジミウム・ヤグ・レーザー)は
メラニン蒸散(固体を気体にかえること)を
させますから「当日」からお化粧ができるものです。
#9
「ヤグレーザーの照射頻度と回数」
##1
1レーザー光照射は週1回で行います。
##2
直径2−3mmのほくろが30−40個であれば全てに
各回(日)ごとに照射して回数を重ねます。
##3
回数には「6-10-16回の法則」がありますが10回以上照射で
多発ほくろのほとんど全ては消すことが可能です。
上記ご参考にまでお留めおき下さいませ。
何卒にお大事にされてくださいませ。
追伸:
不躾あればお許しください。
とりあえず「受付嬢(医療事務)」までご予約等のお電話いただけますか。
[2003年9月22日 19時45分31秒]