オーストリアの世界遺産の街、グラーツへ(2011.4.25)
4/25(月)
イースター休暇3日目です。2日間はウィーン市内にいたので、今日はちょっと遠出をしようということで、まだ行けていない場所の1つ、グラーツを訪れることにしました。グラーツ(Graz)は、ウィーンから南へ約200kmのオーストリア第2の都市です。といっても人口は25万人くらいのそんなに大都市でもないんですけれど、ここの旧市街が世界遺産になっていて、こちらにいる間にぜひ行ってみたいと思っていたんですよ。
グラーツは、クロアチアとかスロベニアに行く途中に高速道路を通ったことがあるだけで、旧市街に踏み入れるのは初めてでした。お昼過ぎに、新名所(?)となっている未来型建物のクンストハウスの地下駐車場に車を停めて、観光開始です。
まずは城山(Schlossberg)へ上ってみました。歩いて上ることももちろんできるんですけれど、エレベーターやケーブルカーもあって、そのコンビチケットを購入して、先にエレベーターで上ることにしました。この城山には、シンボルの時計塔があって、そこから世界遺産のグラーツの街並みを見ることができるんですよ。歴史を感じる屋根を持った建物がたくさんあって、旧市街の中の観光プランを2人で練りながら、キレイなお花の多い城山の景色とを楽しんでいました。

グラーツ市内を見渡せる城山(Schlossberg)からの景色です。
セピア色の屋根の建物がたくさん見えるんですよ。

グラーツのシンボル、大時計塔(Uhrturm)です。
なぜか短針が時間、長針が分を示しています。

私の右に見える白っぽい建物が市庁舎です。

お花がいっぱいの城山です。

藤の花もキレイでしたよ。(^o^)
ケーブルカーで下山して、旧市街の散策を開始しました。同じオーストリアなんですけれど、雰囲気的には何となくイタリアとかスロベニアっぽい感じもしました。そう、やっぱり国境まで近いからでしょうか? 話されている言葉も、そんな感じに聞こえました。そんな人から、ナンパっぽい声をかけられたり・・・・・(^^) そしてカフェもイタリア系のお店が多いように思いました。そのイタリア系カフェで、軽くお昼にしました。彼女からは、「まゆちゃんになると、どうして食が細くなるのかな?(^o^)」って言われるんですが・・・・・(^^;)
その後は大聖堂、王宮、市庁舎、州庁舎と見て回りました。サッと見て回るだけだと、ふつうの欧州の街って感じだし、城山から見えたセピア色の屋根もいざ街を歩くとあまり見えないんですけれど、よく見ると歴史を感じる建物が多くあることが分かりました。もっとゆっくり歩いてみたかったのですが、夕方に入るとお天気が崩れてしまって、雨も強く降り出してきてしまったので、観光はここでオシマイにしました。狭い路地とか、魅力的な場所もたくさんあったんですけれどね・・・・・

大聖堂のお庭です。お花の名前、実は分からなくって、調べようとしたのですが・・・・・(^^;)

グラーツはシュタイヤマルク州の州都で、その州庁舎の中庭です。
城山から見えた市庁舎のすぐウラの建物になります。

Jakomini広場から、グラーツの中心ヘレン通り(Herrengasse)です。
ウィーンとはちがって、そこまで観光客でごった返していなくって、のんびりと過ごせましたよ。あと、グラーツの名所の1つ、エッゲンベルク城へも行く時間がなかったので、どこかへの通り道としてまた立ち寄ってみたいな〜って思っています。あと、ここグラーツでも、日本支援のイベントの案内を見かけました。元々は自動車産業の盛んな街なので、日本の方もけっこういらっしゃるのかも知れないですね。
帰り道は、激しい夕立に見舞われてしまいました。周りの景色もよく見えないまま、ひたすらウィーンに戻って行ったのですが、ウィーンに近付くと夕立も止んでくれていました。彼女からは「まゆちゃんは必ず風と雨を呼ぶのよね。(^o^)」って言ってましたが・・・・・ そしてこの日はパンツスタイルだった彼女からは、「帰ったら、スカートをはいている人が家事をやってね。(^o^)」ってことで、晩ごはんは私が担当となってしまいました・・・・・(^^;) 実際には2人で準備したんですけれどね。(^^)