1年ぶりのブダペストですが・・・(2010.6.4〜6)

6/4(金)
 ようやくお天気も回復してきたので、今日から2泊3日でお出かけすることにしました。行き先はハンガリーです。お泊まりはブダペスト市内なんですけれど、行き先はあくまでその周辺ということで、市内観光は最小限という予定にしていました。

 高速道路を東へ250kmほど進めば、ブダペスト市内なんですけれど、その前に、今回はブダペスト以外のハンガリーを見るということにしていたので、ブダペストの少し西に位置する街マルトンヴァーシャール(Martonvásár)へ行ってみました。ここはベートーベンにゆかりのある街で、行ってみると、白亜の宮殿の大きな庭園がありました。実際にはそれだけじゃなくって、農業の研究所としても使われているみたいで、学生さんらしき人も見かけたりしました。

 ベートーベン博物館がいちばんのお目当てだったのですけれど、あいにく開館が14時からで、1時間少々待ち時間ができてしまったので、2人で庭園を散策していました。池の真ん中に島があったんですけれど、そこにはベートーベンの像、そしてステージがありました。ここでコンサートなどのイベントが開催されるようですね。

 庭園は緑が本当にキレイでした。(^o^) ウィーンの森で摘んで食べていた野生のニラがあったりしたですけれど、あいにくもう葉っぱが黄色くなってしまって、食べるにはちょっとムリかな〜?(^^) そしてもう1つの博物館、保育園博物館に入ってみました。戦前や社会主義時代の教育に使われた道具などが展示されていました。

 14時になって、ベートーベン博物館へ。もちろん、リストもベートーベンも使用したというピアノなどの楽器や、楽譜なんかもありましたけれど、ここは主にベートーベンの愛人遍歴みたいな展示が多かったですね。(^^) 相当、女性にはモテたんでしょうか? それと、ベートーベンがハンガリーとゆかりがあったこと、実は今まで知りませんでした・・・・・(^^)

ブダペストの少し西に位置する街マルトンヴァーシャール(Martonvásár)の宮殿です。ベートーベン博物館もこの中にあります。
ちょうど写真撮影をしている新郎新婦の姿を見かけることができましたよ。(^o^)

 その後は、ブダペスト市内に予約していたホテルへ向かいました。例によって(?)ホテルまでたどり着くのにまたまた道に迷ってしまいました・・・・・(^^;) ブダペスト市内、方向を変えて走るのがむずかしいんですよね・・・・・ ウィーンとほぼ同じ規模の街なんですけれど、ウィーンよりも人も車も多いような気がしてしまいました。構造がちがうのかな〜?

 彼女にナビをしてもらいながら、何とかホテルの駐車場に到着です。(^^;) チェックインして、少し疲れてしまったので、テレビで日本語放送を見ていました。これが日本からの旅行だったら、少しムリしてでも観光やショッピングに出かけるところなんですけれどね・・・・・(^^;)

 晩ごはんの時間になって、ようやくホテル周辺をお散歩して、レストランに入りました。やっぱりパプリカをふんだんに使ったハンガリー料理を食べたくなっちゃいました。(^o^) ただ前菜のつもりで頼んだグヤーシュでおなかいっぱいになってしまって、メインのお肉をパプリカで煮込んだお料理は食べ切れなくなってしまいました・・・・・ そう、グヤーシュって、いわゆるビーフシチューみたいな感じで、体が温まる料理なんですけれど、けっこうボリュームもあるんですよね。

 この日はブダペスト市内の夜景は見ないで、そのままホテルに戻ってしまいました。(^^)
6/5(土)
 今回の旅行では、1回だけメークさせてもらおうと思っていたのですけれど、それを今日に持ってきました。行き先は、ブダペストから北東方向へ100kmほど行ったところにある、ホッロークー(Hollókö)という村で、伝統的な生活を今も守っていて、世界遺産にも指定されているところなんですよ。

 ブダペストからは、東へしばらく高速道路を走って、そこから北へさらに40kmほど進んだところです。途中の景色はひたすら緑の大地、緑の森が続く、本当にキレイな季節を体験できましたよ。(^o^) いくつかの小さな村や穴ぼこだらけの道を通過しながら、ホッロークーに到着です。

 駐車場からは、村まで歩いてすぐです。白い壁が特徴のお宅が建ち並んでいるんですけれど、木造建築に泥とワラを混ぜて壁を作って、その上に石灰を塗っているんですね。石畳の道を少し歩くだけで、民芸品が飾ってあるお店があったり、1軒1軒回って楽しめるような村でした。(^o^)

伝統的な家並み、生活が残る村、ホッロークーです。

ホッロークーのメイン通りです。
今年初めて? お天気もよくて、暖かい日でしたよ、(^o^)

 お昼ごはんを食べようと、レストランに入ったら、あいにくイベントで貸し切りでした・・・・・ 後で、結婚式を済ませたと思われる新郎新婦を見かけたので、ここの家族が使われていたのかな? 隣のレストランに入ったら、こちらはOKでした。お花もキレイで、村の外の緑と、そしてお天気も汗ばむくらいの陽気で、風も穏やかで、本当にステキな季節に来られてよかったな〜って思えましたよ。(^o^)

お昼ごはんを食べたレストランの入口です。
ようやくキレイなお花に出会えた感じですよ。(^o^)

お洗濯ものが干してあるように、ふつうのお宅です。(^^)

 村の博物館にも入ってみました。木で作られた家具、農耕の道具、昔ながらの炭を使うコンロなど、昔ながらの生活を守り続けている村なんですね。そしてお楽しみにしていたのが、民族衣装を着た女性に出会うことだったのでしたけれど、ちょうど村内を歩いていた方がおられて、私も彼女も、一緒に写真を撮っていただきましたよ。(^o^) まあ、一般の方なので、その写真のアップは控えさせて下さいね。(^^)

 小さな村なので、アッという間に一回りできてしまいますね。(^^) やっぱり豊かな森が周りにたくさんあるので、木材を使った民芸品がたくさん扱われていますね。台所用品やお洗濯モノを入れておく籐のカゴ、他にもカワイイ陶器などもあって、しかもどれもお手頃価格だったので、いろいろ買い込んでしまいました。車で来ているから、少々大きなモノでも、平気で買っちゃいますね。(^o^)

村には、こんな感じで民芸品を扱うお店がたくさんあります。
私たちも、いろいろ買い込んで帰りましたよ。(^o^)

ホッロークーの村の中の分かれ道に、教会があります。
ちょうど結婚式もあったみたいで、花嫁さんも見かけることができましたよ。(^o^)

その教会の横に、お花がキレイに飾られていました。

村の博物館のお庭です。

村は緑いっぱいの森に囲まれています。

 最後に、山の方にあるお城へ行ってみました。村から山道を歩こうと思ったのですけれど、きのうまでの雨の影響で、道がぬかるんでいたので、実は一度あきらめたんですけれど、幸いにもお城までのミニトレインが出ていたので、ちょっとお金を出して乗り込んでみました。

 5分ほどで、石でできたお城へ到着です。お城といっても、ほとんど廃墟で、中は豪華な宮殿・・・・・ではなくって、大半が屋外に出てしまっているんですよ。それでもこのお城からの景色が、深い森の緑と、ホッロークーの村、そして遠くの村も見えて、まさに絶景でしたよ。(^o^) そう、人工的で無機質なモノが一切なくって、原風景がそのまま残っている感じなんですよ。

ホッロークーの村の外れにあるお城です。
ほとんど廃墟になっていますけれど、ここからの眺めは原風景そのものでしたよ。(^o^)

 最後に、ホッロークーの民族衣装を着たお人形を買って、そしたら今度は別の民族衣装を着た女性がおられて、またまた写真を2人とも撮っていただきました。(^o^)

 小さな村でしたけれど、たっぷり夕方まで楽しんで、ブダペストへ戻りました。ホテルでスッピンに着替えて、今度はふつうの(?)夫婦でブダペスト市内へ。今日はハンガリー料理ではなくって、イタリアレストランで晩ごはんを食べた後、市内をお散歩してきました。

 去年に引き続いて、王宮やくさり橋などの夜景を楽しんできましたよ。何度見ても、本当にステキな風景ですね。(^o^) ただ、この日はドナウ川がとんでもなく増水していて、川沿いの道やトラムが通行止めになっていたり、そしてその影響かどうかは分からなかったんですけれど、くさり橋のライトアップが、半分お休みになっていました・・・・・ ひょっとして、意外にも珍しい風景だったかも知れないですね。(^^)

 ブダペストの夜景の写真を出そうと思ったら、うまく撮れていませんでした・・・・・(^^;) やっぱり夜景はむずかしいです。
6/6(日)
 実を言うと、今日が彼女と入籍した日だったんですよ。(^o^) といって、何かしたワケでもないのですが、今日はブダペストから東へ少し行ったところにある、シシィさんゆかりの宮殿へ行くことにしていました。きのうでメーク日は済ませたし、入籍記念日でもあったので、今日はもちろんスッピンですよ。(^^)

 街の名前は、やっぱりハンガリー語はむずかしいですね・・・・・(^^;) グドゥルー(Gödöllö)と読むらしいんですけれど、ここにもシシィさんのよく訪れたという宮殿があるんですよ。元々は、オーストリアとハンガリーって、1つの国だったんですよね。

 まずは宮殿の中を見学です。シシィさん、やっぱりハンガリーでも大スターですね。(^o^) すみれ色のお部屋は、隠し扉があったりして、やっぱり宮殿の生活って窮屈だったのかな〜? たくさんの肖像画や写真も展示されていたんですけれど、シシィさんの肖像画、ずいぶん美化されて描かれていたとも聞いたことがあります。写真でも、ちょっと男性的な雰囲気も持っているな〜って感じもしていました。

 宮殿を見た後は、庭園のお散歩です。もう少し経てば、バラやラベンダーとかがキレイに咲きそろう感じかな? 緑いっぱいのお庭、日焼けしそうなくらいのいいお天気で、気持ちよく過ごせました。(^o^)

 最後に、ここのグドゥルー宮殿では写真スタジオがあって、シシィさんのドレスなどを着て記念写真を撮ってもらえるんですよ。(^o^) もちろん私はスッピンだったので、彼女の撮影を見てるだけです。(^^) ドレス、案の定、服の上から着せてもらって、後ろはヒモで止めるだけでした。(^^) デジカメとかの自分のカメラは使用禁止で、写真は係員さんが撮って、10分まてばでき上がりでした。当時の雰囲気を出すために、写真はセピア色ですね。(^o^)

 そういえば、宮殿に入ったとき、シシィさんのドレスを着た女性が何名かいらっしゃって、お庭の方へ出て行かれたので、そんなことができるのかな〜って思ったんですけれど、その方たちはどうも何かのイベントに参加されていたみたいでした。そこの写真スタジオは、記念撮影だけでしたからね。(^^)

ブダペストから東へ少し行ったところにある、グドゥルー(Gödöllö)宮殿です。
シシィさんゆかりの宮殿で、中ではドレスにお着替えして記念撮影もできたりするんですよ。(^o^)

 お昼を少し回って、宮殿を後にしました。それからは最後のお楽しみ、スーパーでのショッピングです。TESCOって、東欧によくあるスーパーなんですけれど、オーストリアと比べたら、いろんなモノが少し安く買えますね。(^o^) そして高級ハンガリーワインでも、日本ではとても信じられないようなお値段で買えてしまうので、大量に、といっても4本だけですけれど、買い込みました。いつか、ハンガリーワインの産地のトカイやエゲルにも行ってみたいな〜って思っていますよ。(^o^)

 後はウィーンまで真っ直ぐ帰るだけです。お天気がいいのはうれしいんですけれど、日焼けが心配ですね・・・・・(^^;) 両腕にバスタオルをかけて、よけてはいたのですけれど、きのうのホッロークーでちょっと焼けちゃったみたいです。(^^;)

 無事に19時過ぎに帰宅です。明るいウチに帰れると、ホッとしますね。(^o^)

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