Tour of Netherlands and Germany (2007.04.27-05.06)

5/2(水) Lübeck→Hameln→Sababurg
もう少しリューベック観光を!
 せっかくの世界遺産の街、リューベックをもう少し見て回ることにしました。彼女も、この街にあるという世界最大級のパイプオルガンを見てみたい!って希望もあったので、ホテルチェックアウトの後、旧市街観光の続きとなりました。もちろん(?)、今日も本当にいいお天気!(^o^)

リューベック旧市街の北の端にあるブルク門(Burgtor)です。

 その最大と言われているパイプオルガンは、市庁舎隣の聖母マリア教会にあるんだけど、開くのは10時。まだ時間があったので、ブルク門(Burgtor)の方まで歩いてみました。そう、ここはとにかくレンガ造りの街並みがキレイで、見ていてとっても楽しいところです。(^o^) 聖霊養老院も、とても病院とは思えない建物だし、修道院もリッパな建物ですね。それ以外にも見所満載なんですよ。本当に時間がいくらあっても足りないな〜って、いつもながら思ってしまいますね。

 10時になって、マリア教会に入ってみました。オルガンの大きさ、とにかくあのパイプの大きさを見るんだけど、確かに大きいですね。ここでオルガンのコンサートでもあれば見に行きたいんだけど、なかなか日程も合わないし、特に旅行だと運次第になっちゃいますね。今回は、ここで演奏されたCDを買うだけになっちゃいました。

 彼女はオルガンを習っていたこともあって、教会を見るのも好きなんですよ。この前のブレーメンの大聖堂の礼拝もすっごく満足してくれたしね。

聖母マリア教会(Saint Marien Kirche)です。市庁舎の隣にある教会です。

メルヘン街道へ!
 10時過ぎにリューベックを後にして、お次はハーメルン(Hameln)へ向かうことにしました。ルートとしては、ハンブルク(Hamburg)→ハノーファ(Hannover)を通過していく感じですね。リューベックからハンブルクのアウトバーン(1号線)は、道も広くて思いっきりスピードを出して走れますね。(^o^) 日本では出せないようなスピードで走れるのは、本当に気持ちいいですよ。

 ハンブルクからハノーファ(7号線)は、少し交通量が多いですね。平日ということもあって、トラックがとにかく多くて、なかなか速くは走れないです。

 ハノーファ郊外からは、一般道に入ります。やっぱり一般道の方は、景色は楽しめますね。田園風景だけじゃなくって、小さな村のカワイイ街並みも見られますからね。そしてそんな観光的に有名とは思えないような村でも、必ずホテルやレストランはそろってるんですよね。もし滞在する機会がまたできるのなら、こういう旅行もしてみたいな〜って思いますよ。

 そしてメルヘン街道の街、ハーメルンへお昼に到着です。ここは笛吹き男の童話が有名なところで、私はここに来るのは実は4度目。彼女のリクエストで、「ネズミグッズがほしい!」ってことだったので、選びました。

 今日もお昼はバゲットですね。朝ごはんをいっぱい食べると、どうしてもお昼が軽くになってしまいますね。

 ここはネズミの足跡が道路に描かれていて、これをたどると、街の名所が一通り見られるようになってるんですけれど、だいぶん薄くなってしまってるな〜・・・・・ 見所はヴェーザー・ルネッサンスとも言われる芸術的な模様を持つ木組みの家が多く残っている街並みですね。もちろん、笛吹き男の劇もあるんだけど、これは日曜日のお昼だけ。

ここがハーメルンのマルクト広場、そして野外劇もここで開かれるんですよ。
左がニコライ教会(Saint Nicolai Kirche)、右が結婚式の家(Hochzeitshaus)です。

 あとは15時35分の仕掛け時計の時間にだけは遅れないように、街歩き、そしてショッピング。彼女は笛吹き男かネズミの気ぐるみがほしい!って言ってたんだけど、これは見つけられなかったな〜。やっぱり伝統的なモノだし、売りにだすようなことはないみたいですね。ネズミのぬいぐるみなどのグッズはあったので、それを買っていくことにしました。

仕掛け時計は、とってもユーモラスです。(^o^)
結婚式の家の真ん中の扉から出てきます。

 そして仕掛け時計の時間が! やっぱり何度見てもユーモラスで楽しいですね。(^o^) この後も、のんびりと街歩きを続けました。まあ、ドイツでハーメルンみたいな街ってたくさんあって、こちらにいる人にとってはどうってことのないところだと思うんだけど、たまに日本から来る人にとっては、やっぱりステキだな〜って思っちゃいますね。(^o^)

こんな感じの装飾のある木組みの家が多いのも、この辺りの特徴ですね。
ここは市民の家(Bürgerhus)と言われています。

初体験! 古城ホテルへ
 のんびりとハーメルン観光をしていたら、夕方になっていたので、今日の宿泊場所、古城ホテルのあるザバブルク(Sababurg)へ向かいました。

 ハーメルンからは、メルヘン街道をそのまま南へ進む感じになりますね。ただ、道端に立ってる通りの名前を見ると、ヴェーザー・ルネッサンス通り(Straße der Weser Rennaisance)って書いてあるモノの方が多かったです。重複してるのかな〜?

 そして相変わらず、キレイな景色は続きます。(^o^) 黄色の菜の花畑、ウェーザー川の向こうの丘、すべてが鮮やかです。途中下車して寄りたい村ばかり出てくるんだけど、そうしてると、目的地にたどり着けなくなっちゃいますからね・・・・・

 国道を離れて、さらに山道を進んだところに村が出てきて、さらに奥に進むと、まさに童話に出てきそうなお城、ザバブルク城(Sababurg)が見えてきました。私は実は1度見に来たことがあるんだけど、お泊まりするのは初めて。確か、廃墟だったような気がしたのですが・・・・・

 彼女は相変わらず写真撮影に熱心です。そう、どこも本当にキレイで、どれだけフィルム(今回はデジカメなのでメモリですね。)があっても足りない感じで、最後まで持つかな〜?(^^;)

「いばら姫」の童話の舞台となったザバブルク城(Dörnröschenschloß Sababurg)です。
今日はここにお泊まりです。(^o^)

 スーツケースを引きずって、チェックイン。ここはメールで予約のやりとりをしたんだけど、ちゃんと伝わっていました。(^o^) ガイドブックとかによると、予約を取るのはタイヘン!って書いてあったんだけど、今回は平日だし、夏休みとかでもなかったので、すんなり取れちゃったみたいでした。

 さて、ふつうのホテルなら上の階に行くのにリフト(アメリカ英語でいうとエレベーターです。)があるのがふつうなんだけど、ここは古城ホテルでそんな設備はナシ。スーツケースを上の階まで持って運ばないといけませんでした。私は自分で持って上がったんだけど、彼女は係りの人に手伝ってもらっちゃいました。

 荷物を置いて、しばらくお部屋を見て回っていました。久々のバスタブが!(^o^) 疲れも少しは取れるかな? そしてバルコニーへ出て外を見ると、家1軒見当たらない森の中・・・・・ 遠くを見ると、野生動物が・・・・・ そう、この辺りは野生の動物公園にもなっているんですよ。夜になったら、本当に真っ暗闇の中だな〜・・・・・(^^)

お城の周りは自然公園になっていて、動物もたくさん住んでるんですよ。

 そしてしばらくお城のお庭を歩いていたら、真っ黒なワンちゃんが寄ってきて、動物大好きの彼女と遊んでました。ワンちゃんもすっかり彼女になついてしまっておかしかったですよ。(^o^) 実際は、お隣でお茶されていたご夫婦の飼い犬だったんですけれどね。私たちが離れようとすると、まだ付いてきちゃったので、「もう飼い主さんのところに帰りなさ〜い!(^o^)」って言ったけど、分かってくれたかな〜???
本当に森の中・・・・・(^^;)
 20時にお楽しみのディナーです。(^o^) お城特製のメニューもあったんだけど、この時期はやっぱりSpargel(白アスパラガス)が食べたい!ってことで、それをオーダーすることにしました。もちろん、私はビールもね。(^o^)

 料理が来るまで、付きだしが出てきました。パンはふつうなんだけど、ハムも出てきました。Wildschwein? 後で調べたらイノシシですね。ここは元々は狩猟のための居城だったから、やっぱり野生動物がたくさんいるんでしょうね。レストランの装飾も、シカのはく製や鉄砲などがあって、雰囲気ありますからね。

 そしていよいよメインディッシュが! またまた大きなアスパラガス、そして新ジャガイモ。メインのはずのお肉やお魚が、サイドって感じになってしまいますね。(^^) とにかく、ここのアスパラガスもおいしいこと!(^o^) この時期にしか味わえないおいしさですよ。甘くって、やわらかくって、本当においしかったです。おいしいドイツを満喫して大満足です。

この白アスパラガス(Spargel)が、この時期とってもおいしいんですよ。(^o^)

 ディナー中に、ちょうど日の入りとなったんだけど、スケールの大きな景色は最高にキレイでした。(^o^)

 食後は、真っ暗になったバルコニーへ出てみました。夏場ということで、空はなかなか真っ暗にならないですね。星も見えるんだけど、冬の方がキレイでしょうね。

 お風呂にも入って、体を冷ますためにまたバルコニーへ出てみました。真っ暗なのは相変わらずだけど、動物の吠える声が! オオカミが争ってたみたいで、私も彼女もビックリ! そう、街中のホテルでは絶対に体験できないことでしょうね。グリム童話でオオカミが出てくるお話が多いのも、この辺りに棲んでるってことなんでしょうね。

 寝る前にもう1度バルコニーに出てみると、うって変わってシー〜ンとしていました。そう、何も聞こえない静かな空間でした・・・・・ 動物さんたちも、お休みモードに入っちゃったのかな?
こっそりと、撮影しちゃいました・・・・・(^^)
 これ、実は日付が変わって3日の早朝のことなんだけど・・・・・ お城の写真を紹介しようと思ってフライングしますね。(^^)

 今回は、真剣に時差ボケを直そうって意識はなくって、できるだけ早起きしよう!って思っていたんです。この日も4時起きでした。で、またまたバルコニーに出てみると、今度は月の入りに遭遇することになりました。大きく見えるお月さまがとっても幻想的!(^o^) 音もなく静かに沈んでいく姿は、本当にステキでした。彼女を起こそうかどうか迷ったんだけど・・・・・(^^;) どっちにしても怒られそうだったので・・・・・ 写真を撮ってみたんだけど、うまく写ってなかったですね・・・・・(^^;)

 さて彼女が寝ている間に、お着替えして、このザバブルク城で写真を撮って回ろうと思っていました。お化粧するの、今回の旅行では初めてですね。ハネムーンのときは禁止されていたんだけど、今回は一応お許しが出ていましたからね。(^o^)

ザバブルク城の内部です。内装もステキでした。(^o^)

 辺りが明るくなり出した6時過ぎから、三脚を持ってお城を回ってました。まだ誰もいなかったので、ゆっくりと撮影することができましたよ。ただ、回れる場所も限られていて、あとお城も人がバックでは全部を写すのはむずかしいですね。ある程度撮って回って、引き上げていったんはスッピンに戻りました。

イバラではなくって、ツタに覆われたお城でした。(^o^)

おとぎのお城の案内係??? 私じゃダメかな〜???(^^;)

お外のテラスでも、お食事できます。

5月3日へ続きます。

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