初めての旧東ドイツ(7/1、Schwerin)
この日もお城が見たいと思ったので、いろいろガイドを見ながら探して、シュヴェリンという街へ行くことにしました。このシュヴェリンはハンブルクから東へ100kmほど行ったところにある人口10万人くらいの旧東ドイツの街です。
アウトバーンを走っていくと、国境の検問所の跡が見えました。もう今は誰もいなくて、すぐそばにサービスエリアが建てられていました。ベルリンの壁がよく東西ドイツの分断の象徴みたいに言われますけれど、こんなところにも分断の跡が見られるんですね。しばらく走って、アウトバーンを降り、国道を走っていき、市内へ到着。湖のそばに立派なお城があるのが見え、「うわっ! キレイ!」って思ってしまいました。でもまずは市内の広場を目指します。ドイツの場合、町の中心部は中央駅前ではなくて、市庁舎などの広場周辺にあるんですよね。もちろんここも例外ではありません。
この街は尖り屋根の建物がいくつもあって、どこから回ろうか迷ってしまいました。とりあえず行ってみたのが、古い教会で、すごく雰囲気のある感じでした。中をしばらく見ていると、急にパイプオルガンの演奏が始まって、ビックリしてしまいました。でも何て言う名前の教会かは分からなかったし、それに教会とか大聖堂って写真を撮るのがすごくむずかしいんです。なかなか1枚の写真に納めることができなくって、このシュヴェリンでもそうなってしまいました。
次にドーム前の広場へ行ったら、いろいろな出店が出ていました。これはどこへ行っても見られる風景です。そこで私は久々のソーセージ(Bratwurst)を食べました。ここでのソーセージはやはり炭火焼きでしたが、長さは20cm強とそれほど長くはなかったのですが、とにかく太いの! ほおばるのに一苦労!! でも久々でやはりおいしかったです(^o^) ソーセージを食べ終わって、いよいよこの日のお目当てのお城へ向かいます。
このシュヴェリン城は湖畔に建っていて、建物も本当にステキでした。まずはお城の前で撮影です! でもこの日は風が強くて、スカートが風に流されてしまいます。仕方なく、スカートのサイドを持ちながらのショットになってしまいました。

風があったので、スカートを押さえてしまいました。バックがシュヴェリン城です。
このあと、お城の中に入り、博物館のガイドツアー(8DM必要でした)に参加します。ガイドさん(中年の女性です)が、いろいろお城について説明されたのですが、もちろんドイツ語! いくつかの単語、数字などは分かるんだけど、トータルの文章はやっぱり分からなかったです。内部はいたるところに金箔が使われていて、他にも玉座やさまざまなギャラリーなども保存されていて、昔本当に貴族が住んでいたお城そのものでした。またお城から見る湖もキレイ! ドイツに来て、初めてお城らしいお城を見た感じがしました。
お城のガイドツアーが終わった後は、街中を適当に見て回り、ショッピングセンターなどへも行きました。
今回初めて旧東ドイツの街へ行ったのですが、街の雰囲気自体は、旧西ドイツとそんなに変わらない気がしました。ただ教会、博物館、それにシュヴェリン城の裏側など、旧市街地の建物の多くが復旧工事中で、もう少し時間が経てば、もっときれいな街になるんじゃないかと思いました。旧市街へ行く途中でも、いくつかの工場を見ましたが、特に黒煙を吹き上げている様子もなく、東西の格差は少なくなっているのかな?って印象を持ちました。
さて、シュヴェリン観光が終わって、ブレーメンに戻りました。実は先週ハンブルクで会っていた彼と、20時にローランド像の前で待ち合わせをしていました。でも少し早く着いてしまったので、写真を少し撮ろうと思いました。ベッチャー通りの写真を撮ろうとしたとき、おじさんに「写真を撮らせてくれないか?」って英語で話しかけられてしまいました。で、素直にカメラを預けて撮ってもらったのがこの写真です。

レンガ造りの小径、ベッチャー通りです。
お礼を言って、おじさんは「君はとってもいい子だ」とか「何かお手伝いできることない?」って聞かれたりしたけど、「No, I’m alright!」って答えました。そしたら「Have a nice trip!」って言われてお別れしました。「写真を撮らせて」なんて言われたの、初めてだな! いったいどこの国の人だったんでしょうか??
それから20時になって、彼と再会! 彼は私の頬に軽くキスをしてきました。その後、なぜだか中華料理屋さんで食事をして、その後夜のブレーメン市内を一緒に散歩しました。

オランダ? ではありません。ブレーメン市内です。中央駅と旧市街地の間にある風車小屋(レストラン)です。
日本ではすごく蒸し暑いみたいですが、こちらは夜になると少し肌寒いくらいです。最初は特に手もつながなかったのですが、途中でやはり少し寒くなってきました。私は彼に「ちょっと寒いね」って言ったら、彼は私の肩を抱いてくれました。そして途中でカフェで一緒にコーヒーを飲んだりして、夜遅くにお別れしました。そしてこの日も街中で抱きしめられたり、キスもされてしまいました。
でも、肩を抱かれながら歩いているときは、本当の女の子としてかわいがってもらっているような気がして、何だかすごく幸せな気分になってしまいました。こんなことを思うようだったら、男性として生きていくこと、やっぱりもうムリなのかな?