これじゃ、日本にいるときと変わらないな・・・ (6/24、Bremen→Hamburg)
(1)ご近所の美容院へ
この日はドイツに来てから、初めて美容院へ行って来ました。この前に行ったのが出国前日でしたから、ほぼ2ヶ月ぶりになっています。アパートから歩いてすぐのところだったので、ノーメークでした。とりあえず毛先だけそろえてもらおうと思ったので、ドイツ語会話集にあった「先だけ切りそろえて下さい」というドイツ語をその会話集を見ながら言い、何とか通じました。
特に霧ふきをかけるわけでもなく、そのままはさみでチョキチョキと先をそろえていくだけでしたが、特に前髪が長くなってちょっとうっとうしかったのが、軽くなって、前よりもかわいくなった感じがしました。10分くらいで終了。カットだけで、シャンプーも整髪料も何もなし。これだけでお値段は18DM(1,000円弱)でした。
美容院の人とも少し会話をしましたが、ドイツ語。「日本から来ました」って言ったり、「いつまでいるの?」とか聞かれたので、「9月か10月までです」など適当に話していました。でもやっぱり相手の言っていることは、まだよく分からないですね。「英語はしゃべれるの?」って聞いても、「少しだけね。私英語は得意じゃないの。」だって。まだまだ私も修行が必要だな。
(2)ショッピングへ(Bremen)
美容院から帰って、ショッピングへ行こうと思い、シャワーを浴び、お化粧開始です。この日買おうと思っていたものは、化粧品少々と音楽CDくらいで、特に服や靴は時間があれば見ようと思っていただけでした。
ちょうど12時半頃、無事ご近所を抜け出し、途中のパーキングで変身完了した私は、ブレーメンへ向かいました。パーキングに車を止め、中心部へ向かおうとしたとき、若い女の人(数人のグループでした)に、「Entschuldingung, ・・・・・」とたぶん道を聞かれたと思うのですが、私は「Ich verstehe Deutsch nicht!(ドイツ語はわかりません)」と答えたら、相手の女の人は「あっ、そう、困ったわね」みたいな表情をされていました。確かに日本にいるときも道をよく聞かれていた私ですが、そのときは中年のおばさんが多かったです。でもまさかドイツでも! しかも今回は若い女性だったし、それに何で東洋人の私に聞いたのかな? やっぱり声をかけやすいタイプなのかな? それ以前に私が本当の女性でないこと、気付かなかったのかな?
お昼は「NORDSEE」(日本語で北海の意味です)というファーストフードショップで生魚のサンドイッチを食べました。それから適当にデパートやブティックなどを見て回りました。この日ブレーメンに行ってちょっとビックリしたことがあります。それはお店の開店時間が延長されていたことで、エキスポ期間中は、土曜日の午後は6時まで開店するとのことで、今まで4時閉店だったのが少し便利になったなって思いました。
しばらく回って、一応目的のものは買ったし、少し服も見てみようと思ったら、ブティックで案の定、かわいい夏物のワンピースを発見してしまい、試着してみたらgoodだったので買ってしまいました。
後はマルクト広場からベッチャー通りを見て回りました。このマルクト広場の景色は何度見ても圧倒される雰囲気があり、本当にステキだなって思います。そしてベッチャー通りを初めて歩いてみました。狭い道にレンガ造りのお店が立ち並ぶところなのですが、ここではお友達の結婚祝いのメッセージを送るための絵はがきを1枚買いました。
用を済ませると、夕方の5時を過ぎていました。その後、ハンブルクへ向かいます。ブレーメンからハンブルクまでは、約100kmの道のりです。
(3)ハンブルクのTVクラブにて
ハンブルクへ到着した私は、まず市庁舎前広場へ行きました。今日もここで何かのイベントが開かれていて(野外演奏が行われていたということ以外は分かりませんでした)、屋台がずらりと並んでいました。ここでとりあえず夕食を、と思って、いろいろ屋台を見て回り、ドイツ風餃子みたいな食べ物(挽肉を小麦の皮で包んだ食べ物で、名前は忘れました。)を食べました。それからいつものDiva Franzへ向かいます。この日ここへ向かった理由は、この前のスペインの子ソニアと一緒に撮った写真をヴァルターさんに渡して送ってもらおうと思ったからで、それが済んだら早めに帰るつもりでいました。
お店に入って、ママさんのシェッキーにあいさつをしました。その後、しばらくしてミハエラが到着。彼女はドイツ語しかしゃべれないので、「この前の水曜日は暑かったね。」とか、いつもシャンペンを飲んでいる彼女に、「ビールやワインは飲まないの?」って聞いたら、「あんまり好きじゃない」って答えてくれました。後は「女性ホルモンは使ってる?」って注射をうつジェスチャーをしながら聞いたら、少し使われているみたいでした。私も少しずつではありますが、ドイツ語でしゃべれる文章は増えているみたいです(?)。
しばらく経って、私の近くに座った男性がお店のシェッキーに、「彼女に何か飲み物をおごってあげたい」と言ったみたいで、彼女が「彼からのおごりよ! 何がいい?」って聞いてきたので、私は「Wasser, bitte!(ミネラルウォーターです)」といい、彼にお礼を言い、乾杯もしました。彼の名前はベアチというそうで、彼はミュンスターから電車で来て、いつも週末はハンブルクで過ごしているそうです。「私は日本から来ました」とかいろいろ会話をしましたが、私が「Können Sie Sprechen Englisch?(英語は話せますか?)」と言ったら「少しだけ」と言い、その後、彼とはドイツ語と英語のミックスした会話になってしまいました。あといろいろ話しをしていると、彼もやはり私を抱きかかえるように手を背中から回してきました。そしていろいろ体を触ってきて、キスも求めてきました。今度は前のミュンスターのときと違って、彼も私のことを本当の女の子ではないことを知っていたので、少し気が楽でした。でも彼は執拗に私の体を触ってきて、キスも何度も何度も求めてきます。

隣がベアチさんです。いつものハンブルクのDiva
Franzにて。
そして、彼に会ってから1時間半くらい経ってから、一緒にお店を出て、彼に肩を抱かれながらハンブルクの中央駅(Hauptbahnhof)の方へ歩いていきました。よく考えたら、男の人に肩を抱かれながら歩いたのは、初めての経験でした。それに途中の信号待ちなどでもキスをされてしまいました。日本では男の人と手をつないだことはあるけれど、これがヨーロッパ流なのかな? 途中のバーに寄って、コーヒーを一緒に飲みました。特にゲイバーではなくて普通のバーだったけれど、やっぱり彼に抱きかかえられるようになってしまいました。そして中央駅で「今度いつ会える?」って聞かれて、「できれば来週だけど、まだ分からない。」って答えました。そして彼に抱き上げられたり、何度もキスをしてお別れしました。
ドイツでは、カップル同士、平気で町中でも堂々とキスをし合う光景をよく見かけますが、今回で私もその仲間入りをしてしまったのかな? 「郷に入れば郷に従え」でいいのかな?
帰りはこの前おじさんに捕まってしまったサービスエリアに寄りましたが、この日は何もありませんでした。というわけで無事にアパートまで戻ることができました。でも結局この日の目的だった、ヴァルターさんには会うことはできず、後日郵送で彼に写真を送ることにしました。