メルヘンの世界へ 6/18(日)(Sababurg→Hann. Muenden)
 この日は、「いばら姫」のグリム童話のお話が残るいうザバブルグというところへ行って来ました。「いばら姫」のお話とは、王様とお后さまの間に美しいお姫さまが生まれて祝宴があげられたのですが、招かれなかった魔女がお姫さまに15歳になったら、いばらに刺されて倒れるという呪いをかけてしまい、永い眠りについたんだけど、100年後に王子さまがお姫さまにキスすることで眠りから覚めましたということで、ザバブルグにはその「いばら姫」のお城が残っているということでした。
 アウトバーンを降り、森の中をどんどん進んでいくのですが、途中でどうも道を間違えてしまったことに気が付きました。でもそこで初めて「ドイツメルヘン街道(“Deutsche Märchen Straße”)」の看板を発見することができました。
 そしてさらに森の中をドンドン進んで行くと、ザバブルグへの道案内を発見(少し通り過ぎて引き返しましたが(^^;;))、今度は細い山道を進んでいきますが、行っても行ってもなかなか案内が出てきません。このまま麓の村まで出てしまうのかな?と思いましたが、何とかたどり着くことができました。
 この辺りは、大規模な自然公園になっていて、いろいろな動物が棲んでいるところだそうですが、とりあえずはお城見物です。森の中の小さなお城といった感じで、本当にメルヘンチックでした。
 まずはお城の中に入る前にお昼です。お城の中のレストランで食事をしたのですが、森の中ということなのか、街中で食べるよりも高い! サラダとお魚のムニエルとピラフを食べましたが、おいしかったです。レストランのウェイターさん、ウェイトレスさんも王子さま、お姫さまみたいな感じで、なぜか英語も上手だったし、とても感じのいい人たちでした。
 お城の中に入って見物したのですが、中はほとんど廃墟に近かったです。特に博物館があるわけでもなく、ただ城跡が残っているという感じでした。らせん階段を上がっていっても行き止まりで何もなかったしね。

お城の中で。あっ、目をつぶってる! 「いばら姫」の呪いがかかっちゃったかな???

 さてこの後、ゲッティンゲンかハンミュンデンのどちらかに向かおうと思い、道案内を見て、ハンミュンデンの方が近かったので、そちらへ行くことにしました。ここは木組みの街並みが非常に美しいということだけで、他の詳しい街の地図などはありませんでしたが、道案内に出てきた”Altstadt”(=旧市街)に従って、車を駐車場に止め、街中をゆっくりと見て回りました。でも最初はちょっと外れたところから回っていたみたいで、木組みの街並みではなくて、きれいなレンガ造りの建物がいっぱいある地区でした。それでもとっても芸術的できれいであることには変わりありませんでした。

ハンミュンデンの市庁舎前で。ここも仕掛け時計があります。

 公園の森を抜けて、ようやく市街地図を発見。ここからが旧市街地で、周りを見ると木組みの街並みを見ることができました。しばらく歩いて、市庁舎を発見。ここも時間が来ると、仕掛け時計が鳴るという、やはりメルヘンの世界でした。市庁舎前広場はやっぱりレストランになっていて、みんなビールを飲んだり、アイスクリームを食べていたりしています。それにしても、みんな本当にカロリーの高そうなものをたくさん食べているのには、驚きます。みんなの体が大きいのもうなずけますよ! 私も近くのカフェで「アイスカプチーノ」を頼みました。てっきりただのアイスコーヒーが出てくると思っていたら、アイスコーヒーに生クリームとビスケット、それに中にバナナのアイスクリームが入っているというものでした。メニューにはただのアイスコーヒーもあって、それだけでよかったのに・・・・・ と思ったときは遅く、出てきたアイスカプチーノ、全部おいしくいただいてしまいました。たまに食べる分にはいいだろうけれど、続けていたら、絶対また太っちゃうな! こちらの人の体型が何よりの証拠だからね。

市庁舎横の通りで。このように木組みの街並みがとっても美しい街です。

 それにこの日は少し暑くて、子供達が教会(街のシンボル聖ブラジウス教会です)の前の水浴び場で遊んでいました。ちょっと手を出すと水が飛び出す仕掛けになっていたりして、面白かったです。市庁舎や教会どの他の建物もとてもステキだったけれど、ここハンミュンデンの特色は何といっても木組みの建物が並ぶ街並みです! よく見ると本当にいろいろな組み方をしているんですね。

もう一つ木組みの街並みをバックに。この日は目をつぶっている写真が多いな(--;;)

 さすがにこの日はナンパはなし! ドイツのあちこちの街へ行きましたが、本当にどこへ行ってもステキです。日本もこれくらい街並みがキレイだといいんだけれど・・・・・


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