恐かった、ヨーロッパ初女の子(4/24 Bremen) 
 この日はドイツではイースターの休日でした。行き先は私の滞在先からいちばん近い大都市、ブレーメンです。
 ホテルで朝食を取って、お部屋に帰ってお化粧開始です。ホテルに入るときはフロント前を通らないといけないんだけど、出るときは非常階段から出ちゃえば従業員の人に見つからずに脱出できることをちゃんと確認していたので、自分のお部屋から完全に女の子バージョンでお出かけです。
 それよりもいちばん不安だったのが、2日前に借りたばかりのレンタカーの運転なんです。何しろ初めての左ハンドル、ウィンカーとワイパーも左右逆だし、おまけに教習所以来のマニュアル車(オートマチック車がよかったんだけれど、在庫がないっていわれたので)と、本当に不安で不安で仕方がありませんでした。前の日には一応男性バージョンで下見には行ったものの、道を間違えるし、エンストも何回もやってしまったし、ワイパーとウィンカーを間違えたりと、散々だったからです。
 それでもやっぱりじっとしていられない性格だし、ここでひるんでは練習にもならないし、それに女が廃る!というもんで、ホテルの非常階段を抜け出して車に乗り込みました。途中、アウトバーンを通って行くんだけど、私はまだ慣れていないし、それに恐がりなので、80〜100km/hくらいで走りました。でも他の車は200km/h以上出して走っている車も珍しくないほど、みなさん速いです。インターの入口で流入車があると、追越車線へ出ないといけないんだけど、後ろから車が来ないかどうか、本当にヒヤヒヤものです。それでも2回目ということで、今度はすんなりとブレーメンに到着し、駐車場に無事車を止めて、まずは一安心。
 この日は祝日ということで、レストラン以外のお店はほとんどお休みです。ウィンドーショッピングはできるように、シャッターは降ろさずにガラス越しにお店の中が見えるように、ちゃんと照明は点いているのが特徴です。日曜日や祝日にお店が閉まってしまうのは、ヨーロッパでは常識なんだろうけれど、日本とは感覚が違うな。
 というわけで、きのうあらかじめもらっておいた街の案内図などを参考に、ブレーメンの街を女の子で歩き回ってみました。ブレーメンは中世の雰囲気が強く残っている本当にステキな街です。特にマルクト広場へ入ったところから見るツインタワーの聖ペトリ大聖堂は圧巻! その風景に完全に魅入られてしまい、足が完全に止まってしまいました。あとシュノーア地区も、細い路地に沿っていろいろなかわいいお店があったけれど、祝日ということでお休みだったので残念。
 お昼になったので、マルクト広場の中にあるレストラン(ローランド像の後ろの黒い建物です)でパスタを食べました。お店は結構混んでいて、荷物を置く場所がなかったんだけど、隣にいたおじさんが、「コートをここにおいていいよ!」って言ってくれたりもしました。食べ終わって、また観光再開! 適当に街中を散策して、そうそう、どこかで写真を撮りたいなって思ったので、カメラを持った観光客の人に英語で「写真撮っていただけませんか?」って声をかけて、ローランド像前と音楽隊像前で撮っていただきました。

ローランド像の後ろの建物は、そういえばみんなレストランだったかな?
外にテーブルが置いてあるところを見ると、間違いなさそうです。この日は右側の黒い建物でランチでした。

 実をいうと、日本にいるときは人に声をかけることに自身がなかったけれど、こっちではかなり声の低い女の人も見かけていたので、私でも大丈夫かなって思いましたが・・・・・実際はどうだったのかな?
 小雨の少し寒いブレーメンが、ヨーロッパでの私の女の子初体験となりました。


BACK