| 迎春 |
新しい年を迎え、2010年にかける希望や抱負はいかがですか。
金融・経済危機による大不況が続き、格差・貧困は拡大するばかりです。
総選挙で誕生した鳩山政権は、予算編成や普天間基地問題などでマスコミから集中砲火され、支持率を下げています。それでも流行語大賞に「政権交代」が入るなど、政権交代を通じて新たな市民革命の前進を期待し、積極的な提案行動などが市民運動等で取り組まれだしています。
私たちは、こうした市民の自覚と行動を評価し、行動の共有を進めたいと思います。
▼ 原発に依存しないでCO2削減30% を!
昨年12月のCOP15では、先進国と途上国の対立等で、京都議定書に続く新たなCO2削減目標作りに失敗しました。しかし、地球温暖化ストップ! 化石燃料に依存しない自然エネルギーへの大転換は喫急の課題です。そのために、鳩山政権が果たす役割は大きくなっています。
ところが、鳩山政権が国際公約した「CO2中期目標25% 削減」は原発推進を前提にしたものです。原発に依存しないでCO2削減を提起できるエネルギー政策の大転換こそ、日本には求められています。
私たちは、21世紀の人類史的課題となっている新自由主義の清算、核兵器の廃絶、地球環境保全を地球市民の国際連帯で前進させたいと願っています。
新自由主義がもたらした格差・貧困、戦争、環境破壊等々の負の現実を直視し、困難な課題を解決するために多くの市民運動や労働組合等々と連携していきます。
また、日本にはまだ存在していない「みどりの党」の組織化と世界的な連携を追及することもめざしたいと思います。
▼ 松戸市立病院の建設問題を問う住民投票を!
小泉政権による医療破壊の中で、全国の公立病院は大赤字。患者は大きな負担を強いられ、医療難民が続出しています。
このような中で松戸市は、300億円もの巨大プロジェクトの市立病院建設を目指しています。新病院になれば、医師・看護士不足は改善され、赤字経営から脱出できると豪語しています。
さらに問題は、不十分な情報公開と一切の市民参加もない中で、2010年度から工事着工を強行しようとしていることです。
市財政が破綻する危険性が大きい新病院建設の動きをストップさせたい、住民投票で建設の是非を問いたいと、11月には「新病院整備基本計画の賛否を問う住民投票を実現する会」が発足し、1月15日から一ヶ月の住民投票条例を求める署名活動がスタートします。市民自治を実現させるためにも、重要なたたかいになります。
条例請求には、有権者の50分の1(約8千人)の署名が必要になります。この署名を集められる市民は、選挙管理委員会から認められた「受任者」だけです。
この「受任者」を拡大するために、1000人の会と実現する会の共催で、新年早々に市内3ヶ所で「なぜ住民投票か、受任者OK」の懇談会を開催します。市民の方は、最寄りの会場に是非ご参加ください。
| 日 時 | 会 場 |
| 1月 9日(土) 13:00〜15:30 | 常盤平市民センター和室 |
| 1月11日(月) 13:00〜15:30 | 新松戸7丁目・五番街和室 |
| 1月13日(水) 19:00〜21:00 | 松戸・ほくとビル4F会議室 |
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| 住民投票を実現するための総決起集会へ! |
| 1月17日(日) 18:00〜 | 松戸市民劇場ホール |
| 主催: 新病院整備基本計画の賛否を問う住民投票を実現する会 |
市民自治を原点に、今年も21世紀の人類史的課題となっている新自由主義の清算、核兵器の廃絶、地球環境保全のために奮闘します。
今年も変わらぬご支援・ご協力をお願いします。
2010.01.01 - 吉野 信次 -
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