〜 こんな県知事はいらない 〜 「森田健作氏を告発する会」が発足・告発へ |
千葉県知事選が、 3月12日告示、 3月29日投票で実施されました。選挙結果はご承知のように、森田健作候補の圧倒的な勝利で終わりました。投票率は 45.56% で前回より 2.28% 上がっています。
| 得票数 (得票率) |
| 森田 健作 | 1,015,978票 (45.5%) |
| 吉田 平 | 636,991票 (28.6%) |
| 白石 真澄 | 346,002票 (15.5%) |
| 八田 英之 | 136,551票 ( 6.1%) |
| 西尾 憲一 | 95,228票 ( 4.3%) |
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▼ 己の存在を隠し、「完全無所属」とうそぶく森田氏
当選した森田氏は、「政党より県民第一」と完全無所属を強調。吉田氏は、推薦を受けた民主党、社民党、国民新党、新党日本、市民ネット、連合などを隠さず連携していくことを強調。森田氏が勝利した要因は、俳優、元参院議員・元衆院議員、前回の県知事選候補と知名度が高かったこと。自民党所属の多くの国会議員や県会議員の支援を受けながら「完全無所属」を強調したこと。そして、民主党の小沢代表が西松建設の違法献金事件で、 3月24日に公設秘書が政治資金規正法違反罪で起訴されながら、民主党代表を辞任しなかったこと等々があげられます。
松戸でも、 3月 3日(火)夜、商工会館ホールに吉田たいらさんと堂本知事を招いて「福祉学習会」(NPO法人ありのま主催)が開催され(120名ほど参加)、その後市民有志によって「吉田たいらさんを県知事に! 市民応援団・まつど」が発足、活発な活動をしました。
吉田氏の敗北の原因は、立候補宣言が立ち遅れたこと。民主党主導で国政の政権選択が前面に出されたこと。小沢問題への厳しい批判等々があげられます。
▼ 森田県政のゆくえ
森田県政によって、堂本県政が県民参加・当事者参加の政策づくりで福祉施策に光をあてた取組みの後退や森田氏の右翼思想(歴史教科書派)と、新自由主義派として今後どのような政策を打ち出すのか。すでに右翼的な首都圏知事連合の動きを見ると危惧されます。
森田氏が掲げた羽田・成田空港間をリニアモーターカーで結ぶ構想については、鶴岡千葉市長さえ「あんな公約できるのか」と一蹴しています。
▼ 『森田健作を告発する会』が発足、辞任に追い込む運動を
森田健作氏が選挙期間中、徹底的に自民党とのつながりを隠し(自民党東京都衆議院選区第2支部長)、「完全無所属」として有権者をあざむいた手法は、公職選挙法に違反するのではないか。また、大手の安売りショップ、ドンキホーテからの献金が政治資金規正法違反だと新聞でも大きく報道されたことも大きな問題だと考える県民有志たちが、「時機を逃さず、きちんと告発する必要がある」との立場から、『森田健作を告発する会』を立ち上げました。 4月11日(土)夜、市民ネットワーク千葉県(県庁前)会議室で開催された発足総会には70人ほどが参加。役員の選任(代表 井村弘子さん、残土・産廃問題ネットワーク・ちば元事務局長)と今後の運動方針を論議し確認されています。
主な取組みは、駅頭宣伝などの広報活動の強化、告発人から森田健作氏への意見書の提出、県議会で知事辞職勧告決議、100条委員会の設置等々あらゆる手段を駆使して、県民・全国に問題点を明らかにし、辞職を求めていく等々です。
また告発に参加する市民の委任状の締め切り日は、 4月13日(月)『必着』(費用は無料)で取組まれ、何と854通、カンパ236,726円が寄せられました。告発状の提出は、 4月15日(水) 13:30 に千葉地方検察庁特別刑事部(南町分室)に提出。記者会見は、4月15日(水) 16:00〜16:30 県庁記者クラブで行われました。弁護団は、西島 和さんを筆頭に八ッ場ダム住民訴訟の弁護士10名近くがボランティアで担当してくれる見通しです。
2009.04.15 - 吉野 信次 -
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