メッセージ
Last Update : 2006/01/01 
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「専制政治」の小泉政権へ国民の総反撃を!
  あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

  小泉政権による「日米同盟」唯一主義と「構造改革」の名による大企業、「勝ち組」だけを最優先する「専制政治」に、今年こそ国民各層からの総反撃を開始する年にしたいと思います。

  「日米同盟」の中心的課題は、在日米軍基地の再編・強化計画です。関係自治体が一斉に反対の声を上げる中、小泉政権は基地再編・強化計画を問答無用で押し進める姿勢を示しています。小泉首相は、「平和と安定」のためには「しかるべき負担・代価」を払わなければならないと強調していますが、この代価は、米国の無法な侵略戦争を支持し、加担する集団的自衛権行使に通じる道に他なりません。

  「日米同盟」唯一主義が、何をもたらしているか、多くの国民がゆがんだアジア外交に危惧を抱きだしています。小泉首相は、靖国神社参拝を毎年強行し、中国や韓国からその都度きびしい批判・抗議を受けてきました。そのために、中国や韓国とは首脳会談さえ開けない状況に追い込まれています。このような中で、中国脅威論が飛び出しています。

  「日米同盟」唯一主義のゆがみを是正するためには、憲法第9条の精神をアジア外交に活かし、北朝鮮との国交回復、朝鮮半島の自主的・平和的統一実現のための支援、友好・連帯を基調に東アジア地域での非核地帯化構想を実現していくことだと思います。

  一方、小泉「構造改革」は何をもたらしているのか、多くの国民がその実態をつかみきれていないのではないでしょうか。「小泉劇場」を通じて、郵政民営化の是非だけで「大勝」した小泉自民党への支持は、小泉「構造改革」への幻想にとりつかれている結果ではないかと思います。

  昨年4月25日におきたJR福知山線の脱線事故で106名が殺され、11月に明るみに出た「構造設計書」の偽造事件によって、入居者を不安と恐怖に陥れ、社会的信頼を崩壊させた深刻な事態をみるとき、「官から民へ」への「民」は、強者の論理で貫かれた自己利益追求の競争力であること、その中に潜んでいる「負のファクター」がまったく過小化されていることに気づきます。

  小泉「構造改革」の「民間活力」とは、公共サービス部門を、利権や利潤のフロンティアとして位置づけ規制緩和や民営化を通じて儲かる部分だけをかすめ取ろうとする新自由主義グローバリゼーションの流れに乗るものです。この「民間活力」論の中には、「公共サービス」や「公共」という概念が含まれていません。

  新自由主義グローバリゼーションは、資本主義の政治経済システムの行き詰まりという歴史的な背景を伴って生まれています。多国籍大資本の国際的競争力やそれを保障する軍事力の拡大よりも、脱経済成長主義やエコロジー、社会的公正、草の根民主主義、非暴力など「みどりの政治」を市民社会の中に再構築し、暴走するグルーバリゼーションから脱却する道が求められています。

 松戸市政を変える絶好のチャンス!

  千葉県の中で3番目に人口が多く、47万の市民が生活する松戸市。この松戸市は、戦後60年間、一貫して保守・自民党市政が継承されてきました。この松戸市が、今年大きな市政転換の年になろうとしています。今年6月市長選11月市議選を迎えるからです。

  昨年10月に各界・各層の市民が参加して「e市政を創る松戸市民の会」が結成され、現市長に対抗できる市民派・統一候補者の擁立がめざされています。このような動きは、戦後初めての取り組みです。市民の合言葉は、「チェンジ! 4期NO! 新しい市長で市民参画の市政を!」です。

  1000人の会は、市民のみなさんと共に、チェンジのチャンスを生かしきるために、統一候補者の擁立と市長選勝利のために奮闘する覚悟です。市長選の勝利を踏まえて、11月の市議選には、議会からサポートできる力を発揮できるために全力をあげます。是非、ご支援・ご協力をお願いします。

2006.01.01 - 吉野 信次 -    
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