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Last Update : 2003/05/03 
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ブッシュ政権の「戦争中毒」をストップさせる国際的な世論を!
 ブッシュ米大統領は、1月28日の一般教書演説で、イラクや北朝鮮などの政権を「無法者政権」と位置づけ(昨年のような「悪の枢軸」とは表現できない)、「米国と世界が直面する最も重大な危険」として、北朝鮮問題では「平和解決」を追求するが、イラクに対しては先制攻撃も辞さないと、国連の動向に関係なく、フセイン政権解体への単独武力行使の可能性を強調しました。

 国連安保理決議1441は、昨年11月全会一致で採択され、イラクへの新たな査察が行われてきました。1月27日の国連査察団報告では、イラクが大量破壊兵器を開発してきた決定的な証拠を提示していません。イラク査察は継続されています。このような経過を見る時、ブッシュ演説は、国連無視の「戦争演説」であり、まったく説得力のないイラク攻撃論にほかなりません。

 だからこそ今、世界中の人々と国々が、かつてないような戦争NO!イラク爆撃反対!の反戦・平和の国際的なうねりをつくりだしています。ブッシュ政権に国連憲章、国連決議を守らせること、小泉政権に武力攻撃に反対し、戦争協力を拒否する態度表明を強く求めていきましょう。平和的な解決は必ず実現できます。

2003.05.03 - 吉野 信次 -    
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