銭 湯 解 析

燕 湯 (調査:H14.04.21)





  

足:JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅下車、南西へ徒歩約3分。
営業時間:6時〜20時、月曜休
入場料:400円
住所:東京都台東区上野3−14−5
電話:03−3831−7305
URL: http://www5e.biglobe.ne.jp/~tubameyu/index.html


学生時代から東京で一番お世話になった銭湯である。というのも夜行列車で東京に着くのが朝の5時頃で、夏場なんか汗だく、冬場は凍えてガタガタ震えているワシを助けてくれたのがここ。東京中心部の駅前銭湯では珍しく朝風呂を毎日営業しているのは本当に嬉しい。
外観も下町の銭湯らしく若干改装はしているが唐破風建築の白壁に松となんとも言えぬ雰囲気がいい。
内に入れば天井も高い格子天井が風情豊かに出迎えてくれる。関西ではここまで高い天井の脱衣場はあまりないので「東京へ来ましたなぁ」って気にさせてくれる。またここのロッカーは幅が広いので荷物の多い旅人には本当に嬉しい。
浴室は熱い目とぬるい目(浅くてちょっと岩風呂風)の2つの浴槽だけのシンプルな構造で壁画はペンキで描かれた富士山、そして木のぬくもりをを残したままの壁がいかにも江戸風をこれでもか、と訴えてくるのがまたいい。
しかし、江戸風なので湯温は非常に高い。どっちも熱いので初めて訪れたときは入ることができずにシャワーだけで出たほどだ。今はそうそうの温度にも慣れたのであるが、一度浴槽の水温計が52度を指していたのにご年輩のおやじが真っ赤になりながらも鼻歌まじりに気持ちよく入っているのをみて「ワシは絶対に江戸っ子にはなれねぇ」と痛感したことがある。今回調査したときは48度であったが、壁に、

『ぬるかったら番台にお知らせ下さい』

という文字が。。。もうさすが、としか言いようがないっす。
(完全敗北)
旅人には東京をまず先に味わってほしい銭湯である。

風呂上がりにはペプシ(瓶)に明治牛乳の他、オロナミンCなどがある。ちょっと昔には「明治フルパワートマト」という小瓶に入ったスタミナトマトジュースがあって、これを飲んで更なる旅に備えたのであるが。。。もう売っていないのでちょっぴり残念である。
評価:★★★★★
コメント:もう東京に来たら朝風呂は絶対にここがオススメ。


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