銭 湯 解 析
ひさご湯 (調査:H15.01.24) | |
足:営団銀座線・都営浅草線・東武伊勢崎線「浅草」駅下車、北西へ徒歩約8分。浅草寺北側、花やしき真裏。 |
営業時間:9時〜20時30、不定休 入場料:400円 住所:東京都台東区浅草2−24−3 電話:03−3844−0750 関西人からみて「ザ・下町」のど真ん中にある銭湯。 朝風呂を行っているので朝イチに訪れて愉しんできた。 外観は普通の旧い銭湯の佇まいだが、さすが東京。見上げればちょっぴり洋館風の窓枠がなんとも粋である。入れば脱衣場のものすごく高い天井に立派という他はない梁に圧倒される。こういった造りは関西ではあまり見ないので惚れ惚れしてしまう。また中庭に面して硝子障子があり上手く採光しているので場内は明るい。中庭に面して縁台があるので、夏場の風呂上がりは本当に最高だろうなぁ、と思う。 浴室に入れば、静かな室内にガラス窓から朝日が入り込んで本当に明るく清々しい気分にさせてくれる。浴槽は真ん中奥に浅・深のメイン浴槽のみ。深い方が湯温が熱い。浅い方はちょっとタイルが汚れているのはいただけない。また左奥に湯タンクがでーんと置かれているのがここの歴史の深さを物語っている。また浴槽に面してガラス張りとなっていて一見温室のようだが、庭の中は植物達が怪しく育っている。(汗) 奥の壁にはペンキ画で松島が描かれており、周りの壁は木の壁ですごく暖かみのある風情を醸しだし、入っている気分を和ませてくれる。 風呂を充分に満喫して出ようとすると、いきなりインド人風(ネワーリではなかった)の若者が入ってきて湯船に入り、鼻歌まじりに湯を愉しんでいるのを見て、風呂の気持ちよさは万国共通だなぁ、と感じた。(というか、風呂を満喫するインド人はかなり珍しいと思う) 上がると主人と昼過ぎまでしゃべり込んでしまったが、本当にいろんな話をしてくれた老主人に感謝。いつまでもひさご湯と共に頑張って欲しいモノである。 風呂上がりには冷蔵庫の中に牛乳が数本あるのみ。他はいろんなモノでいっぱいになっているのはダメ。これだけは改善して欲しい。 |
評価:★★★★☆ コメント:朝風呂だし建物の素晴らしさには圧倒される。 インド人も愉しむくらい良い銭湯。これからも頑張って欲しい。 しかし、もう少しキッチリとして欲しいので満点評価を逃した。 |