銭 湯 解 析

扇湯温泉 (調査:H18.06.10)







足:近鉄南大阪線「布忍」駅下車、南西へ徒歩約10分。
営業時間:16時〜23時、第2水曜休
 (基本は水曜休みとのこと)
入浴料:大人170円、小人100円
住所:大阪府松原市南新町2ー4−28
電話:非公表

松原市に一カ所ある共同浴場。
旧い集落の内に位置し、ちょっと道は狭く入り組んでいるので見つけにくいが、浴場の前はすっきりと広がっており、玄関先にある祠に拝むご婦人の姿を見るに、ここは地域のコミュニティの中心として今も現役であるんだなぁ、と感じた。
外観は無骨な感じであるが、長い歴史を感じる。
ふと見上げると、

 

子の煙突は立派だ、また「扇湯温泉」と夜にはネオンが光りそうな感じにも見える。

暖簾をくぐり、番台で料金を支払い、脱衣場へ。番台では石鹸やシャンプーも販売されていたのは嬉しい。
脱衣場は広々としていて、思わず走りたくなるほど、でも大人なのでその衝動を抑えつつ服を脱ぐ。
浴室にはいると、高い天井に広い室内のゆったり感に感動。浴槽も真ん中から奥の壁に向かってメイン(深・浅)浴槽のみ。特に浅い目の浴槽はとても広く、気泡やジェット装置なども備え付けられている、また奥にはバイタル(麦飯石)を詰めた箱が沈んでいる。また浴槽に沿って壁には岩が飾られ、岩風呂風に雰囲気を出している、また横のガラス越しには小さな庭もあり、広い浴槽に浸かりながらのんびりと湯を愉しむことができる。
そして入口正面には大きな湯はちがあり、かかり湯できるが、やんちゃな子供ならここで泳いでしまいそう(苦笑)。
また天井の形状も独特で、角張ったドーム状天井に湯気抜きが2カ所と面白い、必見かも。
カランは温度調節可能でボタン式の固定シャワーが備え付けられている。

風呂上がりのドリンクは置いていなかったが、外に出ると自販機もあるのでそこで買い求めるとよい。

また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。
評価:★★★★
コメント:広々とした室内は本当にのんびりとできる。
     煙突と浴室の天井は一見の価値あり。


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