銭 湯 解 析

熊谷湯 (調査:H14.02.17)





 

足:JR「新潟」駅下車徒歩12分、万代橋を越え石川銀行の交差点を左折し本町通商店街に入る。
営業時間:14時〜22時、月曜休
入場料:350円
住所:新潟市本町通六丁目1117−3
電話:025−228−0408

新潟商業地の中心部にて頑張っている銭湯である。
商店街からはわかりにくいが小さな入り口を見つけ、細い路地に入ると「よくきたなぁ」って感じで出迎えてくれる。

  
  
こんな感じで。

暖簾をくぐれば番台でロッカーの鍵を渡されるが、常連さんはロッカーなんか使わずに床に置かれている脱衣かごをつかっている。脱衣場の床はゴザ敷きなのも珍しい。身長計もある。
浴室に入れば驚いた。外観からは想像もできないくらいに天井が高く、すごく広く感じる。奥には立派な富士山の画があり、仕切の壁には越後の名産・鯉のタイル画があり、すばらしい。浴槽は一つであるが深い部分と浅い部分に分かれている。深い部分は1mはあるかな、と思うくらいにすごく深いが逆にゆったりと感じてしまう。浅い部分はジェット風呂となっているのだが、ジェットのすぐ前に丸太棒が一本横切っている。これがまた足を乗せたりその上に座ってゆったりすることもでき、なかなか嬉しい配慮である。実際、多く客がこの丸太棒でみんなが思い思いに風呂を愉しんでいる光景は見ている私も気分がいい。

しかし、ここの凄いところは浴槽だけではない。それは湯の質である。ただの水を使っているようなのだが本当にびっくりするくらいにキレイだ。大阪や東京の水道水や井戸水がどんなに束になっても勝てっこないほどいい質の水で、さすが信濃川!と唸ってしまった。
多分、ここの常連さんが東京や大阪の風呂に入ったならば体中にジンマシンが吹き出るかも知れない。
大学時代、四国の山奥出身の友人が京都の水を飲むだけでジンマシンが出るので、わざわざ実家より水を送ってもらっていた奴がいたが、その彼を思い出してしまった。彼は今どうしているのだろうか?当時の私は大阪から京都に移り住んで「おぉ、さすが京都の水は臭みが少なくて美味いのぉ!」と感嘆交じりにがぶがぶと蛇口から平気で飲んでいたのだが。。。きっと早死にするな、ワシ。(笑)

それはさておき、ここの湯(というか水)の質はさすがである。

風呂上がりにはマミーの他、牛乳は森永、あとはサントリーの缶中心。
評価:★★★★★
コメント:湯のキレイさにはおどろいた。都会の方は行く価値は大いにある。


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