銭 湯 解 析

寧楽湯 (調査:H17.05.22)
 

足:近鉄「奈良」駅下車、南へ徒歩約8分、もしくはJR「奈良」駅下車、東へ徒歩約12分。元興寺の南側。
営業時間:15時〜21時、不定休
入浴料:大人350円
住所:奈良市芝突抜町1
電話:0742−23−0826

ならまちの中に佇む銭湯。
細い路地を歩いていくと突然あらわれる湯のマーク、これは思わず入ってしまいそう。
暖簾をくぐり、狭い下足場を抜け、番台で入浴料を支払って脱衣場へ。室内は横に狭くこれも建物が密集しているならまちの特徴といえる。また道側の窓は一応に磨りガラスではあるが、通りゆく人々がはっきりと見え、服を脱いでいる私はちょっとドキドキ。。。(冗)
で、ここの特筆すべき所は、脱衣場と浴室との間の湯気抜きスペースが、とっても立派で大きくて高さもあり、ならまちの狭さを逆に利用した湯気抜き&明かり取りと、なかなかにアイデアあふれるものである。
早速服を脱いで浴室へ。室内もやはり奥に広い造りで浴槽も仕切壁沿いにメイン(浅・深)浴槽に奥に電気風呂が置かれている。またジェット装置もないので、静かで桶の音がこだまする「カポ〜ン系」銭湯である。
また、天井の湯気抜きも大きく、明かり取り兼ねて構造は脱衣場と同じである。
洗い場は外壁沿いにカランが並び、固定式シャワーが付いていた。

風呂上がりには小さな冷蔵庫に缶が数種類置かれていた。
評価:★★★★
コメント:ならまちの特性を逆に活かした銭湯。
     大きな有家抜きの下で湯を愉しんで欲しい。


リストに戻る