銭 湯 解 析
市立 錦林浴場 (調査:H18.07.29) | |
足:京都市バスの錦林車庫方面行きバスに乗り、「東天王町」バス停下車、東へ徒歩5分。 |
営業時間:16時〜23時、日曜休 入場料:大人260円、小学生60円 住所:京都市左京区鹿ケ谷高岸町2−1 電話:非公表 市が管理する共同浴場の一つ。 歴史のある東山から左京を結ぶ「哲学の道」のちょいはずれに位置する。 外観は公民館的ないかにもお役所的ではあるが、風呂ありますよ、という雰囲気を出そうとしているところはいい感じではある。 暖簾をくぐり、番台で料金を支払う。番台には石鹸やシャンプーなども売られているのは共同浴場では珍しい、やはり観光地・京都だけに、ふらっと立ち寄る旅人も多いのだろう。 そして脱衣場へ、壁沿いには手すりも備え付けられており、バリアフリー対策はさすが公営浴場である。ロッカーはカゴを入れるもちろん京都式。 早速服を脱いで浴室へ。室内はそこそこに広く、ベージュ系のタイルが内を暖かみのある雰囲気に仕上げている。その真ん中に大きなメイン(深・浅)浴槽が鎮座されており、奥の角に気泡風呂、対角線上の手前角には水風呂とサウナ(無料)も備えられており、充実した内容となっている。これで260円は安い。 湯温もちょうど良く、ゆったりと湯を愉しむことが出来た。 また天井の形も独創的で、凹的な形に湯気抜きをしているところも面白い。 カランは、温度調節可能で、大型の固定式シャワーが付けられている、これで頭を洗ったら一瞬で泡など洗い流してくれるので嬉しい。 また浴室内も浴槽やカランにも手すりが付いており、これはいい配慮であると思う。 風呂上がりにドリンクをグイッといきたいところではあるが、共同浴場なのでドリンクは置いておらず残念。脱衣場には冷水器はある。 また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。 |
評価:★★★☆☆(の上) コメント:意外な京都の穴場浴場。 シンプルなのがかえって旅情をかきたててくれる。 |