銭 湯 解 析

  ふれあいの湯(長岡京市営北開田共同浴場)(調査:H15.10.04)




 
 全景

足:阪急京都線「長岡天神」駅下車北北西へ徒歩約12分。



 近景
営業時間:16時30〜22時、木曜休
入場料:170円(平成15年10月1日より)
住所:京都府長岡京市長岡1−48−7
電話:075−955−5618
(問い合わせ等は市役所075−951−2121まで)

良くできた浴場である。
訪れたときは開店直前だったためか多くの客が開店をいまかいまかと待っている姿をみるに、とても地域と密着しているんだなぁ、と感心した。
外観もキレイで立派、あとで聞いたところによれば平成8年に営業開始とのこと。しばらくしてオープンし、私も玄関の自動ドアをくぐって入ればあっという間に満員状態に。
脱衣場も明るくてキレイ。脱いだ服などはカゴに入れてロッカーに放り込む京都式だが、ロッカーは鍵がなくて開放式であった。ま、地元の方々の利用する浴場なので盗難などの心配はないのだろう。物騒な大阪市内に住んでいるのでちょっと羨ましく感じた。また冷水器も置いてあるのは嬉しい配慮だ。
浴室に入ると、いきなり床から湯が出ていてびっくりした。別に湯が漏れている訳ではなく、足裏の汚れを落とすために湯を出しているのだ。こういった最新式設備はありがたい。
浴室内は一般的な広さで真ん中にゆったりとメイン浴槽(浅・深、ジェット・気泡機能付)とサウナがあるだけのシンプルな構造なのだが、脱衣場はじめ浴槽や洗い場のあちこちに手すり(浴槽には階段も)やフラットな床などバリアフリーに徹底した姿勢は評価に値する。洗い場のカランも固定式シャワー(一部ホースもあり)ながらも温度調節可能な最新式のを備え付けている。
料金もさすが市営の浴場だけある、ちょっと贅沢さを感じるが、利用者にとってこれほどありがたいことはない。私でも近所にあれば毎日入り浸って愉しんでいることだろう。
しかし、つい最近150円から170円に値上げしたところを見るに、これだけの利用があっても経営的には辛いのか、とも感じた。
これからももっと愛され頑張ってほしものである。

風呂上がりのドリンクは、公営公共浴場なので置いていないのがちょっと残念であった。

余談であるが、訪れた時間が開店よりもちょっと早かったので周辺をぶらぶらしていると、当浴場の真裏に流れる小川の名前が、

  

「風呂川」というそうな。。。偶然とはいえ、なにかしら風呂との縁を感じてしまった。(笑)
評価:★★★★★
コメント:設備も配慮も立派である。
     これぞ公営公共浴場の強みの本領発揮といったところか。


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