銭 湯 解 析

市立 楽只浴場 (調査:H18.05.27)







足:京都市バス「千本北大路」バス停下車、北へ徒歩約5分。
(バスの系統は多数あり)
営業時間:16時〜23時、日曜休
入場料:大人260円、小人60円、
 洗髪料5円
住所:京都市北区紫野上御輿町25
電話:非公表

市が管理する共同浴場の一つ。
学生時代、この近くに下宿していたこともあり、よく友人たちと「100円風呂行こう」と風呂に行っていた記憶がある。でも卒業してから久しく行っていなかったこともありふたたび訪れてみた。

場所は千本通沿いにあり、対面には仏教大学も近い。また昔よりは随分と値上げしたとはいえ安いので、下宿学生の利用も多い。
玄関前にはスロープや手すりなどもあり、バリアフリーに努めているのはさすが公営浴場である。
暖簾をくぐると、目の前に券売所があり、料金を支払って入浴券をもらうが、それが、

 

と昔ながらのアルミ製の入浴券に非常な懐かしさを感じた。いまもこういった券があるのは驚いた。(私は記念にこっそりと撮影したけど、みんなの大事な券なので撮影はいいけど持ち帰ってはいけませんよ。)

そしてこの入浴券を番台で渡して脱衣場へ。また番台には石鹸やシャンプーなども売られているのは共同浴場では珍しいが、これはいいことだと思う。
そして脱衣場へ、ロッカーはカゴを入れるもちろん京都式。また座台もあって風呂上がりに一息しているお客さんののんびりした姿が微笑ましい。
服を脱いで浴室へ。室内はそこそこに広く、真ん中に大きなメイン(深・浅)浴槽があり、入口横には水風呂とサウナ(無料)も備えられている。湯温もちょうど良く、ゆったりと湯を愉しむことが出来た。
また天井はコンクリート臭のするお役所的無機質な造りであるが手前側に湯気が抜けるように工夫されており、やはり合理的なお役所体質がうかがえる。
カランは、温度調節可能で、固定式シャワー付きであった。

風呂上がりには脱衣場に明治牛乳パックの自販機が置いてあるのは共同浴場では珍しい。

また、ここは一般の銭湯とは違って住民のために地域で運営している共同浴場であるので、外来である我々はあまり迷惑をかけぬようマナーの徹底に心がけて湯を愉しんで欲しい。
評価:★★★☆☆(の上)
コメント:学生の利用も多い浴場。
     広くシンプルだが、のんびりと湯を愉しめるのはいい。


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