怪しきモノたち


怪しきモノたち・その72 東京のカオサン






東京・山谷、ここは「ドヤ」と呼ばれる簡易宿泊所が多く立ち並ぶ日本有数の労働者の街である。
このドヤ、宿泊料の安さから最近は外国人バックパッカー(長期旅行者)も多く利用していると聞く。
私は廿世紀浴場を目指して山谷を歩いていたが、電柱を見てはたと歩を止めた。それは電柱に、


 
「GUESTHOUSE KHAOSAN TOKYO」


との看板が。
Khaosan、すなわち「カオサン」とはタイ・バンコクにある超有名な安宿街が集まる通りの名前で、世界中からやる気の欠片なんてこれっぽっちも無い強力なバックパッカー達が集まり、いつも退廃的雰囲気を醸しつつ常にエキサイティングな処で、私もタイに行けば必ず立ち寄っているほどで。


そのカオサンが、東京に!


自称・現役バックパッカーの私にとって、カオサンの名が山谷でお目にかかれるとは思ってもみなかった。
よく見れば、一泊2000円からで浅草駅から徒歩1分とある。ここ山谷とは離れているが、かなりロケーションの良いところにあるようだ。宣伝は外国人の好みそうなデザインであり、私もかなり興味をそそる宿だ。

どうやら公式ページもあるようだ。
http://www.khaosan-tokyo.com/

現在は料金は1泊2200円からのようだが、かなり有名なゲストハウスのようだ。場所も吾妻橋と駒形橋の間の隅田川沿いという立地の良さ。英語の他に仏語もある、さすがフランス人、オリエンタルがお好きだねぇ。

次に東京へ行ったら、ここに泊まろう。

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