2000,11,07作成

戸田小浜駅

戸田小浜 山陰本線 トイレ有・水道? 作りつけ木長いす 1998,07,18

   1998年7月、私は山口県内のJR線と第三セクター鉄道に乗るべく、STBを行いながら各地を転々としていまし
た。その日、山口線に乗って一通り回った後、益田駅で下車し晩御飯をとり、銭湯に行きました。また、益田駅の
周辺にコインランドリーがあったので、洗濯もしました。3日〜4日位の旅行なら洗濯しなくても実家に洗濯物を送っ
てしまえばいいのですが、一週間にもなるとさすがに洗濯しなくてはなりません。駅の近くにコインランドリーがある
のは本当に助かります。ちなみに銭湯よりコインランドリーの方が旅先では少ないです。何日も同じ物を着ていて
も気にならない人もおりますが、私は駄目です。シャツとパンツは毎日変えたいし、お風呂も入りたいです。
「鉄オタは汚い」とか思われないように注意しています。

  その日の最終須佐行きに乗り込みました。戸田小浜までは一駅ですが、距離が9.8キロと長いので11分かかり
ます。そのうち一人のおじさんが私に話し掛けてきました。いつもの「何処からきたの」から始まりましたが、そのうち
「何処で泊まるの」と聞かれました。私が「戸田小浜の駅です」と答えると、おじさんは「うちに泊まっていきなよ」と
言いました。私が「朝早いので」というと、「鍵は開けとくよ」とも言いました。
  戸田小浜で私とおじさんは下車しました。おじさんは「泊まっていきなよ」と言っていましたが、私が「ここに泊まり
にきたので」と言うと、せめてこれでも、とジュース代を私に渡して帰っていきました。今でも本当に感謝しています。

  一人になった私はSTBの準備をはじめました。いつも通りの準備をしていざ寝袋に入ると、なかなか眠れませ
んでした。その日はかなり蒸し暑く、また風も吹いていなかったため汗だくになってしまいました。2時間くらい経ち、
やっとうとうとしてきた頃、急に額に何か妙なものが落ちてきました。すごいびっくりしてあわててそれを振り払うと、
その正体は蛙でした。その件で余計に目が冴えてもう眠れなかったので、起きて時刻表を読んだり音楽を聴いたり
して、朝を待ちました。
  そして長かった夜が空け、少し早めに出発の準備をして一番列車に乗り込みました。

  駅自体は作りつけ木長いすがあり、トイレも駅を出て左に別棟であるので標準的だと思います。駅の周りには
家は何軒も有りますが、特に気にならないと思います。私が眠れなかったのは蒸し暑さのせいなので、暑くなけれ
ば眠れると思います。この時ばかりはおじさんの言うとおり泊めてもらえばよかったと後悔しました。   


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