2002,03,11作成

沢尻駅

沢尻 秋田県 花輪線 トイレ無・水道無 作りつけ木長いす 2002,01,17

   真冬の東北3日目、ゆだ錦秋湖駅を出た私は、花輪線に乗るべく北上していきました。盛岡に到着した時間が
早すぎたため、とりあえず沼宮内まで行きまた盛岡へ戻ってきました。盛岡駅では宮古駅で販売している駅弁も購入
することができるので、その中から海女弁当を選びホームへと向かいました。
   9時40分頃花輪線の列車が入線してきました。編成の中に旧国鉄色に塗り直したキハ58,28がありました。
最近どういう訳かあちこちで国鉄色に戻しているような気がするんですが・・・
   松尾八幡平から兄畑駅付近で行ったり来たりしながら郵便局へ寄っていました。兄畑駅の待合室は暖房のスイッチ
があって、ボタンを押すと数分間暖房が使える仕組みになっていました。これがもし終列車が終わってからも使えるとしたら
冬の駅寝には最適なんじゃないでしょうか?
   夜になる頃私はお風呂に入るべく大滝温泉駅で下車しました。銭湯や温泉に入る場合いつも旅行前に「全国駅前銭湯情報」
という本をコピーして出かけます。本当は本のデータが最新だといいのですが、本が出版されてからすでに5年以上経過している
ため、中にはすでに廃業している所もあります。今回あてにしていた温泉も廃業していました。コピーの地図とにらめっこ
しながら探しましたがそこは空き地になって雪捨て場と化していました。幸い大滝温泉駅の部分でもう1軒掲載されていたので
そちらに入りました。このからみでお風呂に入れないとホントがっかりしてしまいます。
  
   最終列車が到着する時間になり、私は大滝温泉駅から乗り込みました。最初の予定では隣の十二所駅で駅寝する予定
でしたが、車窓から見た感じの雰囲気が何となくよくなかったので、もう一駅先の沢尻駅に決めました。駅に着くと、私以外にも
高校生が数人下車しました。高校生はそれぞれ迎えに来ていた車に乗り込み去っていきました。
   沢尻駅はホームの端に踏み切りがあり、そこから出入りします。待合室のすぐ裏は民家がありますが、駅の入り口が踏み切り
の所1カ所しかないので、特に気にはなりません。トイレや水道はありませんでした。待合室内に扉があったのでトイレかと思って
開けてみると除雪用品を入れる倉庫になっていました。沢尻駅の待合室は新築されていませんが、最近JR東日本管内の
無人駅はトイレのない駅が増えているような気がします。
   到着した時間が早かったため、(20:31着)寝る準備をした後私は手紙を書き始めました。私は旅先から結構手紙を書いて
送っています。相手は旅先で知り合った人が多いです。手紙を書いているうちに消灯したので、懐中電灯を照らしながら書き上げ
寝ることにしました。
   
   朝になり私は起き出しました。結局気温はあまり下がらず0〜1℃程度でした。もう少し気温が下がることを期待していたの
ですが、残念です。荷物をまとめ、陸中花輪方面の列車に乗り込みました。

       

沢尻駅待合室内の様子です。
ホームと待合室です。画像左手の方が駅入り口
になっています。


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