2001,01,25作成

楡原駅

楡原 富山県 高山本線 トイレ有・水道有 作りつけ木長いす 2001,01,15

  本来ならこの駅でSTBをする予定はありませんでした。北陸本線の親不知駅でSTBするつもりでした。
午後3時頃予定よりもかなり遅れて親不知駅に到着した私は、親不知郵便局で貯金した後、駅で列車を
待っていました。ダイヤはかなり乱れていたので、いつやってくるのか分からない状態でした。親不知駅には
列車が近づくのを知らせる装置が付いているので、その音が聞こえるたびにリュックを背負い乗りこむ準備を
しましたが、一向に富山方面の普通列車は現れませんでした。駅備え付きの電話で聞いたら、1本運休に
なっていました。2時間近く待ってやってきた列車に私は乗りこみました。
  親不知駅は長いすがあります。駅の前は車道になっていますが、メインルートからは外れているので、
STBにはいい駅だと思いました。トイレや水道もあります。
  
  富山駅に到着し、私は銭湯に行きました。体が冷え切っていたので本当にありがたかったです。
銭湯を出た後、富山駅に戻ると駅はかなり混乱していました。特急も普通列車も何時間も遅れて到着し
完全にダイヤがない状態でした。富山駅ではその時も改札に駅員を1人しか配置していなかったので、
しっかりとした対応はしていませんでした。
  22時頃、金沢行きと泊行きの普通列車が設定され、出発していきました。しかし私の目的は親不知のため
直江津行きに乗らねばなりませんでした。しかし、いつまでたっても直江津行きの普通列車は設定されず、
聞いても「いつになるか分からない」との答えでした。その時北陸本線は混乱していたものの、富山港線や
高山本線はほぼ正常に運行していました。
  そのうち、1番ホームに高山本線の猪谷行き普通列車が入線してきました。私はこの時、親不知駅での
STBを諦め高山本線のどこかの駅でSTBする事に決めました。
  23時頃、定刻より少し遅れて列車は発車しました。乗ったときはまだ何処でSTBするか決めていません
でしたが、何となく笹津駅か楡原駅なら大丈夫だろうと思っていました。どっちか迷いましたが、楡原駅に
決定しました。

  23時40分頃列車は楡原駅に到着しました。楡原駅は、上り線と下り線にホーム待合室が、ホームから
階段を降りたところに駅舎があり、そこにも待合室がありました。最初は普通の待合室の方で寝るつもり
でしたが、待合室の中が変なにおい(タバコのにおい)がしたため、私はホーム待合室で寝る事にしました。

  ホーム待合は作りつけ木長いすになっていて、少しですが座布団もありました。駅の待合室も作りつけ
木長いすになっています。トイレと水道は駅舎内にありますが、水道は凍っていて使用できませんでした。
駅の前は国道41号線が通っていて、トラックの往来が結構あります。そのため、駅待合室だとトラックの
音が気になってしまう可能性があります。その点、ホーム待合室ならその心配はないと思います。
  だいたい0時〜0時30分位の間に電灯が消灯しました。
  
  朝5時30分頃に目覚ましをセットしましたが、その前にラッセル車の音でめが醒めました。駅の除雪をする
人たちもすでに活動していました。私が起きてまだ少し寝ぼけていた頃にその方たちがホーム待合室のドアを
開けました。私が「寝てました」と言うと、「寒くなかったか」と言われました。
  そして私はいつも通り片付けをして富山行きの始発列車に乗りこみました。この時はまだこれからの
大波乱は予想も出来ませんでした。

   

楡原駅の駅舎です。左の電気がついている
所が待合室です。右の小さな扉はトイレです。
ホーム待合の中の様子です。私はこちらで
STBしました。
ちなみに夜0時頃の気温、外は−2度、中は
0度。朝6時頃の気温、外は−6度、中は−2度
でした。
駅の様子です。ホームは駅舎から少し高い所に
あります。


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