2001,03,13作成

有戸駅

有戸 青森県 大湊線 トイレ無・水道無 作りつけ木長いす 2001,03,05


  今回下北半島へ行くのに何処の駅でSTBするかあれこれ考えました。最初は毎度おなじみの「狩場沢駅」も
考えましたが、起きた後の予定を考えると大湊線にしようと思いここに決めました。
  今年はどうも旅行の時に予定が狂いやすく、出発の時に乗った「ムーンライトえちご」も新宿駅の架線故障の
ため、出発が30分遅れました。今回は新潟に到着するまでには回復していたので助かりましたが、内心はヒヤ
ヒヤしていました。村上に到着後は皆さんおなじみの酒田行き、秋田行き、青森行きの普通列車に乗り継いで
行きました。そのまま青森まで乗りっぱなしでもよかったのですが、旅行貯金をする関係で「大鰐温泉駅」と
「碇ヶ関駅」で下車し、郵便局に寄っていきました。貯金を済ませ今度は青森駅の少し手前「鶴ヶ坂駅」で下車
しました。一見何もない無人駅ですが、徒歩3分位で「たらぽっき温泉」という温泉があり、そこで入浴しました。
  青森駅の近くで食事をして、今度は野辺地まで行きました。ここで最終の大湊行きに乗りかえるのですが、
下りの特急はつかりが遅れていてそれを待っての発車でした。
  野辺地駅をでた列車は強風の為減速運転となっていました。大湊線内は風の強い所が多く、風速によって
減速しての運転や風による列車の運休も珍しくない所です。この時も列車は車体を揺らしながら北野辺地駅に
到着しました。その後列車無線で運転規制の解除の指令があり、通常の速度で走り出しました。

  有戸駅には少々の遅れで到着しました。列車がホームから去った瞬間私は物凄い風に煽られました。そして
登山用のリュックに付けていた雨よけのカバーが飛ばされてしまいました。「あ!やばい」と、とっさに思いどう
やって取りに行こうかと思いましたが、線路上に落ちたカバーは幸いにも逆風でホーム側に戻ってきました。
私は慌てて線路に下りてカバーを取りに行きました。
  私が待合室で寝る準備している間も風は止むことなく吹きつづけていました。時より猛吹雪になったりもして
いました。歯を磨き口を濯いだあとの水も横に流れていきました。外に出ている間は足に力を入れていないと
飛ばされるかと思うほど強いものでした。
  
  寝る準備も終り、私は眠りにつきました。そして4時45分頃目覚ましがなり私は起きましたが、風は止んで
いませんでした。私は出発の準備をして始発列車に乗りこみました。ちなみに朝の待合室内の気温は−1℃
でした。

  今考えると大湊線の中でも有戸駅周辺には防風林などが無い為、一番風に対して無防備な駅だったのでは
ないかと思います。有戸駅にはトイレや水道の設備はありません。有戸駅だけでなく大湊線内は有人駅
(野辺地、陸奥横浜、下北、大湊)以外の駅にはトイレや水道の設備は一切ありませんでした。この付近でSTB
する際は注意が必要です。有戸駅は作りつけ木長いすで、待合室も広くはないので一人が限界だと思われます。
また、大湊線内無人駅の待合室は概ね小型の為一人が限界だと思います。 

有戸駅の待合室内の様子です。
寝袋とリュックを置くともうゆとりはないです。
有戸駅の入り口です。
有戸駅ホームです。横殴りの猛吹雪
が吹いていました。



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