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あれは確か、何万光年前の中1の現代国語の授業
先生の名前は・・・えっと、忘れました。
教科書のある物語の学習が終わって、その読書感想文
を書く事になったんだけど・・・
今までずっと授業で細かく分析して、この文章の意味
は・・・ とか、あきあきしてたので、今更感想文
もないやねー! でも、宿題だから一応サラサラと書
きました。
たぶんこんな風 「ここんとこは 先生はこんな意味です
・・・って言いましたが、いいえ私にはそうは思えません。
たとえ地球が反対に周っても・・・。」 「何故に、この文章
の意味の正解が決まっているのでしょう・・・感じ方って
人それぞれだし。たとえ犬が笑っても・・・」
なんてね。
さて次の授業、お決まりの先生の有難いお言葉!
「よく書けていた感想文は○○君・○○さんです。」
パチパチパチー・・・
一応それで終わるんかいなと思っていたら
「今回は特別に、あと2人のものも紹介しまーす。」
なんて言って、私ともう一人、みんなの前で読まされ
ました。先生曰く・・・
「この二人は、授業で散々やったのを感想文に書く
なんて・・・もう、書きにくいし・・・やんなっちゃう!って
文章が訴えていて先生はとてもおもろかった。」
なんて、評していたっけ。
あーあ!
あの先生ともう一人の相棒に会ってみたいなあ・・・
更に何億光年前の幼稚園
私はその頃も食いしん坊で、唯一嫌いなものが・・・
「もやし」 見ただけでも気絶するほど嫌いでした。
もちろん、母も熟知していたはず・・・
忘れもしない、年少さんの「さくら組」 わずか3,4歳
楽しい楽しいお弁当の時間がきました。お弁当箱は、
だーい好きなれんげのお花。 ♪おべんとおべんと
うれしいなあ、今日のおべんとなあに?
「きゃあー!」
その瞬間、確かにお弁当のフタを開けたまでは記憶が
ある。しかし、その後はプッツリ何も覚えていない。
白いご飯とおばけもやしのみのお弁当画像を
・・・最後に。
今 こんな娘が同じクラスにいたとしたら・・・
あれはたしか・・・高校入学して最初の自己紹介の時間
普通こんな時は、あまり目だたないように名前とか出身
校とかで「よろしくお願いしまーす」でそそくさと座るもの。
私も花も恥じらうお年頃。 前から順番にすすんで・・・
やだなあ やだなあ・・・って、思っていた・はず。
たぶん・・・
いよいよ 私の番が・・・心臓ばくばく 顔はまっかっか
イスをガタガタいわせながら立ち上がり、あまり見慣れ
ない顔顔顔が私にちゅうもーく。
最初に何をしゃべったのかは定かではない。
ただ、みんなの表情が一瞬ゆがんで 私から視線を
ゆっくり そらす情景がスローモーションでぼやけてゆく。
やけにうわずった声の この言葉とともに・・・
「・・・あっ、最後ですが名前が○○ですので
よろしかったら・・・ユーミンって呼んで下さい!」
今 こんな娘が同じクラスにいたら・・・
「あんた ユーミンじゃなくってムーミンでしょ!」
こんなふうに 下を向きながら 小声でつぶやきます。
我が幼稚園には、マドンナ先生がいた。
園長先生が強面のおばはんだったので、マドンナ先生は
そりゃあもう、あんた・・・まるでマリア様のようでした。
今も目に浮かぶ清楚なお姿。 髪をアップに結い・・・
色白・・・細身・・・もの静かな優しいマリア様。
男の子達の間で、特に噂のまと・・・(どんな噂やねん^^;)。
そのマドンナ先生と幼きまどママとの、ふ・れ・あ・い・・・
桜の花が散った頃。 教室からお遊戯室への渡り廊下にて
遠方には隣のクラスの子たちがゾロゾロゾロ
こちらを見ながらひそひそひそ・・・
大好きだったM君もいる。
「あ〜ん
みんなどおしてこっちばっかり見んの〜」
やだなあ、恥ずかちい・・・
その瞬間・・・
マドンナ先生にお漏らしした毛糸の赤いパンツを
足首までずらされた・・・自分の姿が。
おまけに・・・
スカートは自ら・清々・堂々と・・・
お腹までまくり上げている。
そりゃあ・・・幼稚園児だし・・・
別にかまわないと言えばかまわないのだけど・・・
この歳まで、記憶がありありと・・・。
かすかに、なまぐさい風が吹き・・・
私の足元にしゃがみ込むマドンナ先生の
結いあげたほつれ毛が・・・小刻みにふるえていた。
あれは、春とはいえ・・・
足元からスゥースゥー冷え込む頃のこと・・・。
このミステリーは、小学校5年生の頃
あどけない顔とうらはらに・・・
その口もとには悟りきった微笑みをうかべて
日々・・・やりたい放題だった頃の出来事。
キーンと空気が張りつめ、降るような星空の下
さむーい寒い冬の夜。
その日、いつものようにまた悪さをしでかし・・・
父さんに叱られた。
何の悪さをしたかは・・・いつものように都合よく
サッパリ覚えていない。
傷ついた私は、夜中に裏の田んぼに逃げ出した。
そこは寂しい心のなぐさめ所。寒さで凍えながら、
人生の悲しみ独り占めの・・・得意技。
その時の恐るべき姿
毛糸の帽子をすっぽりかぶり
綿入れ半天何枚も何枚も・・・重ね、
足元はブーツの代わりの黒〜いゴムなが。
そう・・・シルエットはまさしく・・・化け物。
「ああ!お月様。私は・・・不幸の少女。」
自分の身の上の不憫さを切々と訴え、涙はらはら・・・
なぜか青白く光る月に流した涙ゆらゆら・・・
まるでハリウッド映画のキングコングが
月を見て故郷を想う姿のように。
そっ、その時。 漆黒の闇を切り裂く叫び声。
「おっ、お前はだれだー!」
私はあまりのショックで凍りついたように動けんかった。
あれは確か近所のノンちゃんちの小父さんの声。
おそるおそる振り向くと・・・
闇の彼方より懐中電灯の灯りが迫ってくる。
お互い合図するかのようにぐるぐる回しながら
私を取り囲むつもりだ・・・。
「ぐわあーおっ!」
断末魔の雄叫び・・・
私は、追いつめられてゆく化け物。
頭の中がパニックになりながら、しかし
すばやく状況を把握し・・・子供ながらに思った。
「やばい! 父さん、母さんがまた恥をかく!」
私は逃げた。
生まれて10年、今まで走ったことのないような
マッハ15のスピードで♪
転げ回りながら、川を滑り落ちながら・・・
息も絶え絶えに。
薄らいでゆく記憶の中で・・・
私は幼心に身をもって誓った。
もう二度と悪さをしない・・・と。
それは、おどろおどろしい・・・わずか10歳の頃の記憶。
深緑色のベレー帽・黒縁目がねにパイプをくわえ
茶色のパンツスーツ着て・・・
あいつが噂の・・・町の巨匠!
いつも腕組み、眉間にシワ寄せ、
にがみばしったイイ女!
巨匠の手にかかれば、町のちびっ子もムービースター。
宝塚もまっ青のまばゆい世界の幕が開く。
見せ場はいつもラブシーン、裏の田んぼの作業小屋
干し草の代わりの稲わら敷きつめて・・・
ちびっ子ヒロインが、意味もわからず演じます。
OK牧場のラブストーリー
カウボーイと牧場主の娘になりきって・・・
悲しい別れのラブシーン
フカフカ稲わらにむせびながら・・・
許されぬ恋に身を焦がす。
緊張の中・・・場面はラスト・はいらいと。
スタッフ達は息をのんで見守ります。
♪キーン コーン カーン コーン・・・♪
「おーい! ご飯だよー!」
「カアットー!」
「ちっ・・・」 巨匠は神経質そうに首を振り
スタッフ達はすまなそうにうなだれる・・・。
お外は夕焼け真っ赤っか
今日も一日元気に遊び、よい子はお家に帰ります。
まどママ巨匠は小学生
そんな衣装は・・・多分けっして、着てないけれど
思い出す姿は、まさしく町の巨匠・・・
そんなこんなで、時は過ぎ・・・。
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