スーパーテクニシャン／ジェニファー・ウェルズ
INSIDE JENNIFER WELLES
米 1977年 100分
監督 ジェニファー・ウェルズ
出演 ジェニファー・ウェルズ
ワールドカップ開催中は何かと寝不足になるのである。よって、その間は「エロ月間」にしちまって、楽な洋ピンを特集して誤魔化してしまおう、などと目論んでいた。ところが、いざ特集してみると何かと懐かしくて、ラウラ・アントネッリとかコリンヌ・クレリーとかのビデオを引っぱり出して観るハメとなり、「今夜はイタリア戦と『青い体験』の二本立て！」などという事態に陥って、余計に寝不足になってしまうのである。ばかん。
さて、時代はいよいよハードコア全盛期に突入し、またまた懐かしくなって、ただいま『ブギーナイツ』を鑑賞中。Ｐ・Ｔ・アンダーソンによるポルノ業界版『アメリカン・グラフィティ』だ。バート・レイノルズがジャック・ホナーというポルノ監督に扮しており、その代表作が『インサイド・アンバー・ウェイヴス』。ジュリアン・ムーア扮するポルノ女優、アンバー・ウェイヴスの自伝的な作品で、その元ネタとなったのが本作『インサイド・ジェニファー・ウェルズ』（原題）である。監督主演のジェニファー・ウェルズは当時の代表的なハードコア女優。「引退記念作品」とあるが、早々と復帰して８０年代に入ってからも活躍した。ハードコア女優にしては息が長かった人である。