ロボット・モンスター 米 1953年 白黒 |
借りてきたゴリラの着ぐるみに潜水帽を被せただけのチープなモンスターであまりにも有名なZ級SF怪作。 その酷さを書き連ねたらキリがないが、特に呆れるのが登場人物たちの緊張感のなさである。 |
緊張感がないにもほどがある。あまりのことに呆れていると、ラストで唐突な夢オチ。作り手の誠意のなさ、やる気のなさがビシビシと伝わってくる。仲間で集まってゲラゲラ笑いながら観るならいいが、一人で観るとかなりのダメージを受ける作品であることは確かだ。(私がそうだった) 製作のアル・ジンバリストは、他にも『月のキャットウーマン』や、巨大なスズメバチのハリボテが涙を誘う『モンスター・フロム・グリーン・ヘル』等、最低SFをいくつも世に放っている。ナメとんのか? |