ギャラクシーナ 米 1980年 95分 |
本作は「スター80」ことドロシー・ストラットンの初主演作である。しかし、彼女はこの後、二度と主役を演じることはなかった。この直後の80年8月14日、ヒモに惨殺されてしまったのである。 彼女を殺した男の名はポール・スナイダー。デイリークイーンで働いていた彼女を口説いて写真を撮り、それを「プレイボーイ」誌に送りつけた。写真は社主ヒュー・ヘフナーの眼に止まり、「ブレイメイト・オブ・80」に選ばれた。かくして、ヴァンクーバーの田舎娘とそのヒモは、ハリウッドへのチケットを手に入れた。 |
結局、すったもんだの大騒動となり、夫は彼女を縛り上げ、アナルを犯して、ショットガンで顔を撃ち抜く。そして、自らも頭を撃ち抜き、田舎娘とヒモの夢は藻屑と消える。 そんな物凄い裏話のあるこの作品、DVD化されたのを機に見てみたが、なんともすっとぼけたSFコメディ。ギャグがすべてスベッているという意味で『クイーン・コング』にテイストが近い。 ちなみに、監督は『溶解人間』のウィリアム・サックスで、例の長い廊下の倉庫(デブの看護婦が走って逃げるアレ)でまたしてもロケしているのには笑ってしまった。 |
備考 |
「例の長い廊下の倉庫(デブの看護婦が走って逃げるアレ)」は「最低映画の写真で一言・第96回」に出題されている。 |
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