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チェリー2000
CHERRY 2000

米 1986年 94分
製作 エドワード・R・プレスマン
監督 スティーヴ・ジャーナット
出演 メラニー・グリフィス
   デヴィッド・アンドリュース
   ベン・ジョンソン
   パメラ・ギドリー
   ブライオン・ジェームズ


 テレビ東京は突如として珍品を放映するので油断できない。
 例えば、夜中の二時過ぎに『ムーミン』を放映したりする。ポーランド製の人形アニメで、吹替は岸田今日子ただひとり。スナフキンやスニフ、ヘムレンさんまで岸田今日子で、「丑三つ時の岸田祭り」という楽しいんだかなんだかよく判らない事態が勃発したが、昼間に放映してはどうだろうか?。その方が子どもたちが喜ぶというものだ。
 この『チェリー2000』というカルトムービーも、夜中の二時過ぎに突如として『ラブアンドロイド・チェリー』という題で放映された。TV欄でめざとく見つけた私は「メラニー・グリフィス主演」の部分で『チェリー2000』であることを察知。「見てみたいけど買うほどでもないカルトムービー」をロハで録画することが出来たのだから、最低映画館にとってはテレビ東京さまさまだ。合間のCMは永谷園ばかりだけど。


 要するに「クエスト・フォー・ダッチワイフ」の物語である。チェリー2000というHなロボットを泡踊りでオシャカにしてしまった主人公が、その代替品を見つけるために荒野を駆けずり回るのだ。
 アホやろ?
 で、メラニー・グリフィスがこのチェリー2000かと思っていたら否、彼女は荒野のバーバリアンで、ダッチワイフ探究の旅の先達を務めるも、次第に愛が芽生えて、二人はしっぽり濡れましたとさ。めでたしめでたし。

 可もなく不可もなく、という作品である。『ボディ・ダブル』後『ワーキング・ガール』前の燻っていた時期のグリフィスの作品ということでカルト化しているに過ぎない。他に、珍しくイイ親父役のベン・ジョンソンブライオン・ジェームズ(チョイ役なのが残念)の顔が見られる。


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