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デッドリー・ウェポンズ
DEADLY WEAPONS

米 1973年 75分
監督 ドリス・ウィッシュマン
出演 チェスティ・モーガン
   ハリー・リームズ


 最近は「巨乳」では足りずに「爆乳」と云ったりするが、この「爆乳」の究極にいるのがチェスティ・モーガンである。73インチ=2メートル3センチの天然のバストを持つこの女はもはやフリークスである。それを見て性的に興奮する男はあまりおるまい。ただただ「スゲエッ」と感想をもらすのみであろう。
 で、彼女に対する見世物的興味だけで成り立っているのが本作である。愛人を殺された彼女が乳で報復する。悪人どもを乳で窒息死させるのである。つまり「デッドリー・ウェポンズ」とは、二つの胸のふくらみ(どころではない)のことなのである。そんなわけだから、乳以外には見どころはない。

 他に見どころといえば、喉にクリトリスがある女を描いたハードコア『ディープ・スロート』の巨根男優、ハリー・リームズが自慢のチンポコをさらすことなく出演していることぐらいだろうか。せっかくリームズを出したのだったら、巨乳対巨根のハードコアにすればよかったのに.....。まあ、レズビアンの女流監督、ドリス・ウィッシュマンだから仕方ないか。


 ところで、このウィッシュマンさん、チェスティと肉体関係があるのかどうかは知らないが、同年にもう1本、彼女の主演作『ダブル・エージェント73』を撮っている。今度は彼女は凄腕のスパイだ。
 巨大な乳は相変わらず大活躍で、乳ビンタをするわ、ユラユラさせて催眠術をかけるわ、バラエティが富んだ分、こちらの方が面白い。その上、左の乳にはカメラが仕込まれており、ひと揉みするごとにカシャリとシャッターが降りる。だから、彼女は盗み撮りするためには上半身裸にならなければならない。これはかなり間抜けである。
 書類を盗み撮りをしているところに敵が現れ、ブルーンと揺すっておっぱいビンタ。と同時にカシャリとシャッターが降りて、敵の顔が撮影されるという寸法。あまりのバカバカしさに感動してしまった。


 

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