キラーン。(左写真)。
これはシドイなあ。ギャグがすべてスベッてる。
あまりにスベるんで広川さんも「この映画ってナニ!?」と何度もツッコミを入れているが、それさえもスベってる。
まったくダメな映画は吹き替えでは救えないことを思い知らされた。
あれッ?。終わっちゃった。
もう書くこと、何もないや。
キラーン。(もういいって)。
結局、この映画は「どうして2001年の日本で劇場公開されなければならないのか?」。この1点に尽きる。罪深きはアルバトロスである。広川御大に失礼ではないかッ。
書くことがないので、この映画を劇場で観たちちはるお君に電話した。
「客席の反応ってどうだったの?」
「みんな広川ファンなんだよ。だから無理して笑ってたよ」
「どのギャグが受けてた?」
「何ってこった、パンナコッタって古いかってやつ。キラーンも受けてたけど、それぐらいだよ。とにかく退屈だったよ」
「君、俺の代わりに、あれ、書かない?」
「いやだよ。書くことないもん」
「俺も書くことないんだよ。ロンドンを舞台にしてるけど、実はイタリア映画(正確には伊英合作)だってことと、主演が『ドッキリボーイ』シリーズの奴ってことぐらいで」
「なに、それ?」
「知らないの?、『ドッキリボーイ』」
「知らない。どんな映画?」
「.....俺もよく覚えていない」
「.....頑張って書いてくれよ。ところで、週末に飲まねえか?」
というわけで、あっさりとうっちゃられた『クイーン・コング』。DVDを買わなくて良かったあ。
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