マック・セネット
MACK SENNETT(1880-1960)
云わずと知れた「ドタバタ喜劇の父」。
もともとは舞台のコメディアンだったが、やがてバイオグラフのために喜劇映画を監督するようになり、1912年に独立してキーストン・スタジオを設立。この時にバイオグラフから引き抜いたのがメーベル・ノーマンドである。当時、二人は恋人の関係にあった。
翌年にロスコー・アーバックル、チャールズ・チャップリンをスカウトし、サイレント喜劇の黄金時代を築く。二人が独立してからもベン・ターピン、ビリー・ビーヴァン、ハリー・ラングドン等、数多くのコメディアンを売り出している。
キーストン映画と云えばドタバタ警官隊「キーストン・コップス」があまりにも有名だが、喜劇の合間に登場する「ベイジング・ビューティーズ(水着美人)」も殿方の眼を大いに楽しませた。JFKの御父上、ジョセフ・ケネディの二号だったグロリア・スワンソンもこの「ベイジング・ビューティーズ」の出身である。
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