ヘルター・スケルター 米 1976年 119分 TVM(オリジナル版は194分) |
チャールズ・マンソンの事件は、犠牲者の方々には申し訳ないが、知れば知るほどマヌケである。だいたい「神の啓示がビートルズ」ってところが教祖にあるまじきミーハーだし、『ヘルター・スケルター』はハルマゲドンなんかじゃないよ。グルグルまわるすべり台の歌なんだよ。 そんなマヌケなマンソン事件を、かなり真摯に受け止めて再現したのが本作である。捜査側から描いた法廷劇なので、事件の猟奇的な部分を期待する方には物足りないかも知れない。(そもそもTVムービーなので、過激な描写は左の写真が限界である)。しかし、事件の概要を知る上ではもってこいの教材である。『週刊マーダー・ケースブック〜シャロン・テート殺人事件』とシンクロさせて鑑賞すればもうバッチリ。君も明日からマンソン博士だ!。 え?。なりたくないって?。 |