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カリフォルニア大沈没!?
CRACKING UP

米 1977年 73分
監督 ロウビー・ゴレン
   チャック・ステイリー
出演 フレッド・ウィラード
   マイケル・ミスラヴ
   ポール・ゼグラー
   マイケル・マッキーン
   デヴィッド・L・ランダー
   ハリー・シェアラー
   ボブ・マクラーグ
   エディ・マクラーグ


『ドムドム・ビジョン』類似のパロディ映画であるが、こちらの方が断然面白い。というのも、ここに収録されているギャグの数々は出演者たちの持ちネタなのだ。練り上げられたネタなので面白いのも道理である。

 ダントツに可笑しいのがフレッド・ウィラード、マイケル・ミスラヴらのエース・トラッキング・カンパニーである。ここでは3本のネタを披露している。どれも素晴らしいが、最高に可笑しいのがトリのネタだ。家具屋の店長が客にベッドを売り込むのだが、客はチンポコの話だと思い込む。アンジャッシュのような「行き違いコント」である(写真上)

「あなたのは小さ過ぎますね」
「女房から聞いたのか?」
「もう2、30センチは必要です」
「30センチも?」
「そう。幅が」

 マイケル・マッキーン、デヴィッド・L・ランダー、ハリー・シェアラーのザ・クレディビリティー・ギャップもなかなか笑わせてくれる。人気コメディ番組『Laverne & Shirley』のレギュラーとして当時から人気者で、『1941』や『ユーズド・カー』にも出演、最近では『スモール・ソルジャー』や『バグズ・ライフ』の声の出演でもお馴染みだ。

 以上の他に、最低映画館的に注目すべきキャストがいる。ボブ・マクラーグである(写真下)。とにかく下品なんだな、このおっさんは。持ちネタのすべてが下品なのだ。ほんとスゴイぜ。俺は愛してるぜ、おっさん。あんたのおかげでいつでもどこでも安心してクソできるぜ。ぶりぶりぶりぶり〜。(註1)

註1 これを書いた時、おそらく泥酔していたのであろう。


 

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