奇人たちの晩餐会 仏 1998年 80分 |
最近、本当に面白いコメディというのがあまりない。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』の続編『危険な動物たち』も今一つだったし、映画版の『ビーン』もTV版には及ばなかった。そのローワン・アトキンソンとジョン・クリースが共演した『ラット・レース』も、元ネタの『おかしなおかしなおかしな世界』よりは面白かったが、期待外れの感は拭えない。 或る鼻持ちならない金持ちのグループ。こいつらは月に一度、それぞれが見つけてきたバカを招待する晩餐会を催し、どのバカが一番かを競い合っていた。主人公のピエールは「これこそバカ中のバカ」という物凄いバカを見つけ出す。「今月の優勝は俺に決まり!」と喜び勇んで晩餐会へ向かおうとすると、とんだハプニングでギックリ腰を患う。これでは思う存分にバカを笑うことができない。キャンセルしようと受話器に手をかけると、なんとッ、そのバカが彼の家にやってきてしまったのであった.....。 |