トム・バーンズ Tom Lionel Burns (イギリス)
1958年6月11日、イングランド北西部のカンブリア州バロー・イン・ファーネスにおいて、2人の少女、シーラ・バーンズ(5)とラヴィニア・マレー(5)が行方不明になった。遊びに出掛けたまま、夕食時になっても帰って来ないのだ。直ちに近隣住人を中心に捜索隊が組織されたが、その姿は一向に見つからなかった。 2日後の6月13日、2人の無惨な遺体が元トラック運転手、トム・バーンズ(71)の自宅の寝室で発見された。縛られて、性的に陵辱されて、ナイフで切り刻まれていたのである。肉が抉り取られている箇所もある。どうしたのだと訊ねると、 「焼いて食べた」 えっ? もう一度訊くけど、どうしたんだ? 「焼いて食べた」 そうかあ、食べちゃったのかあ、などと納得出来る話ではない。バーンズは誰の目から見ても明らかな精神異常者だった。 バーンズの趣味はピアノだった。おそらく、2人の少女はピアノの音に誘われて、この異常者の家に足を踏み入れてしまったのだろう。 結局、バーンズは法廷においても精神異常と判断されて、裁かれることなく精神医療施設に収容された。
(2012年10月7日/岸田裁月)
http://www.murder-uk.com/ http://murderpedia.org/male.B/b/burns-tom-lionel.htm http://www.hexhamcourant.co.uk/double-murder-house-for-sale-1.147393?referrerPath=26050 http://news.google.com/newspapers?nid=1301&dat=19580615&id=1d1YAAAAIBAJ&sjid=F-UDAAAAIBAJ&pg=1216,3517312
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