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ジーネス・フリーマン
ガートルード・ジャクソン

Jeannace Freeman & Gertrude Jackson (アメリカ)



ジーネス・フリーマン


遺体が遺棄された渓谷

 1961年5月11日未明、オレゴン州ユージン在住のレズビアン、ジーネス・フリーマン(19)とガートルード・ジャクソン(37)は、ピーター・スキーン・オグデン州立公園において、ジャクソンの2人の子供を殺害した。
 まず、ラリー(6)の頭を殴り、首を絞めて殺したフリーマンは、そのちっちゃな性器をタイヤレバーで削ぎ落し、遺体を高さ100メートルほどの渓谷に突き落とした。
 次いで、マーサ(4)の性器も削ぎ落し、今度は生きたまま渓谷に突き落とした…。

 やれやれ。酷いことをするものだ。

「2人の関係を維持するためには子供が邪魔だった」とのことだが、ならばどうして性器を削ぎ落さなければならなかったのか? 実は悪魔的なプレイの一環だったのではないだろうか?
 事実、タチ役のフリーマンは全身タトゥーだらけで、拳には「HATE」と彫られていたという。なにやら『狩人の夜』のようだが、彼女があの映画に登場する偽伝道師の殺人鬼、ハリー・パウエルに心酔していた可能性は十分にある。

 遺体は翌日に発見され、間もなく2人は逮捕された。
 すべてを自白したガートルード・ジャクソンは終身刑を云い渡されたが、7年後には早くも仮釈放されている。
 一方、主犯たるジーネス・フリーマンは死刑を宣告された。但し、1964年にオレゴン州で死刑が廃止されたため、終身刑に減刑されて、1983年に仮釈放。ところが、6ケ月後にムショに逆戻り。「幼い子供を持つ女性と暮らす」という規定違反があったからだ。そして、1985年に再び仮釈放。その後は行方知れずである。

 なお、1974年11月11日付の地元紙『オレゴニアン』には、フリーマンが獄中で書き綴った手記が掲載されている。些か長文なので割愛するが、その主張は概ね以下の通り。
「私が殺そうとしたのはガートルード・ジャクソンだった。しかし、彼女が息子を盾にしたために、過って殴り殺してしまった。そして、事件を隠蔽するために、遺体を渓谷に投げ捨てた」
 あのお、あんた、もう1人殺しているんですけど。

(2009年12月9日/岸田裁月) 


参考文献

『平気で人を殺す人たち』ブライアン・キング著(イースト・プレス)
http://www.glapn.org/602timeline.html


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