ジョン・クリスティー |
ティモシー・エヴァンスと妻のベリル |
1948年11月30日、ウェールズの警察署に1人の男が出頭した。 |
台所の壁から発見された遺体 |
時は移って1953年3月24日、リリントンプレイス10番地のアパートの1階に引っ越して来たベレズフォード・ブラウンは奇妙なことに気づいた。台所の壁を叩くと、向う側が空洞のような音がするのだ。壁紙を破って懐中電灯で覗くと、人間の背中が見えた。 |
ジョン・クリスティー |
ジョン・クリスティーは1898年4月8日、ヨークシャーで生まれた。父親は労働組合の活動家だった。 |
ジョン・クリスティーと妻のエセル |
やがて第二次大戦が始まった。クリスティーは戦時予備警察官に応募し、なんと採用されてしまう。こんな前科者を採用するのはどうかと思うが、元軍人というところが評価されたのだろう。クリスティーは案の定、権力を笠に傍若無人に振る舞い始める。そして、いよいよ最初の殺人に手を染めるのである。 |
クリスティーが蒐集していた陰毛 |
1948年3月、問題のティモシー・エヴァンスとその妻がリリントンプレイス10番地に引っ越して来た。10月にはジュラルディンが生まれて夫婦仲は円満だったが、翌年の夏、妻ベリルが再び妊娠してからは険悪になって行った。 |
参考文献 |
『連続殺人紳士録』ブライアン・レーン&ウィルフレッド・グレッグ著(中央アート出版社) |