御蔵島伝説

 キュートウキュージン様 伝説 

 昔江戸時代に三宅島の人が無人島のはずの御蔵島から煙が上がっているのを不思議に思い見に行くと、男の人が住んでいた。どのくらい前から居たのかと聞くと、「オサダの花が七まわり半咲いた」と答えたそうです。御蔵島ではこの人の事をキュートウキュージン伝説として今に伝えられています。写真は御蔵島で撮影。三宅島の見える高台に咲いていました。
 (旧渡旧人や九頭九神と書く場合もあるそうです。出展:御蔵島民族資料緊急調査報告 東京都教育委員会より)

御蔵島に咲くオサダの花(センニンソウ)
キュートウキュージン様の祠
 かつてはこのあたりに神山があったと言われています。かつてはこの祠よりも下に村があった時代もあったということです。