■船の上で体が冷えると体力が消耗して船酔いしてしまうことがある。水の熱伝「達」率は空気の100倍以上。体熱が奪われ体力がどんどん消耗してしまう。これを防ぐのにはウエットスーツが効果的。ウェットスーツの着用によって体力の消耗を減らしてくれる。体力の消耗は酔う原因にもなるので注意だ。ダイビングの講習では水の熱伝導率は空気の26倍なので体の熱が奪われやすいとしてますが、実は熱伝導率が高いだけでは体は冷えるとは言えない。熱伝「導」率と比熱が大きいことによって、熱伝「達」率が大きくなり熱が奪われやすくなるのだ。 ■早いイルカを追いかけてしまうと大変疲れてしまいます。またゆっくりなイルカに出会っても、人間の方が早い動きをするとイルカも早い動きになってしまいます。がんばって泳いてしまうと後半は泳げなくなるし、体力を消耗してしまい、船からあがるとぐったりしてしまい、酔いやすくなるだけでなくそのまま体調不良になり寝込んでしまったりもすることもある。また一日二回もウォッチングに出かけると、二回目の後半ころにはかなりぐったりしてしまい、酔いやすくなるので注意だ。 ■日頃の仕事の疲労が蓄積されている方の場合、前日は気をつけて休もうと思っても実行しづらい。日頃から疲労困憊するまで自分を追い込まないことだ。そのような状態で海に出るとやはり酔い止めが効かなかったり、体をこわしてしまったりする。 |
■御蔵島行きの船ではついつい盛り上がってしまい、消灯時間後もデッキに出て夜風に当たりながら話し込んでしまったり・・・。でも翌朝は6時に下船だ。ということは5:30にはもう起きなくては!消灯時間になったらすぐに寝よう。御蔵島でも翌日のウォッチングの為に、11:00pmくらいにはもう寝ていよう。睡眠不足だと、酔い止めを飲んでいても酔うぞ。(時々部屋で、夜遅くまでどんちゃん騒ぎをしている社会人のグループの方々がいます。他の方に大変迷惑ですよ。) ■御蔵島に行く為の休暇を取るのに前日まで無理な残業をしてしまい、当日になると疲労も睡眠不足も蓄積された状態に・・・。体調不良でダイビングやウォッチングは船酔い波酔いの原因だ。これも酔い止めを飲んでいても酔ってしまうことが多いぞ。 ■夜更かしをするタイプの人は要注意。慢性的な睡眠不足に陥っていることがある。そのまま御蔵島に行くと、船酔いだけでなく体調を崩すおそれがある。 ■最近ではインターネット依存の睡眠不足も増えているぞ。 |
■ウォッチング船での席は、意外にも酔いと関係がある。御蔵島のウォッチング船は重心が後ろにある。その為、波をうけながら走るときは、船の前部(おもて)が跳ね上がりやすい。つまり船の後ろの方が揺れが少ないのだ。眺めは良くないかも知れないが、酔いやすい人はできるだけ後ろに座ろう。酔ってしまったら眺めどころではないからだ。 ■船に乗っているときは、上半身の力を抜いて少し前かがみに座わってみよう。船の舳先が跳ね上がるのにあわせて軽くお辞儀をしてみよう。そして舳先が下がるのにあわせて元の少し前かがみの体勢に戻す。腹筋と背筋を軽く使う運動だ。をこれをやるだけで酔うことがかなり予防されるはずだ(ついでにウエストも細くなる。かも。)。こうすると船が波に揺れても、頭の位置だけはほとんど変わらないので酔いにくくなるのだ。横揺れに対しても同じように、船の左舷が持ち上がるときは、持ち上がるのにあわせて体を左に傾け、船の右舷が持ち上がるときには、それにあわせて体を右に傾けると頭の位置は変わらないでいられるので酔いにくくなるのだ。横揺れのことをローリング、舳先が上がったり下がったりするのをピッチングというが、このときに大事なのは、ローリング、ピッチングの程度にあわせて体を前後左右に傾ける量を調整するのがコツだ。ロデオの牛を乗りこなす動作と基本的に同じなのでそれをイメージしてやってみよう)。ちゃんと出来ているかの確認は、波が来て船が傾いても船の周りの景色が上下や左右にに動かないでいられたかどうかで見分けられる。 |
■さて、あとは何かに対する緊張感や恐怖感が酔いを導いていることがあるようですよ。まずは、あせらず、日頃から海と仲良くなる方法を意識して考えてみるとよいと思いますよ。 ■船の上では波や、水しぶきを楽しんでみましょう。そして島の森の深さや、生き物たちの動く様子にも目を留め、気持ちをリフレッシュさせてみましょう。 |
■行きの船の中でビールはお約束ごとっぽい。でも翌朝アルコールが少しでも残っていると酔い止めが効かないことも多いぞ。普段は何でもない量でも、船に乗ったり泳いだりすると酔う原因になってしまう。 ■御蔵島での夜。今日の一日の体験を飲みながら分かち合いたいところである。しかし、普段は焼酎1本空けても何ともなくても、昨夜のビール1瓶が翌朝、酔い止めを効かなくしてしまうことがある。特にウォッチングで疲れている日は翌日のことも考えてアルコールは控えめにしよう。 |